犬釣り☆ ”七宝ちゃん、喧嘩しちゃって、犬夜叉がどっかいっちゃったの。 探してきてくれる?” と七宝はかごめからお願いされたので。が犬夜叉を探している。 (ったく。なんでオラが痴話げんかの世話しなくちゃならんのだ) ぶつぶつ言いながら七宝はあちこち探すが見つからない。 (仕方ないのう。”あれ”を使うしかない!) 七宝は釣り竿と”あれ”を取り出し・・・。 針先に”あれ”をくっつけて岩のうえからひょいーっと 投げた。 (”これ”なら犬夜叉を一瞬にして釣れるという秘策じゃ。へへ) はりさきにつけた”あれ”とは・・・。 ・・・かごめのピンクの・・・ブラーv しかも脱ぎたて♪七宝ちゃん、かごめのリュックからちゃっかり拝借 してきたようでー☆ ふわふわと森の茂みの中にひらりと舞い落ちたブラ・・・。 (!!!) 犬耳をぴんとたてた犬夜叉が 草陰から現れた。 (・・・なんか・・・すげぇかごめの”いい匂い”が・・・) 辺りを見回すととっても素敵な物体に気がつく。 (こ、こここれは!!) 見覚えのある布地。 (・・・ま、またかよ・・・(汗))※犬かご50のお題より だが犬君の瞳にはピンクのブラが・・・ ”拾ってv” とお願いしているように見えて☆ (ちっ。しかたねぇな。あとでこっそりかごめの荷物に 入れとくか///) そうっと手で拾おうとする犬君。 ですが、ひょいっとブラは浮き上がって逃げちゃいます。 「な、なんだよ、これ!?」 何度もつかもうとするけど逃げていくブラ・・・ ”早く早くーv拾って・・・。そして嗅ぎ嗅ぎして☆☆” 犬君の耳にはそんな囁きが聞こえて・・・v (・・・///) めげずにブラを掴もうと頑張ります! ブラと追いかけっこする犬君。 一方・・・。 (ん・・・?早速食いついてきたようじゃな) ピーンと竿の手ごたえを感じる七宝・・・。 「そーっれ!”犬の一本釣り”じゃー♪」 草陰から七宝がひっぱった竿とブラをくわえた犬君が一緒に ひょいーっとジャンプして出てきました☆☆ 「やったー☆犬夜叉を釣ってやったぞー!!」 七宝、自慢げに胸を張ります。 「誰がてめぇに釣られたってんだ!!」 ボコ!! 七宝の頭にまあるいたんこぶの山のできあがり(笑) 「・・・ったく・・・。ガキがこんなもんで遊びやがって・・・」 そういう犬君ですが、その”こんなもん”に必死に食らいついたの 誰でしょう?? 「大体、かごめにこんなとこ見られたらどうなるか・・・」 (!!・・・なんか・・・殺気がする・・・) ご名答犬君。 犬夜叉の後ろには”愛しいブラ”の主のかごめちゃんがv 恐る恐る振り向くと・・・。 「いーぬーやしゃー・・・」 (ひ、ひいいッ!!) かごめちゃん、聞いたこともない低いうなり声でご立腹のご様子☆ 「おすわりーーーーーーーッ!!!!ばかーーーーーッ!!!!」 「ぐえええッ」 史上最大のおすわりで・・・ 哀れ犬夜叉2時間は土に埋まっていた・・・。 合掌・・・(笑) (・・・まだ怒ってやがる・・・(怯)) 夜になっても。かごめのご機嫌は治らず・・・。 石の影からかごめの背中をじっとみつめております。 (・・・どうすんだ・・・。ち、近づける様子もないし・・・。 っていうかオレが悪いわけじゃ・・・。そうだ!七宝の奴が 勝手にしやがったんだ!) ちょっとやけっぱちになった犬君。 早くかごめちゃんの側に行きたくて強引に近づきました。 「おうかごめ!そろそろ機嫌なおし・・・」 「おすわりッ!!!!」 「グえっ」 しかしかごめちゃんのお怒りを再び受けてちゃ居ました・・・。 (・・・くそ・・・。なんで俺ばっかり・・・) へこむ犬君。 (くそ・・・。もうやけくそだ!) 犬君はかごめちゃんの前に回りこんで・・・。 「・・・犬夜叉なんか知らないッ」 そういってこっちを向いてくれません。 「しっ・・・仕方ねぇだろ!!お前のいい匂いにクラクラ しちまうんだからッ」 「なっ・・・///」 (はっ。オレってば勢いで変なことを・・・) 「///」 「・・・///」 犬君とかごめちゃん。照れるしかないね♪って感じです☆ 「・・・へっ変なこと言わないでよ。も、もう・・・///」 「・・・け、けっ(照隠し)」 くすぐったい空気。 ちょっといい雰囲気なんじゃないですか♪お二人さん☆ 「・・・も、もういいわよ。それより・・・。隣座ったら?」 「お、おう・・・(ドキドキ)」 ちょっと緊張しながら犬夜叉は腕を組んで座った。 「・・・ねぇ」 「な、なんでいッ」 「・・・。わ、私の匂いって・・・どんな匂いなの・・・?」 「えっ・・・」 かごめちゃんのドキッリ質問に犬君は・・・。 「どどどどいう匂いって・・・言われても・・・言われても・・・」 どもってしまいまして☆ (かごめのいい匂い・・・甘いような・・・やわらかいような・・・ すがすがしいような・・・///(興奮)) 「・・・い、いい匂いは・・・いい匂いだ・・・。そっ そうしか言えねえッ(焦)」 「・・・そっか・・・。嬉しいな」 ぴとっと・・・かごめちゃんは犬君に体をくっつけて・・・ (・・・ッ!!) 犬君の腕に・・・ 柔らかい感触がふわっと伝わりました。 「・・・いい匂い・・・。する・・・?」 (・・・くっ。う、上目遣い・・・///(溶)) かごめちゃんの可愛い瞳と台詞に犬君はもう・・・ とろけそうー・・・v(特に腰辺りが) 「・・・もっと・・・いい匂いさせてくれよ」 「うん・・・」 もう夜だし・・・ 誰もいないし・・・。 犬君はかごめちゃんと強く引き寄せて かごめちゃんの柔らかさを堪能・・・。 「・・・。好き」 「///」 理性爆発寸前の犬君・・・ ドキドキしながらかごめちゃんを抱きしめて離さない夜・・・。 そんなラブラブな二人を 七宝がこっそり盗み見☆ (犬夜叉を”釣る”のは・・・やっぱりかごめが一番上手いようじゃな。ふふ) 頭のたんこぶをちょっといたそうに撫でて 二人の幸せを草陰から祈った七宝ちゃんでした・・・☆