夢見る肌 ”蓮・・・っ。蓮・・・っ” 昨日・・・僕の腕の中で喘いだ君のこえが離れない・・・ 君の肌も 手に残ってる・・・
「・・・フゥ・・・」 早朝・・・ 一人練習室で朝練する蓮・・・ もうすぐコンクールだというのに身が入らない・・・ (・・・。原因は・・・わかってる) バイオリンに弾いていても 思い出す 白い肌のあの柔らかな感触・・・ 手と唇で愛撫し続けたあの一夜・・・ (・・・浅ましい感情を抑えられない自分が・・・。情けない・・・) 自己嫌悪に陥りそうだ・・・ クシャっとサラサラの前髪を掻き揚げる蓮・・・ そのとき・・・ カラ・・・ 「・・・あ・・・。月・・・森くん・・・」 ドアを開ける香穂子の姿・・・ 「香穂子・・・」 互いに見つめあいそして浮ぶあの一夜・・・ 「あ・・・あ、あの、ご、ごめんっ。私も練習しようと思ってきたけど 月森君先約してたんだね・・・。私はまた今度にする・・・」 香穂子が出て行こうとすると (え・・・っ) 香穂子の手をぐいっと引っ張り教室に引き込んだ。 ガチャり そして鍵をかけ・・・ 香穂子を強く抱きしめた・・・ 「つ・・・つきもりくん・・・?」 「・・・。君は・・・。悪い時に来た・・・」 「ちょ・・・」 カタン・・・ 香穂子の両手をバンザイさせるように掴まえ、蓮は香穂子を床に押し倒す・・・ 切ない・・・ 蓮の瞳が香穂子を見下ろす・・・ 「・・・な・・・」 「・・・。この前の・・・”続き”をしよう・・・」 (月森君・・・) 蓮の綺麗な瞳に吸い込まれる・・・ 「君の素肌が・・・みたい・・・」 プチン・・・ プチン・・・ 香穂子のブラウスのボタンをはずし静かに脱がせる・・・ ハラリ・・・ (あ・・・) 白い・・・ 花柄のブラ・・・ 綺麗な白い柔肌が姿を現す・・・ 「・・・消えかけてる・・・。オレがつけた”痕”・・・」 長い指で香穂子の首筋をつー・・・と撫でる・・・ それだけでも香穂子はもう体が熱くなる・・・ 「印・・・つけなおさないとな・・・」 蓮は香穂子の首筋に激しいキス・・・ 「・・・!」 連の前髪がくすぐったさと唇の感触に香穂子は肩をすくめる・・・ 「・・・。バイオリンが弾けないんだ・・・。君の肌を邪魔して・・・」 「つき・・・もり・・・くん・・・」 「だから・・・。オレを治して・・・」 甘い吐息と言葉に 香穂子の頭の芯がもうとろけそう・・・ 蓮の愛撫は容赦ない・・・ ブラの肩紐をすっと下ろし・・・ 白い柔らかな谷間にキスをする・・・ 「キャッ・・・」 「・・・。胸が弱いよな・・・君は・・・」 (そ、そんな恥ずかしいこと言わないで・・・) そのまま蓮は谷間に顔を埋める・・・ 「・・・あ・・・」 ふくよかな右胸に頬をあてて・・・ 肌の中で・・・ 蓮は一番この感触が好きだ・・・ 「・・・っ」 左胸を片手で愛撫されながら頬を何度も摺り寄せられる・・・ 「・・・。すまない・・・しばらくこのままで・・・」 トクントクントクン・・・ 心臓の音が 聞こえる・・・ 「・・・?」 スー・・・スー 胸元の月森から寝息が・・・ (・・・月森君・・・。寝ちゃってる・・・) 突然熱い息を漏らし、迫られたかと思えば・・・ 少年のような寝顔を魅せられて・・・ 「もう・・・。私を戸惑わせないで・・・ふふ・・・」 香穂子は月森を抱きしめる・・・ 「でも・・・そんな貴方が・・・大好き・・・」 サラサラの髪・・・ くすぐったさが愛しい・・・ 朝だった・・・