毎日恋してる
〜犬かご新婚ラブラブ日記〜
2ページ目 嫉妬犬がいっぱい! 犬夜叉とかごめ 二人きりのあまーい生活が続いております。 「犬夜叉、バイトいってらっしゃい」 CHU! (・・・喜) 玄関で行ってらっしゃいのCHUを頬にされて、犬夜叉は元気に アルバイトへ行きました。 春休み期間も犬夜叉はガソリンスタンドのバイトへ行っております。 (学生だからって甘えてられねぇ。オレも多少は金、稼がねぇとな) 犬夜叉君は結婚もしたことだし、本当は就職を希望しておりました。 しかし、かごめが ”夢を諦めちゃいけない” と、言って大学進学を勧めたのです。 (かごめのためにも・・・。がんばらねぇと) 犬夜叉はそう思っておりました。 真面目な犬夜叉くん。ですが、仕事が終わるとやっとかごめに会えると 犬夜叉は一目散で部屋に戻ります。 (今日は・・・食事が終わったら・・・。かごめとビデオ見て・・・。 それから・・・(照)) もう、夜の一番の、”お楽しみ”を犬夜叉君は既にリハーサルしております(笑) 「ただいまー!」 犬夜叉が元気よく帰ると・・・ ワンワン!! 「ん?」 玄関に茶色の柴犬がちょこん、と座っておりました。 「なんだ。この犬・・・」 ウー・・・。 何だか犬クンに唸って怒っております。 「あ、おかえり。犬夜叉」 エプロン姿のかごめ。今日は黄色のエプロンです (か、可愛い・・・) 見とれております。犬夜叉クン。 「どしたの?犬夜叉」 「い、いや・・・。そ、それよりこの犬、どーしたんだよ」 「あ、ちょっと友達の犬。預かってるの。一週間ほどかな。 名前はね。モモちゃんっていうの」 かごめは柴犬を嬉しそうに抱き上げて。 (い、犬の分際で・・・) 早くも嫉妬ビームが炸裂しております。 「ふふ。だからかな。なーんか尚更可愛くて・・・」 柴犬をぎゅうっと抱きしめるかごめ。柴犬は思い切り尻尾を振って 嬉しそう♪ (・・・なっ) 犬夜叉、なんだかカチン!ときたようで・・・ ワウワゥ!! 「きゃは。くすぐったいよぉ」 モモちゃんはかごめのほほをぺろぺろ舐めております。 (・・・な・・・なんか舐め方が・・・っ(興奮&怒)) 犬夜叉君。柴犬のじゃれ付きになんだかヤキモチやら ちょっと羨ましいやら・・・ 「あ、そうだ。モモちゃんの夕飯まだったんだわ。犬夜叉のは カツどん作っておいたから食べて」 かごめはモモちゃんをだっこしてリビングへ・・・ 「・・・。オレはおまけかよ(寂)」 犬夜叉、とっても寂しい夕食。 その日からというもの、モモちゃんにかごめを取られてしまった かの如く、かごめとモモちゃんは常に一緒。 食事のときも。 「はい、モモちゃん、ごはよー」 テーブルの下でかごめの足元でちょこんと座りご飯のモモちゃん。 「きゃっ。モモちゃんたら突然足、舐めないでよ。ふふー」 (・・・(怒)) 犬夜叉の箸がボキっと折れまして。 ビデオを見ているときも。 モモちゃんはソファに座るかごめの膝の上を占領して。 「かごめ・・・。もっとこっち・・・寄れよ・・・」 と、犬夜叉がかごめを抱き寄せようものなら。 ワウワウワウウウッ!!! 白い牙をむき出しにして吠えまくり・・・ 「ったくなんだよッ」 ガブリッ 「痛ーーー!!!」 犬夜叉の手をひと噛みするモモちゃん。 (こ、このガキ犬・・・っ。イッチョ前に嫉妬なんかしやがって! いい度胸じゃねぇか!) バチ・・・っと犬夜叉とモモちゃんの視線が火花を散らします。 かごめはそんな一匹と一人に・・・ (はー・・・。嫉妬する犬・・・。何だか疲れるわ・・・) ちょっと困り気味。 しかし二人の嫉妬合戦はさらにエスカレートし・・・ 「モモちゃん、一緒にお風呂にはいりましょ♪」 (な、何!??) お風呂場のかごめの声。 イヤホンでCDを聞いていた犬夜叉のお耳がちゃんとキャッチ。 お風呂場のドアにそうっと聞き耳をたてる犬夜叉。 「綺麗になりましょうね〜・・・」 かごめの楽しそうな声が聞こえてきた。 (い、犬分際で一緒に風呂なんか入りやがって・・・。 お。オレなんかまだ一度も・・・) 悔しいやら羨ましいやら。 「・・・やん♪モモちゃんたら変なところ舐めないでってばー・・・」 (へ、変なところ!??) 犬夜叉くんの鼻息も微妙に荒いです。 「私、胸弱いんだってば・・・。もう・・・」 (・・・む、胸・・・!?胸っていってもどこ・・・って何オレは 想像してんだ!!) 自分で突っ込みながらも、さらに鼻息が荒くなってきております。 「私も、洗っちゃお♪」 (///) 犬夜叉くん、嫉妬を一時忘れてかごめちゃんの入浴シーン をご想像中。 「・・・ってきゃあ!モモちゃんってば、押し倒さないでっ」 (ぬ、ぬわあにーーーッ!???) 犬夜叉、ドアがメキ・・・って軋むほどに寄りかかって 盗み聞き。 「きゃははは・・・!くすぐったい、モモちゃん、せっけんの泡 とってくれるの?きゃははは・・・」 (・・・ってことは・・・ガキ犬がかごめの体全身を・・・) 意たる所を隅から隅まで舐めまくり・・・!??? (うおおおおーーー!!羨まし・・・じゃねぇ、許せねぇ!!) 犬夜叉の嫉妬は限界値・・・ 「あ、そこは駄目ってば・・・」 (そ、そこは駄目って・・・(激しく妄想)うおお、も、もう許せねぇーーーーっ!!) プッチン。 犬夜叉の嫉妬心が限界突破。 「かごめの体を触って舐めて色々していいのは俺だけだーーっ!!!」 バタン! 犬夜叉くん、ドアを蹴破って、お風呂場に突入v 「・・・って・・・あれ・・・?何で服着て・・・」 かごめちゃん、ちゃんと服を着ております。 泡だらけのなのはモモちゃんの方・・・ 「・・・。犬夜叉。あんた、何想像してたわけ・・・?」 「・・・い、いや・・・(焦)あの・・・べ、別にやらしいことじゃ・・・」 犬夜叉、自供・・・(笑) かごめちゃんは顔を真っ赤にして・・・ 「・・・犬夜叉なんて・・・大っ嫌い!!」 (・・・そ、そんな・・・(痛)) 犬夜叉くん・・・この世で一番怖いこわーい言葉を・・・ かごめちゃんから投げつけられ・・・ (ぐすん(涙)・・・いいんだ。どーせオレ、嫌われンだ・・・) リビングの隅で膝を抱えていじける犬夜叉。 かごめちゃんは怒って部屋から出てきません・・・ クワーン・・・ そんな二人を見て、モモちゃん、ちょっとだけ、悪い気になりました。 ワンワン。 「え?モモちゃん、どーしたの・・・?」 かごめのパジャマを噛んで引っ張るモモちゃん。 そしてかごめをリビングまで連れて行ったのです・・・ 「・・・モモちゃん・・・?」 ワン! かごめに背を向けていじける犬夜叉。 その犬夜叉の背中を足でつんつんとつっつきます。 「なんでい。ワン公・・・」 そしてかごめの元へ犬夜叉を連れて行って・・・ ワン! ”仲直りしなさい・・・” と言わんばかりに二人の間に座ってしっぽをふっています。 「・・・。ふふ。”夫婦ケンカは犬も食わない”っていうけど・・・。 ホントなのかもね・・・」 「・・・。ゆ、許してくれんのか」 「・・・モモちゃんのお望みだしね・・・。うふふ」 (・・・ほ・・・) 犬夜叉、かごめちゃんの笑顔にほっと安堵して・・・。 ワンワン! 二人の仲裁役のモモちゃん。 二人が大好きな映画のビデオを加えて持ってきた。 ワン! ”一緒に見ようよ!”言わんばかりに・・・ 「うん。3人で、見よう!」 ということでソファに3人、真ん中にモモちゃんを挟んで 映画を見ています。 犬夜叉、もうちっと、かごめちゃんとくっつきたいけど・・・ (ま、いいか・・・。今日は・・・ワン公の顔に免じて・・・) と、犬夜叉くんもモモちゃんのことが可愛く見えて・・・ 「あ、モモちゃん寝ちゃってる・・・」 いつの間にか、モモちゃんはすやすや夢の中・・・。 「・・・かごめ・・・」 「なあに?」 「・・・オレみたいな男は・・・やっぱ・・・嫌いか?」 「・・・うーん・・・そうねぇ。ムッツリエッチは 程ほどがいいかな・・・」 (む、ムッツリエッチって・・・(汗)) 「でも・・・私の前だけなら許しちゃう。だって・・・。オンナノコと しては・・・嬉しいし・・・」 かごめはちょっとほっぺを赤くしていいましたV 「かごめ・・・」 「・・・犬夜叉・・・」 眠るモモちゃんを越えて・・・ 犬夜叉とかごめは優しいキス・・・ 仲直りのキスをしました。 モモちゃんはそんな二人をちらっと 小さな丸い瞳で見ています。 ワウワゥ・・・ (よかった。仲直りしたみたいね。でも・・・。アタシは まだ犬夜叉を認めたわけじゃないからね!) と思いながらもうしばらく眠ったフリをしたのでした・・・。 めでたし?めでたし・・・。 さてさて。犬夜叉とかごめの日記はまだまだ続きます。 それはまた次の日記にて・・・。