「飛鳥U」熊野大花火クルーズ  後編
4.浜島に上陸
   
今日は「浜島」に上陸です。

飛鳥Uは大きすぎて港に入れません。 沖に止めて、テンダーボート(救命艇)で上陸となります。

「何時に上陸できるかな?」

飛鳥Uには800人の乗客が乗っています。
ボートでの上陸は時間がかかるので、オプショナルツアーを申し込んだ人から、優先的に下りることになります。

先日調べたバスの時間は9:25発。
一般乗客の上陸は9時ごろなので、ギリギリ間に合うか?



飛鳥Uは浜島沖に錨を入れて、ボートの用意を始めましたが、
我家はこれから朝食です。

カフェでバイキングなので、毎度毎度食べ過ぎますね。
帰ったらしばらく「茶漬け」です。


今日の朝は洋食バイキング テンダーがおろされます

オプショナルツアーの下船客が一段落して、我家の下船の順番が来ましたが、時間は既に9時過ぎ。

港からバス停まで10分と聞いていましたが、それ以上あればアウトです。
テンダーボートは飛鳥Uを離れ港に向かいます。  が・・・

「結構遠いし・・・遅いよ」

なかなか港は近づきません。見た目よりかなり沖なんでしょう。
やっとの事でたどり着いた港は、辺鄙な場所。
数隻の漁船と、昆布を干してる漁師さんがいるだけ。

飛鳥Uに乗っていた観光案内のお姉さんが、
「何も無くて すみません」と言ってましたが、そのとおりです。



バスの発車まで 
「あと5分しかないじゃん」

もらった地図を片手に急ぎます。
「最初の信号を右って・・・・
信号無いじゃん

田舎なので、「最初の信号」はかなり先です。



考えが甘かったようです。
バス停に着いたときは、バスは既に出た後。
次のバスまで・・・「1時間待ち?」

仕方が無いので、タバコ屋で聞いたタクシー会社に電話します。

「浜島のバス停まで1台・・・」
と交渉するのですが、どのタクシー会社も返答は同じ。

「今日は豪華客船が入港していて、みんな貸切で出払っています」
「・・・・・」


途方にくれる我々の前にバスが来ましたが、これは反対方向行き。
その後も電話をかけ続け、やっと見つけたタクシー会社がOKの返事。
迎えに来てくれるそうです。

これでなんとか、最寄の大きな街まで行けそうです。


タクシーで3,500円。
一番近い近鉄の「鵜方駅」に到着。

浜島の岸壁からは 飛鳥Uが手配したシャトルバスが、志摩スペイン村に往復します。

この「鵜方駅」を通るので、途中で降ろしてと言ったのですが、残念ながら却下されました。
もう少し融通効かしてくれれば、ありがたいのですが。


さて、ここからはレンタカーで鳥羽を目指します。
鳥羽の港には 昨夜一緒だった「ぱしふぃっくびいなす」が錨を下ろしています。

そう言えば、我家がクルーズに夢中になったのは、8年前にこの「びいなす」で、
鳥羽に来たのが始まりでした。

鳥羽では観光案内所のお姉さんに聞いた、地元の寿司屋に行きます。
観光客は行かないような小さな店。

いかにも職人と言った雰囲気の大将が握ります。

鳥羽沖の「ぱしふぃっくびいなす」 牛肉のアブリ入り

  

せっかくここまで来たからには 伊勢神宮に行かないとバチが当たりそうです。
が、もう時間がありません。

4時迄に港に行かないと、飛鳥Uに帰れません。
そうなったら着替えもないまま、電車で帰ることになります。

ガンガン飛ばして鵜方の駅でレンタカーを返して、またまた3,500円も払って
タクシーで港に向かいます。

レンタカー代とタクシー代。
鳥羽の寿司は、いったい幾らになったんでしょうか。

浜の近所で遊んで、お昼は飛鳥に戻れば、昼食はタダだったんですが。
ちなみにこの日の昼食は「鰻重」だったそうで、ちょっと悔しいです。



さて、港に着いたのは最終のテンダーが出る20分前。
なんとか電車で帰らずにすみました。

飛鳥に戻ったら、カフェにパソコン持ち込んで写真の整理とハンバーガー。
ビールも頂きます。(これは別料金)

ふと隣のテーブルを見ると、「早く起きた朝は」の3人が。
松居直美、磯野貴理、森尾由美 ですね。

撮影ではなくプライベートのようで、今日の日替わりメニュー 「ザルうどん」を食べています。

「お昼はソーダ水だけだった」と言っているのが聞こえましたが、何処に撮影に行ったんでしょうか。

テンダーで飛鳥Uに帰ります 夕食前にビールとハンバーガー
  
カフェでは、毎日出るハンバーガーの他に、日替わりメニューもあります。
この後ディナーが待っていますが、ついつい本日の日替わり「たこ焼き」も
食べてしまいます。

冷凍の「たこ焼き」ですが、きれいなお皿に盛り付けると
チャンとした料理になりますね。

パソコンで写真整理しながらビールを飲んでいたら、船内にアナウンスが流れました

「○○様、いらっしゃいましたら、係員に申し出てください・・・」
どうやら、まだ浜島から戻ってこない人がいるようです。

もう最後のテンダーボートも終わっています。
もしかしたら、今頃、浜島の岸壁で、干してある長い昆布を、大きく振っているかもしれません。



出航予定の5時。

いつの間にか、飛鳥Uはゆっくりと動き出しました、船長からのアナウンスが流れます。

「全員が確認されましたので、本船は浜島を後にします」
さっきの○○さんは、船に戻っていたようです。

帰ったときは乗船カードを、機械にかざして読み込むのですが、読み込みのエラーだったのでしょうか。

○○さん、浜島の岸壁で 昆布を振らなくて良かったですね。

さあ、今日のディナーは?
シーフードのパイ包み焼き イベリコ豚のロースト
  
今日は洋食です。

メインは「イベリコ豚」 「手なが海老」 「リングイネ」から選べますが
やっぱりここは 「イベリコ豚」ですかね。

良く見ると、ヘルシー料理として、チキンや温野菜の文字も見えます。
チキンも捨てがたいのですが、ヘルシーでは満足できそうもありません。



最後の夜は夜食も楽しみます。
本日のメニューは 冷やしきつねうどん・シュウマイ・中華ちまき。

ケーキやフルーツもあります。

帰宅したらしばらくは経済ダイエットで、夕食は茶漬けになるので、
今日までは肥っても大丈夫。

食べ物も、思い出も、全て脂肪に変えて蓄えましょう。
5.横浜に帰港
   
最後の朝。
目が覚めると飛鳥Uは三浦半島を回って、東京湾の入り口にさしかかります。

飛鳥Uの入港は 朝9時。 他の客船と比べ、とにかく早いです。

ユックリしたいのですが、大きな荷物は7時までに廊下に出さなくてはなりません。
急いで荷造りをしますが、毎回女房に怒られます。

「ちょっとぉ 邪魔だから、手伝わないんだったら甲板でも行ってきなさい」

女房の有り難いお言葉に甘えて、甲板で最後の余韻を楽しみます。
浦賀水道に入った飛鳥Uは、制限速力の12ノットに落とし航行します。

マストには黒い円筒形の物体が2つ。
これは全長200mの「巨大船」をあらわすもので、掲げる義務があります。

「私は巨大船です」の印ですが、いちいち掲げなくても、
船体の大きさ見れば、分かりそうなもんですが。

その他にも 3種類の信号旗 「第二代表」 「O」 「S」が揚がってます。
これはこの先 「私は横浜大桟橋に向かいます」の意味です。

これを見れば浦賀水道を出て、どっちに舵を切るか分かりますね。
   

「第2代表」  「O」  「S」 部屋のTVに 航路が映し出されます

   
ベイブリッジが見えてきましたが、カフェはまだ開いています。
9時に入港しても、自分が下船するまでは食べ放題。

下船は値段の高い部屋の順番に始まります。
スイートの乗客から下船し、10階、9階とアナウンスがあります。

8階の我家に順番が回ってくるのは最後の方。

夢のような生活も、ついにロスタイムに入りました。
あと数分でおしまいです

   
おしまい
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