Welcome to my study SINCE 2004・4〜

創る作家 杉本利男の世界 へ ようこそ
page
です このページをご覧頂き、目次 からお進み下さい
杉本利男の書斎
多摩川河口より34qほどの地点、地上20メートル(海抜65M)ほどの 高さにあり、
広さは10平方メートルたらず、25立方メートルほどの小さな点にもならない狭い空
間です。
私は、文学を愛する皆さんと、この複雑な現代の社会現象を語り合いながら、明るい
明日を求めて行こうと思っています。
書斎での仕事の成果や進捗状況、身辺雑記、提案、地元府中の紹介など、写真を ふんだんに用い、盛り沢山にと考えています。
付記:
芸術家がアトリエ、書斎に 学者が研究室に籠もるようになって以来藝術、学問など
が一般から遊離し難解な独りよがりなものになったと言われて久しい。大自然に手、
足、目、体全体を直接触れ、静かな心を向けて活力あるダイナミックな生活をしたい
と願っています。
|
創る作家 とは
杉本利男氏は、小説を創る作家である。
創る作家を、私は書く作家とやや区別してかんがえている。 自然主義文学以来の
わがくにの小説の歴史は、書く作家が主流をなしている。 この系統の作家の小説
は、かならずしも私小説と限定しないまでも、主として作者の生活、 その周辺に材
料をとって制作されたものである。もちろんこのタイプの作家にすぐれたひとも多く、
すぐれた作品も多い。同時にそれが、わが近代小説の中心勢力をなしてきただけに、
安易に流れる技術となってきたおもむきも否定できない。
創る小説 とは
創る小説は、そのような書く小説に対する意識的な反逆とまでは言わないまでも、
Art とかKunst とかいうことばが本来もつ人工的技術性ともいうべき性格を自覚し
て、あたらしい小説世界を構成することをえらんだ、もうひとつの方向である。
あたらしさにともなう困難がそこにはあるけれども、当然それは拓かれるべき、野
心的なコースであった。杉本利男氏が、その方法へ意識的に踏みこんだことは、よ
ろこぶべきこと、意義あることである。 |
上記文は: 拙著 『錆びた十字架』 永田書房 1988年6月30日 発行
<「跋に代えて 創る作家・杉本利男」 久保田正文> より冒頭引用
|
このページの先頭へ
ようこそ、「杉本利男の書斎」へ!
ご意見、ご感想をお待ちしております |
|

Copyright(c) 2004-2014 杉本利男の書斎 All Rights Reserved . Link free
<禁無断転載・リンクフリー> |
|