お酒の効能 かごめの顔が赤い。 ご神木の前でかごめはぼうっと座っている。 「かごめ、お前、どーしたんだ」 「・・・お酒と薬間違って飲んじゃったひッく」 瞳がとろーんとしてしております。 「けっ。ドジだな」 「・・・」 犬夜叉をじーっと見つめるかごめ。 「な、なんだよ」 「・・・犬夜叉の耳、かああいい・・・」 (な、なんだ!?) かごめは犬夜叉の耳をくいくいと ひっぱる。 「や、やめろ」 嫌がる犬夜叉ですが。 「かあーから。ちゅーしてあげる」 (ちゅ、ちゅう!?) かごちゃんの申し出に犬夜叉、すぐに おとなしい子犬になりました(笑) 「んー・・・」 CHU! (・・・!) かごめの柔らかい唇の感触が耳の先っぽに・・・ (・・・悶) 犬夜叉、あんまりにも気持ちいいくすぐったさなので体中に悶えが走り、ぞくぞくしてきた。 「このぎんぱつもだーいすき」 「ちょ・・・っ」 犬夜叉の顔を胸元に引き寄せ、ぎゅううっと 抱きしめる。 「いぬやしゃ、だっこしたげるー!」 「や、やめねぇかやめ・・・」 ・・・頬にあたる限りなく柔らかい感触。 もっとすりすりしたい衝動にかられそう。 何ともいえないいい匂い。 (・・・幸) この上ない幸せを感じる犬夜叉。 (それにしても・・・。かごめ、 また胸デカクなったな) 「いぬやしゃばんざーい!ふふふ」 完全に出来上がっているかごめにたいして犬夜叉は・・・ (・・・今日一日、酔いが醒めなければいいナ) なんてちゃっかり思っていたのでした。