犬かご50のお題
 
耳!?
「・・・」 かごめがある一点をじぃっとじぃーと見ている。 「な、なんでい。てめぇ」 見ているのは・・・ ピクピクっと動く犬夜叉の・・・ 耳。 「そ、そ、そんな見るなよ(照)」 ほほ染めて照れる犬夜叉の耳。 耳もどこかはずかしそうにピクっとおじきする。 「うーん・・・」 かごめは何か考えながらくいっと耳をつまむ。 「や、やめろっこらっ」 「うーん・・・」 くい、くい、くいっ。 かごめはやはり何やら想像しながらひっぱったり。 「いい加減にしろっ」 かごめの手を跳ね除ける犬夜叉。 「うん!決めたわ!!」 両手をパンっとたたくかごめ。 妙案が浮かんだのだろうか? 「明日のお夕飯、ぎょうざにしようっと♪」 「ぎょうーざ・・・?」 「うん。あんたの耳みてたら、なんかぎょうざがうかんじゃって。 感触も似てるのよねー♪」 かごめは遠慮なく耳をぴっぱり伸ばしたり。 「おもちゃじゃねぇっ!!」 と、反抗するが、どこかうれしそうな犬夜叉。 「えー?もっと触りたーい★なんか癖になりそう♪」 「なるなー!」 犬夜叉、拗ねて腕を組み、かごめにそっぽを向く。 「い・ぬ・や・しゃ♪」 かごめの間高い甘い声・・・。 犬夜叉は釣られるように振り向くと・・・。 「・・・おいで♪」 (・・・!!) ウィンクして、正座するかごめ・・・。 正座して、モモをポンポンとたたいて 膝枕のお誘いを・・・ 「な、な、なに言ってんだ!!(喜)」 「早く・・・お・い・で♪」 かごめのウィンクに犬夜叉は・・・ (///) 「けっ誰が・・・」 といいながら、あらまぁ気がつけば 犬夜叉君、 「し、仕方ねぇ・・・付き合ってやる」 かごめちゃんのひざにしっかりおねんねしています。 「ふん子供みてぇな真似ごと、しやがって俺はなぁ・・・」 「あ、耳、土ついてるよ。ふいてあげる」 かごめは制服のスカーフをはずし、犬夜叉の耳をふき、ふき。 「俺は・・・お・・・」 耳を”ふきふき”にしてもらい、犬夜叉の文句もぴたりと止まる。 そして最後はお約束の・・・ 「フーフー・・・」 (・・・!!!) かごめのフーフー・・・。 甘い息を吹きかけられ、犬夜叉の体に快感がビリっと走る 「はあい♪きれーになりましたよー♪」 すっかりママ気分のかごめ。 そしてすっかり、リラックスして体の力ふわーとぬけております犬夜叉。 かごめの膝枕。 久しぶりだけど、やわらかくてあったかい。 そして何より・・・ 「犬夜叉・・・。少し休んでいいよ」 上に見えるのはかごめのやさしい顔・・・。 かごめの感触とぬくもりを感じられる なんて・・・ 幸せなとき。 「あ、寝ちゃった」 あんまり幸せだから眠ってしまう。 「うん。やっぱり明日のお夕飯、ぎょうざにするわ。 えびきょうざがいいかしら」 かごめは眠り犬夜叉の耳をもみもみ しながら ほかのおかずを考えたのだった・・・