毎日恋してる
〜犬かご新婚ラブラブ日記〜
4ページ目 ベイビートーク! ンギャアア!! 犬夜叉とかごめちゃんの愛の巣にけたたましく赤ちゃんの鳴き声がこだましております。 ・・・いえ!二人の子供ではありません。誤解なされずに。 といっても・・・。多分いつか、は、舞い降りてくるであろう犬かごジュニアでありますが(笑) (犬の次は・・・赤ん坊かよ!) リビングでむっつり顔でソファで不貞寝する犬君。 やっと二人きりのあまーい生活が戻ったかと思ったら、今度はかごめの親戚の 赤ちゃんを一晩だけ預かることになったのです。 (けっ!) あらら。犬夜叉、完全にご機嫌斜め。テレビのリモコンをつけたり消したりしています。 「あら。お腹減ったんだね。じゃあ、ミルクにしようか♪」 (み・・・ミルク!??) かごめの言葉に犬夜叉君のむっつりアンテナが即座に反応♪ (み、み、ミルクって・・・、か、かごめの・・・) 犬夜叉君の脳内で、ただいま、かごめちゃんの授乳シーンが 上映されております。 「あったかくておいしーよー♪」 (お、お、おいしいのか!??) どんな味だか、犬夜叉君、思わず舌をぺろっとなめちゃいました。 ・・・味でご想像なさるなんてさすがムッツリ君!(笑) 「よく飲むわね〜。ゾクゾクしちゃうほどよ」 (・・・。か、かごめは感じやすいんだな・・・(ドキドキ)) 犬夜叉君も何だかむずむずしたきてご様子でv 「犬夜叉ー!」 「・・・お、おうッ!!」 突然呼ばれてドキッとする。 それでもそそくさとキッチンへ直行なさいます犬夜叉君・・・ (・・・も、もしかして摩ってくれとか言うのか(ドキドキ)) と期待しつつ・・・ が。 「犬夜叉。悪いけど寝室へ行っておむつとってきて」 「・・・」 (お、おむつ・・・。しかもミルクって哺乳瓶で・・・(残念)) 犬夜叉君、がっくりの巻(笑) 肩をがっくり落としておむつを持ってまいりました おつかい犬君。 「ありがとう〜。さ、綺麗になりましょうね♪」 かごめはあかちゃんをソファに寝かせ、オムツを手馴れた手つきで とりかえる。 (さすが教師というだけのことはある・・・。っていうか・・・) 赤ちゃんを見つめるかごめの瞳は・・・ 慈愛に満ちて・・・ (・・・見惚れちまう) 「ん?どうかした?」 「い、いや・・・。何でもねぇ」 かごめの横顔に見惚れてしまっていた・・・って素直にいえたらいいのにね、犬夜叉君。 「あ・・・。眠ってる・・・」 かごめは赤ちゃんのほほをつんつんとつつきます。 「赤ちゃんを育てるって言うのは大変なことだけど・・・。 この寝顔には・・・。適わないよね・・・」 「・・・」 適わないのは・・・かごめの方だ。 かごめの優しい眼差しに・・・ 心奪われている。 (・・・んな台詞・・・。なかなかいえねぇけどな) 「よし。完全に寝たわね・・・。じゃ。犬夜叉。練習しようか」 「あ?練習?」 「あんたも”いつか”は人の子の親になるかもしれないのよ。 赤ちゃんの世話くらいできるようになっておきたいじゃない」 (人の子って・・・かごめと俺の子かもしれねぇじゃぇか・・・(照)) 自分で心でつぶやいて照れちゃってます。犬夜叉18歳。 「はい。この人形を遣って・・・まずは赤ちゃんの抱き方から」 (・・・かごめの”抱き方”なら知ってんぞ(ドキドキ)) 抱き方でも意味が違いまっせv犬の旦那(笑) 犬夜叉は、玩具の人形を抱かせられる。 「違う違う。頭、かかえちゃだめよ。赤ちゃんはまだ首がすわって ないんだから」 「・・・こうか」 「そうそう・・・。もっと赤ちゃんの背中を支えるように・・・」 かごめは犬夜叉の後ろから犬夜叉の手を重ねて指導。 「労わるように、優しく・・・そっとね・・・」 (・・・か、かごめの声が・・・) 耳元に息がかかって犬夜叉君のドキドキ、再発v 「うん・・・!そんな感じ!」 「そ、そうか・・・」 赤ちゃんの抱き方の次は、ミルクのあげかたです。 「いい?まず・・・お湯の温度は適温に・・・熱いのは絶対駄目ね」 哺乳瓶を持ってかごめは説明。 「それから、ミルクは分量をちゃんと確かめて・・・。 生後何ヶ月かで違ってくるから」 かごめは粉ミルクを実際に哺乳瓶に入れて説明。 「そして、お湯をいれて・・・。よく振る」 かごめは細かく説明しますが・・・ (・・・なんか・・・つまんねぇ) 刺激的なコンタクトがないので、犬夜叉君の勉強意欲がちょっと低下。 「よく振ったあとはね・・・。哺乳瓶の吸ってみてちゃんと出るか確かめるの」 (吸・・・!???)←激しく何かを混同(笑) 生々しい言葉は犬夜叉君のむっつり君を多いに刺激したようですーv (て、天然哺乳瓶・・・)←犬君の視線はかごちゃんの胸元に・・・v 「粉ミルクが固まって詰まるときがあるの。だからこうやって・・・」 ちゅッ (!!) とっても刺激的な生音に犬夜叉くんのむっつりハートははドッキーん!! 「・・・に、三回、確かめて・・・そして飲ませるって。何あんた、悶えたような顔してんの」 「・・・い、いやっ。べ、別に疚しいことは何も・・・」 やましいことじゃないけど・・・とっても幸せーな想像でしたよねv 「で。次はおしめね」 かごめは人形の足を持って、実際に紙おむつを履かせる。 「天花粉をつけて・・・。もし、肌が被れていたら保湿クリームも つけてね」 (・・・やっぱすげぇな) 細やかなオムツの取替えに犬夜叉も感心。 「はい・・・。できあがり!犬夜叉、わかった?」 「お、おう。任せろ」 今度は犬夜叉がトライ。 だが・・・ 「わあ!オムツがくっつかねぇ!」 接着テープの部分を引っ張りすぎてオムツを破いてしまう。 「はぁー・・・。力任せにやったらどうなるのよ。もう・・・。乱暴はだめって いってるでしょ」 「けっ・・・。初めてなんだから仕方ねーだろ」 「そうだけど・・・もし、私が赤ちゃんでもそんな乱暴な扱いするの?」 (か・・・かごめが赤ん坊!??) ピッカーン。 犬夜叉君の妄想劇場が瞬時に開演。 (か、かごめが赤ん坊・・・) 『犬夜叉・・・。私をお世話・・・して・・・v』 ベビーベットに・・・なんともすけすけのネグリジェ姿のかごめベビーが・・・ (な・・・なんてムチムチした赤ん坊なんだ・・・(ドキドキ)) 犬夜叉君のムッツリ妄想はどんどんエスカレートv 『あのね・・・。恥ずかしいけど・・・。下着・・・とりかえて・・・★』 (だっ!か、かごめ!幾らなんでもそんな”プレイ”はッ!!) 犬夜叉、目を閉じてさらに想像、妄想v 「犬夜叉!あんたまた、変な想像してんじゃないの!?」 「・・・!!」 かごめの一言で犬君の妄想劇場は瞬時にカーテンが引かれてしまいました・・・(笑) 「ったくー・・・。どうしてあんたはいつもそうなの」 「う、うるせえ!お、お前が妙な例えをするから・・・」 だからって、色々ご想像されるなんてやっぱり君は、ムッツリ君! 「ふふ・・・。でもいつかさ・・・あたしたちにもこんなかわいい子が・・・ 出来るといいよね・・・」 「・・・”いつか”・・・。じゃなくても・・・。すぐにでも 出来るかもしれねぇじゃねぇか・・・」 と、かごめちゃんを誘うようにチラ見する犬君。 「・・・(照)あ・・・。でも今日はダメ・・・。この子いるし・・・」 「・・・わ、わかってらぁ」 なーんだかぽわぽわした空気になってまいりました。 「・・・変わりに・・・。これをあげる・・・」 CHU! 犬夜叉のほっぺにかわいくキッス♪ 「赤ちゃんのお世話のお手伝いしてくれたから・・・」 「・・・(喜)」 そして犬夜叉とかごめは赤ちゃんの寝顔を 暫く見つめておりました・・・ さらに翌晩は、犬夜叉君、かなり頑張ったそうです!(笑) はてさて。二人が天使に出会うのは数年後のことになります。 ちょっと間がありますが、それまではこの甘い生活で二人の絆を深めていくのでありますv ではでは。二人のラブラブ日記はまだまだ続きます・・・v