>草原で 横にならんで寝転がる犬夜叉とかごめ・・・ 青い空をながめるかごめの横顔に見惚れしまう 雲より柔らかそうな唇が 誘っているよう・・・ 「・・・かごめ」 「ん・・・?」 かごめが振り向くと・・・ (・・・!!) 「・・・っ」 赤い衣がかごめの体を覆い 唇を奪う・・・ 「・・・っハ・・・っ」 不意をつかれた口付け もはや口付けという優しげなものではない・・・ 銀髪と黒髪が混ざい 絡みつく・・・ かごめの息までも奪いつくそうという程 激しい・・・ キス・・・ 「・・・っぷは・・・ッ」 やっと離された唇と唇・・・ 唾液が糸になってその激しいキスを物語る・・・ 「・・・ハァ・・・ハァ・・・」 まだ何か足りない・・・ 犬夜叉の吐息がそう欲しているよう・・・ 「・・・な・・・と、突然・・・っ(真っ赤)」 「・・・。お・・・お前があんまり・・・あんまり・・・」 ”可愛いからー・・・” 激しいキスをしても かごめになげかける言葉に 照れが入る もっと言いたい言いながら・・・ かごめに触れたい 「・・・もう・・・。びっくりしたんだから・・・」 かごめは頬を染めてぷいっと横に顔を背けた。 (・・・う///) その仕草もまた たまらなく可愛いと思ってしまう・・・ 「・・・こっちむけよ・・・。こっち・・・」 くいっと顎をあげる・・・ 澄んだ瞳が犬夜叉を見つめて・・・ 「・・・。もう・・・。何回キスしたら気がすむの・・・」 「・・・何回・・・でも・・・」 さらさらのかごめの髪に 「どこにでも・・・」 白い首筋に・・・ (・・・!) かごめはビクッと肩をすくめる・・・ シュル・・・ 犬夜叉は制服のスカーフを取ろうとしたが 「・・・だめ。それは夜まで待って・・・」 可愛い声でいわれてしまうと・・・ 「・・・。う・・・」 止めざる終えない愛撫 「じゃあ夜は覚悟しとけよ・・・」 「・・・犬夜叉・・・」 「口付けは・・・全身につけてやるからな・・・」 そうして犬夜叉はかごめの 胸元に顔をおろした・・・ 「お前が生きてる音がする・・・」 今宵はその音を 柔肌から感じて・・・ 「眠らせないからな・・・」 日が落ちるのが 待ち遠しい犬夜叉だった・・・