Snapshot Skopar 25mm / F4
BESSA-L
 製造番号No.00017974


ものすごくリーズナブル!!
ライカ市場に慣れてしまうとこれは価格破壊です。
でも「悪かろう安かろう」じゃないか?ぜひご自分の目でご判断ください。

なおレンズ、ボディとも状態は「良」です。
目立った傷もなく、中古感はないと思っています(後述しますが返品に応じますのでご安心ください)。


まずレンズからご紹介します。

Voigtlander Snapshot Skopar 25mm / F4
ライカLマウント(=スクリューマウント)



現在は製造元のコシナでも製造中止となってしまいましたが、そのスペックは下記の通りです。

レンズ構成/5群7枚
絞り/F4、5.6、8、11、16、22(中間値指定可)
画角/82度
絞り羽根枚数/10枚
最短撮影距離/0.7m

詳細はメーカーサイトをご覧ください

発売時の標準小売価格は45000円でした。

このレンズが価格破壊なのは、この価格で光学ファインダーがついていることです。
コシナのファインダーは、非常にクリアで、状態の悪いライツ社のものより遙かに見えが良いものです。

出品の品はレンズ、ファインダーとも目立った傷はありません。

また標準でフードがついているのも親切な設計です。


<ご入札前に注意ください>

このレンズは距離計に連動しません。
ピントは距離を目測し、ピントリングを回し設定します。

これは普通に考えれば欠点ですが、製造元のコシナは明確な哲学のもとにこのレンズを設計製造しました。

25mmという広角は被写体深度が深く、たとえば絞り8でピントを3mにあわせれば、その被写体深度は1.3mから無限遠までに及びます。

ちまちましたピント合わせという作業を捨てて、撮影を楽しんでほしい。その意図がレンズ名称の「スナップショット・スコパー」に表されています。

ピントは0.7から9段階がリングに記載されていますが、1m、1.5m、3mでカチリと軽いロック感があり、そこで固定して撮影に没頭できます。

作例は後ほど紹介しますが、広角の物理的性能によりピンボケにするほうが難しいくらいです。


次はカメラボディです。

BESSA-L  製造番号No.00017974

シャッター : 機械式,1/2000〜1秒,B
ピント合わせ: 目測
EE : TTL中央部重点平均測光,3点LED表示による定点合致方式
測光範囲: EV4〜EV19(ISO100F4.0;1秒〜F16;1/2000秒)
フィルム感度: ISO25〜1600(1/3ステップ)
電 源: SR44又はLR44を2個
大きさ: 135.5(幅)×78.5(高)×33.5(厚)mm
重 さ: 320g

発売時の標準小売価格は33000円でした。


写真はレンズ、ファインダーを装着(出品はこれにレンズキャップを加えたものです)

はっきり申し上げて、非常に安いカメラボディです。
もちろんコストダウンしている部分はすぐにわかります。

プラスティックボディ
距離計(レンジファンダー)なし

さらにシャッター音は大きく、一眼レフ並です。静粛なライカとは比べものになりません。

しかし「安い」=「チープ」では決してありません。
明確な思想のもとにコストダウンが計られたカメラであり、潔ささえ感じます。
現在溢れるカメラとは一線を画した矜恃を持っています。

距離計を持たないのは、今回セットで出品する25mmはもちろん、12mm〜25mmの広角レンズ使用を前提としているからです。
レンズの紹介文に書きました通り、距離は目測でピントはあいますから、二重像による距離計を持つのは無駄とさえ言えます。

そしてプラスティックボディは軽量ですから、このカメラの主目的のスナップには最適です。

さらに、このカメラのコストパフォーマンスを高めているのが

露出計を内蔵している!

ということです。
下の写真をご覧ください。

シャッターをチャージし(巻き上げレバーでフィルムを巻き上げる)、シャッターボタンを半押しすると、現在の絞りとシャッター速度で最適露出かどうかを3点のLED表示します。
上の写真は最適露出が得られていう状態で3点LEDの真ん中の丸いグリーンが点灯しています。
露出がアンダーやオーバーの場合は隣の赤の三角が点灯します。

この露出計、単体でコシナは販売しています。
VCメーターという名称で24800円が小売価格です。

VCメーターのメーカーサイトはこちら

性能は同じ露出計が内蔵していると考えると、このカメラのコストパフォーマンスの高さがわかっていただけると思います。


それでは作例を紹介します。
※撮影者の私の腕は不問とさせてください。あくまで作例として撮影してるってことで(涙)。

またネガフィルムを安いスキャナーで取り込んでいます。実際のフィルムはもっと情報量も多く綺麗です。


名古屋駅を撮影


名古屋市栄の盲導犬像(天候は曇りでした)


私の家の近所(60年代ルポルタージュを意識−笑−)


このBessa-Lの使用方法についてひとつだけ記しておきます。

巻き上げレバーがシャッター誤動作のストッパーになっています。
巻き上げレバーを起こした状態でないと、シャッターを切ることができません。

下の写真の状態(巻き上げレバーが起こされている)で撮影が可能となります。


以上、長々と説明してきました通り、「哲学を持つ明確な意志で作られたカメラボディとレンズのセット」であり、「コストパフォーマンスは他を寄せ付けない」非常にお得なものです。

一眼レフを主体に撮影をする方がサブカメラとして持ち歩くのにも最適です。
もちろんこのカメラ+レンズだけで、撮影できる力を持っています。
ぜひ一度この特異なセットを使ってみてください。

出品内容は上記写真がすべてです。
※外箱、マニュアル、ストラップ等は附属しません
ただし操作は簡単でマニュアルは特に必要ありません。もし落札後、操作でお分かりにならない点がございましたらメールでお問い合わせください。


オークションのお互いのリスクを少なくするため、商品到着後一週間以内にお申し出いただければ返品に応じます。
その際の基準や考え方はここをご覧ください。
※オークションにご入札の方は必ずお読みください。

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