「ソルカ~~~」
ラクチアルが駆け寄る
「ソルカ、しっかりして。ソルカ」
ラクチアルの表情は今にも泣き出しそうであった。
「オペレータ!データ取れたか?」
ソルカ隊長が叫ぶ。
「はい。十分です。ただいまより分析に入ります」
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「う、うーん」
「ソルカ!隊長、ソルカ軍曹は生きています」
「よし、総員退避。ラクチアル、ソルカを頼む」
ソルカ隊長はきびすを返すと白いチャパに目線をあわせ、そして振り向きざまに指示を出した。
「急げ、敵も負傷している。今のうちに早く離脱だ!」
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「ソルカ。しっかりしろ。大丈夫か?」
虚ろな気分で目を覚ましたソルカの目に、ソルカ隊長、ラクチアルの姿があった。
「ソルカ。よくやった。結果は残念だったがデータは十分に取れた」
「私、負けたのですね。。。そうか、負けたんだ。。。」
悔しそうにうつむくソルカの姿を見て、隊長は告げた。
「そう落ち込むな。我々はチャレンジャーだ。対戦の機会はまだある。それに今回有効なデータもとれたしな」
「データ?データって、なんですか?私は実験台ですか?」
どこに向けたらいいかわからない負けた怒りを、ソルカは隊長にぶつけた。
「ソルカ。戦場は常にデータ取得、分析、対策への応用。これのサイクルだ。お前もわかってるはずだ」
ソルカはそれ以上何も言わなかった。ふがいない戦いをしてしまった自分に対しての怒りもあったのだ。。。
「ソルカ、ゆっくり休んで、傷を癒してね」
ラクチアルはやさしくそっとソルカを労わった。
敗れたソルカ。次の対戦はいつになるのか? そしてデータ分析の結果は?対策は?
Lv75期限まで@63日
ハウラー Lv71 90%(1回死亡;;)
2006年07月11日 登録
りーねあ 2006年07月11日(火)10時56分 編集・削除
ソルカ隊長ってすごくつおそうねw