それいけ!情緒不安定かごめ姐さん!
〜眠り姫の言の葉〜
最近かごめはよく眠る。
戦いで疲れがたまっているのだろうと犬夜叉は単純に思っていたが・・・。
「けっ。もう寝ちまったのか」
古いお堂で4人、今日のお宿となりまして。
かごめはすぐに座ったまま眠ってしまい・・・。
「私たちも休ませてもらいます」
「私も」
「オラも」
他のみんなもご就寝。
「けっ。どいつもこいつも頼りねぇ」
(・・・)
と少し自慢げに言ってみたがみんなお眠り中なので
犬夜叉一人相撲(笑)
体力は自信があります。
(まぁ俺がいるから全員安心して眠れるってモンだ)
と、一人誇らしげに鉄砕牙を抱えていると・・・
ポサ。
(わっ)
犬夜叉のあぐらにかごめが倒れこんできましたv
「ちょ・・・。お、おい・・・(汗)」
慌てる犬君ですが・・・
(・・・)
かごめのすやすや寝顔を見て起こすことも出来ず・・・
(けっ。じ、事故だっ!不可抗力ってやつだ!///)
自分に一人心の中でちょっとほほを染めつつ突っ込んでおりました(笑)
(よっぽど疲れてたんだな
・・・どんな夢・・・見てるんだろうな・・・)
かごめの桃色の頬をじっと見つめてみたり。
色々観察・・・v
なんだかやわらかそうなほっぺだったので
つんつんしてみたくなったり・・・
そうっと近づけてみる・・・
「・・・触るんじゃねぇ」
(・・・?!?)
犬君の手はすっと引っ込んでしまいました。
犬君、何が起きたのかわかりません。
(聞き間違えか・・・)
「簡単に命懸けなんて言ってんじゃねぇよ」
(!?????)
「耳の先、ピーン!とおったてて聞きやがれ!」
「・・・恐」
ピーン!
犬夜叉の三角お耳が恐怖のあまり、見事につくつくに張りました。
かごめは目を閉じたまま
話し始めて・・・
「命懸けだぁ?フン。女が命を懸けて産み育てたその命を・・・
なんだと思ってやがる!賭博じゃねぇんだ!命はよぉ!」
(・・・怯)
犬君。肩をすくめてすこし 縮んでます。
「武器ぶんまわしてりゃぁいいてもんじゃねぇ!!
分かってんのかっ??」
「・・・(黙)」
犬夜叉、いつの間にか正座になってます・・・。
・・・と。
「・・・」
突然、かごめの寝言は止まり・・・
(・・・お、お、終わったか・・・!??(懇願))
「・・・心の傷なんざ持ってねぇからな。赤い衣」
(・・・涙)
まだ終わってなかったようで・・・
(しかも・・・俺、赤い衣って・・・涙)
犬夜叉、神妙な気持ちで聞くことにしました・・・。
「心の傷なんざ、見せねぇよ。俺は・・・。
だってよ・・・。赤い衣の奴に負担かけさせたくねぇし」
(かごめ・・・)
言の葉は
とってもとっても怖いけれど・・・。
言ってる中身は大事なことかも・・・。
「アタイは大丈夫・・・。根性だけはすわってっから
心配スンナ。赤い衣」
「・・・は、ハイ(汗)」
「オウ。アタイは・・・大丈夫・・・アタシ・・・は・・・」
かごめの
寝息が
またリズムを整えていく・・・。
(お、終わったか・・・(汗))
確認する。
・・・。
どうやら終わったようである・・・。
(そ、それにしても・・・。こ、怖かった(汗))
かごめ姐さんのドスが聞いた
お言葉は
かなーり、迫力があったようで犬君が冷や汗をかいていました(笑)
(・・・けど・・・)
”心配しないで。私は大丈夫”←姐さん語をかごめちゃん語に変換。
よーく。よーく。考えてみる。
(・・・。心配かけてるってことなのか・・・)
疲れてすぐ寝ちゃうのも。
・・・妙な(怖い)寝言言うのも
きっと沢山心配してるからなんだ・・・。
「・・・すまねぇ」
ひざで眠るかごめに
衣をかける・・・
「・・・沢山休め・・・。俺がついてるから・・・」
そうっと
そのまま
かごめをだきしめる犬夜叉だった・・・。
・・・翌朝。
「ふああ・・・。よく寝た」
かごめはとっても気持ちよく目覚めら。
「・・・あれ?」
「・・・シクシク」
犬夜叉がお堂の隅でうな垂れています。
「どうしたの?なんだかとっても
果てしない恐怖をして自信喪失したって顔よ」
実は
かごめの寝言はまた続きがあって・・・。
(い、いえネェ!本人になんて絶対に言えネェ!)
犬夜叉はぶるぶる震えつつも口を押さえて・・・。
「ちょっと。何があったのよ。ねぇったら」
「しらねぇ!俺は何も聞いてねぇ!!」
かごめは追求しましたが
犬夜叉は怯えるばかりでした・・・(笑)
さてどんなことをかごめ姐さんは言ったのでしょうか・・・?
それは
秘密・・・☆
FIN
・・・何を言ったのかはご想像にお任せします(汗)
私が犬君に言いたかったことをかごめちゃんに
言ってもらいました。
ピュアなイメージかごめちゃん大好きな方・・・
すみません・・・(汗)