「おなごの唇に紅が塗ってあると男の胸は高鳴りますなぁ・・・」
これを聞いていた珊瑚ちゃん。
次の日。
珊瑚ちゃんの唇には・・・。
深紅の紅が・・・★
弥勒様はすぐに気づきます♪
弥「珊瑚・・・。もしや私のために・・・?」
珊「べ、別にそんなんじゃ・・・」
珊瑚ちゃん、かわゆく後ろを向いて照れます♪
弥「ふっ・・・。こっちをむいてくださらんか・・・。紅をした珊瑚を見ていたい・・・」 珊「キャッ・・・」
弥勒様、ちょっと強引に珊瑚ちゃんを振り向かせました♪
そして・・・そっと珊瑚ちゃんのあごをくいっと持って、じっと見つめています・・・。
弥「情熱的な深紅の色・・・。吸い込まれそうだ・・・」 珊「ほ・・・法師様・・・」 弥「私の唇と心もお前の愛で染めておくれ・・・」
弥勒様と珊瑚ちゃんのく、唇がせ、接近・・・!!
が・・・。弥勒さま、何か後ろが気になるご様子・・・。
弥(・・・。この辺りで楓様が登場するような・・・)
しーん。辺りは静でだれもいない。
珊「どうしたの?法師様・・・」
弥「いや・・・。何でもない。珊瑚場所を変えましょう・・・」
珊「どうして?」
弥「二人の激しい愛の炎で辺りがまで燃え上がってはまずいだろう?」 珊「もおっ。法師様ったら・・・。でも・・・消さないでね。愛の炎・・・」 弥「消えるはずがないだろう?この唇に誓うよ・・・」
そういいながら、二人は森の彼方へと消えていった・・・。
そして。
弥勒はまだ知らなかった・・・。弥勒の唇を狙っている人物か草陰に一人・・・。
楓「法師殿★ワシのふぁあすときっすを捧げますですぞ★」
と、手鏡片手に口を3の字にして塗っていた・・・。