| 2010年12月12日 |
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幻の船 「ゆり丸」 |
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窓口で「ワンデー下さい!」 と言うと、窓口のオバさんが笑顔で対応してくれます。 「お客さん、お弁当持ってますか?」 そうそう、普段の「あぜりあ丸」ならカップめんの自販機がありますが、「ゆり丸」にはジュースしかありません。 9:20出航、16:20入港では、弁当無いと辛いんです。 「お客さん、今日は ゆり丸なんで、帰りが遅くなるかも、5時過ぎるかもしれませんよ」 「ゆり丸」は「あぜりあ丸」より若干足が遅いんです。 12ノット(約21キロ) エンジンは2,000馬力だったかな? これは 旧日本海軍戦闘機「紫電改」と同じ馬力。 紫電改は重量3トンで 時速600キロ ちなみに「ゆり丸」は 500トンで 時速21キロ 出航10分前になっても乗客は私ひとり。 貸切かと思っていたら、直前で新島行きのオヤジさんが乗船。 最後に おなじ「ワンデー」のマニアが1人。合計3人です。 もっともメインのお客は貨物なので、心配要りません。 「ガガガガガ・・・」2000馬力のディーゼルが動きました。いよいよ出航です。 |
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| 伊豆下田港を出港します。 左接舷の「ゆり丸」は 右のアンカーを巻きながら、船首を右に振り、一拍遅れて機関前進、舵は左。 「あぜりあ丸」と同じく、右にスライドして離岸しますが、舵角が大きくないらしく、真横への移動は今ひとつ。 離岸した「ゆり丸」は、「ゴゴゴゴゴ・・・」とエンジン音を上げて港の外へ。 湾内は制限速度もありユックリと進みます。 防波堤を越えると太平洋。 さあ、ココからはさらにパワーアップして、最初の島「利島」に向かいます。 全速前進! 「ガガガガガガ・・・」 というエンジン音を期待したのですが、いつまでたっても先ほどの 「ゴゴゴゴゴ・・・」のまま。 既に全速だったようです。 初めての船に乗ると、ココからは船内見学の時間なのですが、これは先ほど出航前に、 5分で終わってしまいました。 客室は座敷が3つ。 後甲板に展望デッキ。 2帖ほどの喫煙室。 1個だけのジュースの自販機。 男子トイレ。 女子トイレ。 これで全ての探検が完了。 |
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新島を出航した「ゆり丸」は、東海汽船の「かめりあ丸」とすれ違います。 |
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ココから下田まで約2時間半。 かなり揺れてきたので、船内を歩きまわることは諦め、客室でゴロ寝します。 足を船首側に、頭を船尾側にして寝てみました。 体が グググ−っと持ち上がり、 一瞬止まって次にドドド−っと落ち込みます。 横からの波もあるようで、体がゴロリと転がります。 毛布で堤防を作って、体の回転を止めないと、いい加減に腹筋が疲れます。 私の隣にいたオジサンは、いつの間にか、かなり遠くに転がって寝ています。 小笠原に48時間かけて行く、貨物船「共勝丸」に乗りたいのですが、 この程度で根を上げるようじゃ、まだまだ青いです。 |
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乗船前に窓口のオバサンに「帰りは遅くなるよ」 と言われたのですが 利島を通過した為に、予定より早く16時過ぎに下田に帰って来ました。 約7時間の船旅もおしまい。 せっかく下田まで来たのですから、温泉入って魚食ってビール飲みたいのですが、 これから海のない埼玉の自宅まで、215キロの運転が待っています。 日曜の夕方。行楽帰りの渋滞は必至。 次の船旅計画でも練りながら、ノンビリ帰ることにしましょう。 |
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