優しい私のお医者さん 私、熱を出して寝込んでしまった・・・。 当然、白龍は・・・。 「望美。大丈夫」 「うん」 「望美。痛いトコ・・・ない?」 今にも泣き出しそうな顔でずっと、私のベットのそばから離れない。 嬉しいのだけど、白龍に風邪がうつったら大変。 「ねぇ。白龍。私の看病はもういいから。少し休んで?」 「駄目だよ!望美が苦しそうにしてるのに休むことなんて・・・!」 「でも、白龍に風邪、うつったら大変だし・・・」 「大丈夫。私はそんなに弱くないよ。お願い・・・。望美のお世話・・・させて?」 (///) 嗚呼。白龍・・・。そんなうるうる顔されたら断れないじゃない・・・。 私はそれ以上何も言えず、白龍は私の額のタオルをせっせと交換・・・。 「望美。食べたいものとかない?」 「うん。今は・・・」 「じゃあ、飲みたいものとかは?」 「さっきお水もらったから・・・」 白龍がしゅん、とした。 「私は・・・。望美にしてあげることはないの・・・?」 ・・・嗚呼。白龍・・・。そんな悲しい顔しないで・・・? 「そ、そうだな・・・。じゃああの・・・。汗拭いてもらおうかな・・・」 「汗・・・!?わかった・・・」 白龍はタオルを洗面器の中で絞りなおした。 「じゃあ、拭くから望美・・・起きて」 「え?」 「はい・・・」 え?え?ちょ、ちょちょちょちょっと・・・。白龍。 どうして私を起こして・・・ 「邪魔な上着は・・・脱いじゃおうね」 パジャマを脱がせるの・・・? 「ま、待って・・・!」 「え?どうしたの?」 「だ、だって・・・(照)」 「あ・・・ごめん。そっか・・・」 白龍はまたかなりしゅん・・・とした。 ・・・その顔に私は弱いのに・・・。もう・・・ 「・・・じゃああの・・・。白龍・・・。せ・・・背中だけ・・・。背中だけなら・・・」 「うん。わかった・・・。背中だけだね・・・!」 私はもう顔を真っ赤にしながら パジャマの上着を脱いだ・・・。 そして髪を前に束ねた。 「・・・白龍・・・。絶対・・・。前見ないでね・・・」 「うん。いつも見てるから・・・」 い、いつもって・・・(照) 私はうなじを見せるように白龍に背中を見せた。 嗚呼。もう・・・。恥ずかしい・・・。 でも・・・。 白龍のとろけそうな優しさの前では私は無力・・・。 彼の魔法にかかってしまう。 「望美・・・。すごい汗・・・」 「・・・!」 ヒンヤリ・・・。冷たいタオルの感触・・・。 白龍は肌を労わるように・・・汗を拭っていく・・・ 「望美・・・。いつ見ても・・・綺麗な・・・肌・・・」 「白龍・・・」 タオル越しなのに・・・ 白龍の手の感覚が伝わってくる・・・ 指の動き・・・ 私を抱いてくれる・・・ 「望美・・・。何だか熱が上がってきたみたい・・・」 そ、それはね・・・ 白龍のせい・・・だなんていえない・・・。 あれ・・・? 白龍の手が止まった・・・。 脇のあたりで・・・ 「・・・望美・・・。あの・・・」 「ど、どうしたの・・・?」 「あの・・・。ごめん・・・。出来ない・・・」 「え・・・?」 白龍は頬を染めてる・・・? 「・・・望美の・・・。白い膨らみを見たら・・・。何だか・・・」 し、白い膨らみって・・・ ふ、膨らみって・・・ あ・・・!?? わ、私・・・。ブラしてなかった・・・!?? きゃーー・・・!!! 私はとっさに前を隠した。 「・・・ご、ごめん・・・。望美・・・」 「あ、謝らないで。私が自分で気がつかなかっただけだから・・・」 「もう汗も大分拭き取れたし・・・やめるよ」 「うん」 私はいそいそと上着を着た。 「でも・・・。望美の膨らみに・・・。誘惑されそうだ・・・」 「な・・・」 「・・・。熱が下がったら・・・。触れてみたいな・・・」 「///」 「・・・もう何度も触れてるけれど・・・」 嗚呼もう、白龍・・・ 貴方は私を熱くさせることの天才・・・? 「・・・望美・・・。体冷えるよ・・・?さ、眠って・・・」 冷えることなんてないわ。 白龍が私の側にいる限り・・・。 「眠るまでそばにいるから・・・」 「うん・・・」 私の手を握ってくれる。 「望美」 「なあに?」 「・・・。愛してる・・・」 「うん・・・」 白龍・・・。 貴方の優しさは 貴方は私の心も体も癒して 治してくれる 冷えた体を熱くして 熱い体を優しさで和らげて・・・。 どんな薬より特効薬。 白龍 貴方の愛情が・・・。 ありがとうね・・・。