何処もかしこも触りたい
三日ぶりに白龍と肌を触れ合わせる。 ベットの下には乱雑に脱ぎ捨てられた衣類。 二人の性急な想いが伺え知れる。 「望美・・・」 「白・・・龍・・・」 裸身の望美を背中から抱きしめて・・・ 「望美・・・望美・・・」 白龍の漏れる息が望美のうなじにかかって・・・ 「望美・・・」 うなじから順に白龍の唇が降りていく・・・ 「・・・!」 そのとろけるような刺激に・・・ 望美の頭の芯が熱くなっていく・・・ 「望美・・・」 白龍の長い手が・・・望美の脇をくぐって たわわな膨らみを包む・・・ (わッ・・・!) 「ちょ・・・。ちょっとたんま・・・!白龍・・・っ」 望美は両手で胸を隠して白龍に訴えた。 「え・・・。望美・・・。ど、どうしたの?」 「な、なんか白龍・・・い、いつもより・・・その・・・ 強引っていうか・・・」 「・・・。三日も望美に触れられなかったから・・・。興奮しちゃって・・・」 「///」 そこまで求められるなんて・・・。嬉しいのだけど・・・ 「・・・私も同じだよ・・・。でも・・・ゆっくり・・・。ゆっくり・・・ 触れて・・・?」 「うん・・・わかった・・・。ゆっくり・・・。そして隅から隅まで触れるよ・・・」 「・・・ん・・・っ。白龍・・・」 最初に触れるのは唇・・・ 首筋・・・ 白龍の愛が・・・望美体じゅうに降り注ぐ・・・ そして二つの影が一つになって・・・ 結ばれた・・・ チュン・・・ 「ん・・・」 雀の鳴き声で目覚める望美。 (そっか・・・。昨日は・・・白龍と・・・///) いつもより濃厚な夜だった。 「・・・ふふ。白龍ったら疲れてたのね・・・」 空色の長い髪が・・・枕に流れる・・・ (白龍・・・) 白龍の唇を指でなぞる・・・ (私の・・・白龍・・・) なぞる唇に何度も愛された・・・ 「ん・・・望美・・・?」 端正な瞳が目を覚ました。 「おはよう。白龍・・・」 「望美・・・」 目覚めて早々、望美を抱きしめる。 「・・・昨日はごめんね・・・。望美がほしくて我慢できなかった・・・」 「私も・・・。白龍がほしかった・・・」 「望美・・・」 額にキス・・・ 優しいキスだ・・・。 「白龍は・・・。本当にどこでも触れたがるのね・・・」 「うん・・・。どこもかしこも・・・」 「・・・嬉しい」 「・・・まだ朝だ・・・。お昼まで・・・。もう少し・・・ こうしていて・・・」 白龍の胸に顔埋める・・・ 心臓の音が聞こえて・・・ 「私もずっとふれていたい・・・。貴方の心に・・・」 「望美・・・」 ただ抱きしめあうだけでいい。 触れ合うだけで・・・ 互いの想いが伝わってくるから・・・。