町角の地球温暖化対策
 備讃瀬戸の広島にも、暖冬の影響が山ツツジの狂い咲き、松が枯れた後に楠が繁茂する樹種の変化として現れています。
 庭や周囲の梨や林檎の花芽も膨らんでいます。開花の時期と昆虫類の孵化とのずれを心配しています。(1/21)
 近頃、雨水で濡れるところに苔が生え、緑が目立ちます。
今年の長雨には、屋根瓦にも緑の筋がみえます。
 大気中の窒素酸化物濃度の上昇が考えられ、窒素酸化物調査の「平成19年度の協力者募集」に応募するつもりです。
 サンプリング用の空き缶を一昼夜吊るし、密閉して送り返す、簡単の作業です。島々でのデータ採集に協力しましょう!
 詳細は、ここ(oct-net)を クリック下さい。 (2007.7.15)
 今年も二酸化窒素の測定に応募し、11月11日20:00-12日20:00の24時間のサンプリングを行いました。どなたにもできる簡単なものです。その様子と測定結果はここを クリック下さい。 (2008.11.13)

パブリック・コメント

香川県のホームページでは数年前から意見募集を始められていました。丸亀市もパブリック・コメントをホームページに開設されました。過疎化の進む島々には、地球温暖化対策事項が沢山眠っていますから掘り起こして下さい。

○香川県環境基本計画(素案)の提案に対する県の考え方

香川県地球温暖化対策推進計画の概要(計画概要版)から「 6つの重点対策」を抜粋し、意見公募に応えています。 追加)印の項を提言 (1月24日)

 本県では、温室効果ガス排出実態を踏まえ、削減目標を達成するために、次の6つの対策を重点対策として掲げ、推進していくこととします。また、県民・事業者に対する義務付けについては、「検討すべき課題」と位置づけ、今後、条例化等について議論を深めます。

目標達成に向けた対策

1.家電における省エネルギー行動等の促進

 ライフスタイルの見直し…かんきょう家計簿の普及

 省エネ家電・設備の賢い選択…省エネラベルキャンペーンの実施

  追加)@空調機の自動外気利用システムの開発と採用促進

 マイカー利用の見直し…マイカー通勤自粛デー(エコ金デー)運動等による公共交通機関利用促進

  追加)@軽車輌化と駐輪場完備の推進 

2.事業者における省エネルギー行動等の促進

 省エネルギー対策の推進…環境保全施設整備等に対する制度融資

 環境配慮型経営の推進…ISO14001、エコアクション21などの環境マネジメントシステムの導入支援

 自動車利用の見直し…エコドライブ・アイドリングストップの実施促進

3.円滑な交通流動の確保

 円滑な交通流動の確保…新交通管理システムの拡充、信号機の高度化による交通の円滑化

  追加)@企業の輸送に船・列車の利用奨励

4.環境教育・情報の充実

 普及啓発体制の整備…「地球温暖化防止活動推進員」の委嘱

 地球環境教育の充実…環境学習指導者の育成

  追加)@香川大学の学部と教授の充実

     A専門職種に従事・経験者名や資格者名と所属部署のリスト公開

5.新工ネルギーの普及

 太陽光発電の導入促進…市町と連携した助成制度による住宅用太陽光発電設備の導入促進

  追加)@年間発電量の事前測定機器の貸出し制度

 その他の新エネルギーの普及…天然ガスコージェネレーションなどの新エネルギー設備の導入促進

6.森林の保全と創出

 健全な森林の整備…県民参加による森林づくりの推進

  追加)@山間部に居住を奨励し、出来高制度の創設

     A樹種別の効能の算定・公開と指導

     B作物別の効能の算定・公開と田畑の耕作指導

     C自家製有機肥料の利用促進制度

 保安林等の適切な管理・保全等の推進…保安林の指定

追加)7.全島の海岸線活用

 藻類と貝類の増殖…海の浄化と酸素生成・炭酸ガス固定(炭酸カルシウム)の能力回復促進

  瀬戸内海の生物システム保全…県内の塩素使用量の把握と低減

 島民の人糞活用…施肥した畑から自然に海辺へ流下する微生物を餌に貝類が増殖

 島民による海辺活用…島民に海辺の活用を指導し海辺の使用を認める

 藻類と貝類の加工場…各島に賃貸し加工場を設け、漁師外の島民に開放 

 島生活者への助成…島への復帰奨励と日常の温暖化対策推進の評価制度

(条例による義務付け等について検討すべき課題)

●一定規模以上の家電販売事業者・自動車販売事業者に対する省エネ性能説明員の設置義務

   追加)年間販売の省エネ機器別の総エネルギーの届け

●エネルギー多使用事業者に対する温室効果ガス削減計画の作成

     追加)計画と達成量の届による優良者表彰制度

 

香川県地球温暖化対策推進計画の概要についてのパブリック・コメントの回答は、次のURLhttp://www.pref.kagawa.jp/pubsys/cgi/updfiles/contents/14000/13780/xml_upd_file6/ondanka.pdf

  をクリクして下さい。(3/3)

 

生活排水の浄化

  住民によるドブ川浄化活動のTV放映(3/13)で紹介された、 愛媛県工業技術センター開発の

 「えひめAI-2」(作り方はhttp://www.iri.pref.ehime.jp/iri/info/biseibutu/manual2.htm

 をクリクして下さい)を試用してみたいと思います。(3/13)

   汲取り屎尿処理にも使えて悪臭が変われば、有機肥料として自然に優しい物質循環に寄与する

 大変な合理化に なる でしょう。農業への利用、微生物・小動物の繁殖、漁業の復活、魚介類食の

 増加と循環が活発になります。魚介類のカルシュムに結合した炭酸ガスも陸地に回収されます。

  島は、陸地が限られ、海に直結していますから、成果が早く現れます。行政の指導に期待して、

 「えひめAI-2」の普及による合併処理設備の見直しが待たれます (3/5)

 

酸素税のこころみ

   佳作作品(立命館大学部門) 京都府 大谷高等学校3年 湊 祐美子

  京都議定書だけでは「温室効果ガス6%削減」の課題に対し強制力がなく、具体策が法令化・

 条例化されても、それほど効果があがていない。

  提言者は、この絶対的な義務の例として「酸素税」を試算した立派な提言です。

  詳細は、http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/koudair/koukou/essay/pdf/k_ru2.pdf をクリック

 して下さい。(10/9)

  この方法から、島民の日常生活で山林・畑の作物や海岸の海藻を保全して得られる「二酸化

 炭素」の削減と「酸素」の生成を試算し、島の役割の再評価を望んでいます。(10/9) 

○「エコ金デー」の協力が「トラ金デー」に変身しないように気をつけましょう