1ページ目 この世で一番あったかい布団v かごめの彼・犬夜叉(本名犬塚月夜)は高校卒業したての18歳。 春からは大学生で今は春休みです。 卒業の日、二人は正式に入籍しました。 ちなみにこの二人、式はあげておりません。 お金の問題もあったのですが、ささいなことで大ケンカ。 ささいなこととは・・・ 犬夜叉がかごめの手料理を食べたまではよかったのですが 『これ・・・。この前食った冷凍モンと同じ味だな』 ってな一言で 今も新婚というのにケンカ中。 「おう。かごめ。夕飯まだか」 「・・・。カップラーメンあるわよ?食べたら?」 「・・・(怯)」 犬夜叉はキッチンの片隅でちゅるちゅるとカップラーメンをすする若き夫・犬夜叉。 片や一人で焼肉を食べる姉さん女房のかごめ。 ですがこの二人。ケンカするのも早いのですが仲直りするのも早いのです。 犬夜叉がお風呂からあがり、リビングへ・・・。 ケンカ中、犬夜叉のベットはリビングのソファ。 毛布と枕だけ、準備されてありました。 「・・・けっ・・・。いつまで怒ってやがるんだ」 犬夜叉は寒そうに毛布に包まっています。 「へいっくしゅんっ」 今はまだ2月。 ストーブを消すと部屋の気温は4度近くに冷え込みます。 「へいっくしゅん!ふあっしゅん!」 犬夜叉のくしゃみの連発でかごめは目覚めました。 (ったく・・・。意地張らないで謝ればいいのに・・・) かごめはもう一枚毛布を持ってリビングへ向かいます。 (寒い・・・) 毛布にくるまって眠る犬夜叉。 かごめはそっと犬夜叉に毛布をかけました。 (・・・このまま朝までここで寝てたら風邪引くわよね) ということで今夜はケンカは一時休戦。 「犬夜叉・・・。起きて・・・」 優しい声で・・・。犬夜叉は目を覚まします。 「な、なんだよ・・・。くしゅんっ」 「部屋で寝たら?風邪引くわよ」 「・・・いーよ。お前嫌なんだろ!オレと一緒なの」 「あのね・・・。ケンカは一時休戦。犬夜叉が風邪引いたら 大変だもの。一緒に部屋で寝ましょ?」 「///」 ”一緒に寝ましょ・・・?” 犬夜叉にはとってもとーっても優しい甘い囁きに聞こえたようです。 「し、シカタネェナ・・・。寝てやるよ」 とかなんとか言って、枕を持って一目散に部屋に・・・(笑) 一つの部屋に二つのベット。 シングルではありません。 「犬夜叉。寒くない?」 「お、おう///」 別々にベットに入った二人。 かごめが電気を消しました。 「ちゃんとお布団肩までかけて寝るのよ」 「お、おう・・・」 「じゃあおやすみ」 かごめは目を閉じて早くもお休み。 けれど犬夜叉は・・・ (・・・(寂)) 何だかとっても寂しそう、つまらなそう・・・ 「・・・」 チッチッチッチ・・・ 時計の秒針の音だけが響いています。 (・・・くそ・・・。寝付けねぇ) 犬夜叉は何度も寝返りを打って・・・ (・・・先に寝ちまいやがって・・・。オレ一人興奮してんのか) 愛しい愛しいかごめが隣で眠っている。 興奮するのは若き犬夜叉のとってはそれはいろんな意 味で仕方がないことでしょう。 そんな犬夜叉の気持ちが伝わったのかかごめが目を覚ましたようです。 「犬夜叉・・・。眠れないの?」 「あ、あぁちょっとな」 かごめのせいだとはやはりいえないようで・・・ 「・・・寒くない?」 自分を心配するかごめの優しい声・・・ 犬夜叉の体はなんだかむずむず・・・。 (・・・やべぇ・・・。”ムラ”ってきた・・・) 体をもそもそ動かす犬夜叉。 「そんなに寒い?じゃあもう一枚毛布かけようか?」 「・・・いや・・・毛布はいらない・・・」 「じゃあかけ布団にしようか・・・?」 犬夜叉が欲しいのは毛布じゃなくて・・・ 「・・・一番あったかくて”いい匂い”がするやつがいい・・・(照)」 と、犬夜叉はちょっと上目遣いでまるでねだるようにかごめ に視線を送って・・・ 「・・・(照)もう・・・。寂しがりやなんだから・・・」 かごめは犬夜叉の気持ちを理解して、布団をめくって 「来て・・・いいよ・・・」 「///」 潤んだ声に誘われるように犬夜叉はかごめの布団へと移動・・・ かごめのベットの中と言ったらもう・・・かごめの匂いで一杯ですv (・・・うお・・・。ま、まじぃ・・・) 犬夜叉のむずむず感がMAXに・・・ 「・・・まだ・・・。寒い?」 「・・・ああ・・・。だから・・・。汗がかくほど”温まる”こと してぇ・・・かも(ドキドキ)」 「///。もう・・・。明日早いのに・・・。でも私も寒いから・・・」 かごめは犬夜叉の耳元に口を近づけて吐息をはくように囁いて・・・ 「いいよ・・・」 (・・・っつ!最高にムラった・・・) かごめのあまーいささやきは犬夜叉のむずむず感を一層掻き立てたようです・・・vv 「・・・かごめ」 「犬夜叉・・・」 犬夜叉は大好きなかごめの体にまたがっていま・・・(止)じゃなくて 愛しいかごめを見下ろしています・・・ 「・・・アッタカイ・・・?」 「お、おう・・・」 それに・・・とっても柔らかいです。 真下には柔らかそうな谷間がチラリと・・・v 犬夜叉の”むずむず度数”はもう限界値突破しそう・・・。 「・・・あの・・・。あんまり激しく・・・しないで・・・ね?」←おねだり視線でv 「///ど、努力する・・・」 「犬夜叉・・・。好き・・・」 「・・・(喜)」 犬夜叉は返事の変わりに・・・ 「・・・ン・・・ッ」 大人のキスをかごめにした・・・ 「・・・かごめ・・・っかごめ・・・っ」 犬夜叉はかごめの名を呼びながら・・・ かごめを体全身で抱いたのです・・・ 一晩中”汗がかくほどあったかいこと”に頑張って・・・vv これはそんなラブラブな二人の新婚物語。 これからどんな愛の日記が綴られていくのでしょう・・・。 それはまた後日、次のページでご紹介すると致しましょう・・・vv