誘惑 望美が風邪をひいたらしい。 熱は大分下がったが苦しそうな顔で眠っている・・・。 「大丈夫か・・・」 白布で額の汗を拭う・・・。 ・・・薬も飲ませたし・・・様子を見るしかないのか・・・。 「望美・・・」 「九郎さん・・・心配かけてごめんね」 「何を言うか・・・。構わぬ・・・」 望美は我慢強い。 そこは女子として愛すべきところだが苦しいなら苦しいと 言って欲しい。 ・・・恋人には・・・。 「何か・・・してほしいことはないか。なんでもする・・・」 「・・・汗・・・、拭いて・・・」 「・・・どこだ・・・?額の汗か・・・?」 望美は首を振った・・・。 「背中・・・。拭いてほしい・・・な・・・」 「なっ・・・」 せ、背中・・・ということは ね、寝巻きを脱ぐ・・・ということではないか! (///) ってオレは何を興奮してるんだ!!こんなときに・・・ 「お願い・・・しても・・・いい?」 ・・・っ。 火照った顔でそんな上目遣いで・・・(照) 「わ、わかった・・・」 望美は起き上がり・・・ 寝巻きのボタンを・・・はずし始める・・・。 ひとつ・・・。ふたつ・・・ ちらちと 見えてくる・・・胸の谷間に・・・ 俺は釘付けに・・・ っつぁああ!! 俺は武士だぞ!!なのに・・・なのに・・・ 嗚呼だが俺の目は汗に濡れた望美の肌から離せず・・・。 さらに・・・。 プチン。 「・・・!!」 の、望美し、下着が・・・はらりとめくれ・・・。 脇の下からた、たわわなふ、膨らみがッ・・・ 「・・・じゃ・・・。お願いします・・・」 「う、うむ・・・」 て、手が震えるッ。 の、望美の肌に触れるのは初めてじゃないのに・・・。 あ、汗で濡れた肌は一段と・・・一段と・・・。 色っぽく・・・。 「で、では、ふ、拭くぞ・・・」 ぶるぶる手を振るわせつつ俺は・・・ そっとうなじ辺りからふき取る・・・。 「あっ・・・」 「・・・!」 望美のもれた声に・・・ ゾクっとした感触が走る・・・ 「き、気持ちいい・・・」 「・・・」 気持ちいいのは・・・俺の方で・・・ 望美の背中を往復する感触は・・・。 俺の神経と本能を刺激する・・・。 「・・・お、終わったぞ・・・」 「・・・」 暴走しそうな本能をようやく抑えられてほっとしてると・・・。 「前も・・・。お願い・・・」 「ーーーー!??」 寝巻きで前を隠して振り向く望美・・・。 お、俺を誘惑しているのか。 「・・・九郎さん・・・」 「い、いいいい嫌ではないがそのあの・・・」 ろ、ろれつがまわらんッ。 こ、興奮しすぎてッ。 「お願い・・・」 「・・・わかった(即答)」 望美は正座してオレの前に座る・・・。 「お願いします・・・」 そう言って俺の目の前に現れた景色は 月の天女のようで・・・。 「九郎さん・・・ちゃんと見て」 「み、みみみ見てって・・・お、お前な・・・」 望美はそっと白布を持った俺の手を掴んで 胸元に触れさせた。 「・・・。九郎さんだから・・・平気なの」 「・・・っ」←腰がとろけそう(笑) な、なんでそういう俺の心のツボをつくような 台詞を・・・。 なんだか体が熱い・・・ 風邪がうつったのだろうか・・・。 「わかった・・・。俺の腕においで・・・」 汗で艶々しい望美の体を引き寄せる その肌におれは誘惑されているようだ・・・。 だが構わない。 天女の誘惑に俺はもうはまってしまっているのだからな・・・ そして天女の誘惑に 俺は酔いしれて・・・ 明日は一緒に・・・一日中眠っていよう・・・。 な、望美・・・。