相央暇人の神奈川地域情報 > 相央暇人の酉物帖 > 灘の蔵元
灘の蔵元
大関 大関株式会社
灘の今津にある蔵元。
カップ酒の元祖にして、カップ酒のシェアNo.1。
ワンカップ大関 大吟醸
- 種別:大吟醸酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
カップ酒の代名詞ともなっているワンカップシリーズのフラグシップ。
最近、流行りの高級酒を詰めたカップ酒のはしり。
以前、冷蔵庫で、きんきんに冷やして飲んだ時は、あまり香りが強くなかったので
常温で飲んでみたところ、少々くどいくらいに甘い吟醸香がした。
当たり前かもしれないが、適度に冷やして飲むのが良いんだろう。
味は少々辛めですっきりしている。
この値段で、この香りを楽しめるのはなかなかお得だと思う。
ワンカップ大関 特撰しぼりたて純米
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米麹
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
以前、セブンイレブンなど限定で販売された時に飲んだもの。
2006年秋にレギュラー商品になった。
特撰とついているだけあって、
同社の純米しぼりたてよりアルコール度数や精米歩合が高い。
飲んでみると、味は中口〜少し辛め。
しぼりたてのお酒特有の甘くフレッシュな香りがするが
原酒ではないので、香りは強くもなく弱くもない程度。
一年中、しぼりたての味を楽しめるというのは、四季醸造の良い点だろう。
ワンカップ大関 上撰 本醸造 お燗酒コンパクト
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:お燗
蓋をとらずに、そのまま電子レンジでお燗できる
面白いプラスティックの容器。
電子レンジでお燗にして飲むと、
辛口でコクと酸味があるお酒だった。
少し甘めの香りも高い。
当たり前だが、お燗にして飲んだ方が良い酒質。
ワンカップ大関 上撰 金冠
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
カップ酒の元祖。
商品名のワンカップが、カップ酒をしめすことがある。
冷やで飲むと、ほんのり辛口。
コクがあり、すっきりした香りがも高め。
お燗にするとコクが増し、香りもより高くなる。
ワンカップ大関 上撰 秋あがり
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180ml
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
秋あがりとは春にしぼった新酒を
秋まで貯蔵したお酒。
まろやかな甘味が特徴のお酒。
甘めの香りも高くこくもある。
酸味などが不快になることもない。
お燗にすると甘味とこくが増す。
ワンカップ大関 上撰 新米新酒
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180ml
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
平成18年度に収穫された米を使い醸造されたお酒。
冷やで飲んでみると、すっきりしたお酒だった。
コクがあり、甘めの香りもある。
お燗にするとコクがぐんと増し香りも高くなる。
のものも
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:パック
- 容量:2L
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
2006年秋にリニューアルして
糖類と酸味料の添加を止めた製品。
すっきりとした中口のお酒。
薄めだが酸味とコクもあり、香りもある。
お燗にするとコクと香りが増す。
無味無臭の酒も多いこのクラスだが、
薄いながらも味と香りがあり特徴となっている。
おいしい燗酒
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:パック
- 容量:2L
- 製造年月:
- 飲み方:お燗
冷やで飲むと、ぼんやりとした
甘味と酸味を感じるお酒。
香りも強くないがある。
商品名通りお燗にすると、
甘味と酸味、コクが増し、
香りも高くなる。
パッケージの裏に中口と書いてあるが、
お燗にしたときは、甘みがつよい。
日本盛 日本盛株式会社
灘の西宮にある蔵元。
日本盛 しぼりたて
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:紙パック
- 容量:2L
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
お勧めの温度通り冷やして飲んでみると
すっきりとした甘口のお酒だった。
強すぎず弱すぎない甘めの香りがある。
酸味があるため辛さも感じる。
日本盛 晩酌
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール 糖類 酸味料
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
糖類を添加したパック酒が甘めだと
べとつく甘さのことも多いが、
これは甘口なもののベトベトしない。
コクと酸味もあり、お燗にすると強くなる。
白鹿 辰馬本家酒造株式会社
灘の西宮にある蔵元。
特撰 黒松白鹿 特別本醸造 山田錦
- 種別:特別本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:瓶
- 容量:720mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
すっきりとしたお酒。
中口で、どちらかと言えば辛口だが、
甘味、酸味もほんのり感じる。
香りは高く甘め。
上撰 黒松白鹿 本醸造(純金箔入)
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:瓶
- 容量:1.8L
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
金箔が入っているので、そのまま冷やで飲んだ。
少し辛めだが、甘みも感じ、香りも強すぎず弱すぎない。
とてもバランスの良いお酒だった。
金鹿 灘酒造株式会社
灘の西宮にある蔵元。
金鹿 花見酒カップ
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米麹
- 容器:カップ
- 容量:180ml
- 製造年月:
- 飲み方:お燗
兵庫夢錦を使った純米酒。
ラベルに「さらさらと飲みやすい」と書いてあったので、
飲む前は味と香りが控えめのお酒かと思っていた。
しかし、ぬる燗にして飲んでみると、飲みやすくスッと口に入るが
しっかりとした香りと強すぎ弱すぎない味があるお酒だった。
白鶴 白鶴酒造株式会社
灘の御影にある日本最大の出荷量をほこる蔵元。
白鶴 特撰ミニグラス 大吟醸
- 種別:大吟醸酒
- 原材料:米 米こうじ 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:120mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
山田錦を50%まで精米した大吟醸酒。
冷やして飲んでみると、
味はとてもすっきりとした辛口。
大吟醸だけあって少し甘めの吟醸香が高い。
白鶴 特撰ミニグラス 純米原酒
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米こうじ
- 容器:カップ
- 容量:120mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
濃醇なお酒。
味は、辛口でコクと酸味も強い。
香りも濃厚で高い。
白鶴 特撰ミニグラス 純米
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米こうじ
- 容器:カップ
- 容量:120mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
冷やして飲むと、多少酸味を感じるが
純米酒としては、すっきりしている。
味は強すぎない辛口。
香りは高く、甘い。
白鶴 上撰 淡麗純米
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米こうじ
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
冷やして飲んでみると、酸味なども感じるが、
淡麗という名前のとおり、すっきりとした味わいのお酒になっている。
飲みやすい味と香りのお酒だ。
お燗にすると、よりすっきりとした味になる。
白鶴 まる 純米
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米こうじ
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
すっきりとした辛口のお酒。
冷やして飲むと、ほのかに酸味とコクを感じる。
強くはないが、すっきりとした香りもある。
ぬる燗にすると、コクが強くなり、香りも少し高くなる。
コストパフォーマンスが高い商品だ。
白鶴 上撰 ペーパーカップ
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米こうじ 醸造アルコール
- 容器:紙カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
白鶴の上撰を紙のカップにつめたもの。
湯煎はできないがガラス瓶より軽くて良い。
冷やして飲んだが、味は、すっきりとしていて、
辛めとも甘めとも言い難い中口。
すっきりとした香りもある。
白鶴 上撰ミニグラス 生貯蔵酒
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米こうじ 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:120mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
冷やして飲んでみたところ、すっきりとした中口だった。
生貯蔵酒らしく少し甘めの香りが高い。
白鶴 サケカップ 復刻ラベル
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米こうじ 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
2006年の3月から5月にかけて発売された限定商品。
甘くてコクがある酒だがベトベトしていない。
甘めの香りが高い。
お燗にすると甘味が際だち香りも増す。
お燗にした時の方が美味しかった。
白鶴 まる
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米こうじ 醸造アルコール 糖類 酸味料
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
とてもすっきりしたお酒。
少々甘味と酸味を感じる。
香りはほのかに香る程度。
お燗にすると酸味が増しコクが出るが
べとつくことはない。
しかし、香りは大して高くならない。
菊正宗 菊正宗酒造株式会社
http://www.kikumasamune.co.jp/
灘の御影にある蔵元。
菊正宗 上撰 本醸造
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:瓶
- 容量:150mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
すっきりとした辛口で飲みやすいお酒。
すっきりとした香りが高く、コクもある。
お燗にするとコクと香りが増した。
菊正宗 ひやし樽酒
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:瓶
- 容量:300mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
ひやし樽酒という商品名なので素直に冷やして飲んでみたところ、
強すぎず弱すぎない樽の香りがするお酒だった。
これ以上、樽の香りが強ければ味がくどくなるだろうし、
弱ければ物足りないだろう。
味は、すっきりした辛口。
お酒自体の香りは樽の香りに隠れてしまっているようだ。
手軽に樽酒を楽しめる良いお酒だった。
菊正宗 上撰 灘の辛口
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
ひやし樽酒という商品名なので素直に冷やして飲んでみたところ、
強すぎず弱すぎない樽の香りがするお酒だった。
これ以上、樽の香りが強ければ味がくどくなるだろうし、
弱ければ物足りないだろう。
味は、すっきりした辛口。
お酒自体の香りは樽の香りに隠れてしまっているようだ。
手軽に樽酒を楽しめる良いお酒だった。
菊正宗 ピン 淡麗仕立
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール 糖類 酸味料
- 容器:パック
- 容量:2L
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
菊正宗の経済酒。
かつて菊正宗は三増酒を全廃したが、
2002年に発売されたピン 端麗仕立は三増酒になっている。
(900mLと180mL紙パックの菊正宗 ピンは非三増酒)
.
冷やで飲むととてもすっきりとしたお酒だった。
三増酒(実際には三増酒と非三増酒のブレンド酒)は
ベタツクと言われることが多いが、そういうことはなかった。
ただ、味もすっきりとしていて香りもあまり高くない。
お燗にすると少しコクが増した。
沢の鶴 沢の鶴株式会社
灘の西郷にある蔵元。
吟醸 ひとはなぐらす
- 種別:吟醸酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:120mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
酒文化研究所の日本酒チャンピオンズ・カップでグランプリを受賞したお酒。
従来のカップ酒のイメージをやぶる、お洒落なグラスが使われている。
また、真空密閉された蓋のシールを剥がすという開封方法も斬新だ。
肝心の味は、とてもすっきりした辛め。
香りは、ほんのり感じる程度。
のんべには物足りないかもしれないが、
この商品のターゲットである女性やスッキリしたお酒が好きな人には、
良いお酒だと思う。
沢の鶴 純米原酒
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米麹
- 容器:カップ
- 容量:200mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
2005年の秋発売された、季節限定商品。
(現在はレギュラー商品化)
原酒だけあって、濃醇で辛口。
香りは強くしっかりとしている。
この値段で、200mlあって、アルコール度数も高く、
香り高いので、買い得な一品だった。
沢の鶴 米だけの酒
- 種別:純米酒
- 原材料:米 米麹
- 容器:紙パック
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
米だけの酒というのは、精米歩合などの関係で
純米酒と名乗れなかった酒によくつけられた商品名。
現在では、純米酒の精米歩合による基準がなくなり
純米酒となった酒も多く、これも純米酒になった。
(麹米の使用割合などで純米酒と名乗れない商品は
「純米酒ではありません」などと表示することを義務づけられた)
冷やで飲むと、なかなか強い香りと、少々強めの酸味を感じる。
お燗にしてみると、スッと口に入るようになるが、
後味として酸味を感じるようになる。
沢の鶴 上撰 本醸造
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:瓶
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
沢の鶴の瓶詰めの上撰は本醸造酒になっている。
これは、居酒屋などでよく使われるお燗用の一合瓶。
冷蔵庫で冷やして飲んでみると、
すっきりとした辛口のお酒という印象を受けた。
香りは、それほど高くない。
お燗にしてみると、すっきりとした辛口であることは変わらないが
香りが高くなった。
沢の鶴 上撰 酒蔵
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:紙パック
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
沢の鶴のパックの上撰は、普通酒になっている。
(本醸造辛口は、瓶とパックの両方ともある。)
180mlのものは、2Lや900mlのものより、アルコール度数が一度低く、
同じパックの中でも中身が微妙に違っている。
冷やで飲むと、しっかりとした香りと味があるが、
コクがあるというか、少し重い感じもした。
お燗にしてみると、飲みやすくなり
香りもさらに増した。
お燗向きのお酒だと思った。
富久娘 富久娘酒造株式会社
灘の西郷にある蔵元。
2003年に旭化成から、オエノン(合同酒精)に譲渡された。
富久娘 上撰 本醸造 生貯蔵酒
- 種別:本醸造酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や
冷やして飲むと、
酸味が強調されたすっきりとした味と、
フレッシュな香りのするお酒だった。
富久娘 上撰パック
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:パック
- 容量:2L
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
灘の酒は辛口だと言うが、
富久娘の上撰は少し甘口よりのお酒だった。
コクがあり、そこそこ香りもある。
冷やでもお燗でも悪くない。
富久娘 上撰の一升瓶はアルコール度数15%〜16%だが、
パックは14%〜15%になっている。
富久娘 佳撰
- 種別:普通酒
- 原材料:米 米麹 醸造アルコール
- 容器:カップ
- 容量:180mL
- 製造年月:
- 飲み方:冷や お燗
ほんのり甘めのお酒。
コクもあるが上撰より酸味が強いため辛さも感じる。
香りはあるが強くない。
お燗にするとコクと酸味が強まる。
「相央暇人の酉物帖」にもどる
最終更新日2006年12月14日