ピッピッピッピッピピピピピーーーーーー
「左翼。敵距離900 射程範囲内」
亡者の森でソルカの訓練が続いていた。
「ソルカ!ここの敵は祝2発で倒せない。ノーマル+祝2発でOHを狙うんだ。」
ソルカ隊長の声が響いた。
「了解。左翼の敵へ主砲+祝主砲+祝OHいきまーす」
次々と敵を倒していくソルカ。OH(オーバヒット)は敵の残りのHPが低いほどボーナスがつく。最高経験値16Kをたたき出す亡者はソルカの訓練にはもってこいの場所であった。
しかし、他の同業者も数多い。自己主張している場所の境界ではたまにMobへ同時撃ちが発生する。そのたびに、いやな緊張ムードが漂うことも多い。低レベル狩場のような誤射を誤る会話も少ない。
とその時、ソルカの操縦桿が止まった。ソルカの背筋に冷や汗が流れる。
「う、動かない!Mobに1発目を発射した後だというのに。。。」
フォンフォンフォンフォンフォンフォンとシステムから異様な音がする。
「危険です。プログラム異常です。システム緊急停止。ソルカの行動停止します」
「む。まずい。1発発射したあとだ。Mobの攻撃にラクチアルも巻き込まれるぞ。」ソルカ隊長は冷静だった。
「ラクチアル。システムリスタート!指示があるまで待機!」
「う、うわーーー。。。。。。。。。。。。。」
一発撃った後のMobは顔を真っ赤にしながら、向かってくる。そしてなすすべも無く、ソルカはそっと静かに倒れた。
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しばらくして、ラクチアルのシステムが起動した。
その目に現れたソルカは、自然に同化するように冷たい地面に横たわっていた。
「また戦闘不能になっちまった。もうすぐLvアップだったのに。。」
ソルカは下唇をかみ締めて悔しそうに言った。
「ソルカ。大丈夫。また取戻しましょう。あなたならできるわ」
ラクチアルの慰めの言葉はソルカには届かなかった。そしてその目は深淵の空を眺めていた。
(北からミサイル飛んでこないよな?)
がんばれソルカ。負けるなソルカ。。。(自分自身で励ましてる感じだwww)
Lv75期限まで@62日
ハウラー Lv72!!!! 0%
2006年07月12日 登録
りーねあ 2006年07月12日(水)16時12分 編集・削除
>ラクチアルの慰めの言葉はソルカには届かなかった。そしてその目は深淵の空を眺めていた。
(北からミサイル飛んでこないよな?)
ちょっと笑ったwww
ソルカの中の人文才あるよwww