おすわり!「犬夜叉!おすわり!」 「ぎゃっ」 毎度のことながら・・・。犬夜叉、かごめとけんかしておすわりで ケンカに負けている。 「てめぇな・・・。おすわりおすわりっていい加減に・・・」 犬夜叉、顔をあげて怒るが・・・ (・・・はっ) ”ある風景”が犬夜叉に飛び込んできた。 (///) かごめのスカートの中が・・・ちら・・・っと。 「犬夜叉!なにみてるの!!」 「べ、別にっ」 かごめ、犬夜叉の視線にきずき、スカートを手で押さえた。 「あ・・・あんたって人は・・・」 「う、う、うるせぇな、”見た”んじゃなくて”見えた”んだ!! 故意はねぇ!!」 「同じことでしょーが!!いやらしいッ。おすわ・・・」 犬夜叉、既に自ら条件反射で顔を伏せる・・・ (ん?) かごめの声が聞こえないから犬夜叉、恐る恐る顔を上げる・・・。 「・・・。もういいわ。そのかわり・・・。犬夜叉。私もたまに”お座り”したい」 「あ?」 「・・・犬夜叉の膝で・・・。駄目・・・?」 かごめの可愛らしい上目遣いに犬夜叉・・・ (・・・嬉) 「しょ、しょーがねぇな。ちょ、ちょっとだけだぞ」 犬夜叉、顔では怒り、心では大喜びで胡坐をかいて座った。 「じゃ、お邪魔します」 かごめはちょこん・・・と犬夜叉の膝に座る・・・ (・・・や、やわらかい) 柔らかいかごめの肌の感触が衣ごしに伝わる・・・ かぁあっと犬夜叉の頬が火照った。 「ふふ。たまにわいーよね。こういうのも」 「あ・・・ああ・・・」 たまにはじゃなくて、いつもこうしていたいと犬夜叉は思う。 かごめの温もりを感じられて・・・ 犬夜叉の視線は下に行くと・・・真っ白な肌の太股が・・・ (・・・目のやり場に・・・。困る・・・) 「・・・犬夜叉。あの・・・。手、どけてくれる・・・?」 「え・・・」 犬夜叉の手が”偶然”?かごめの太股に・・・ 自分の手の位置に気づきパッと離す・・・ 「い、い、今のも故意じゃねぇぞッ」 「わ、分かってるわよ・・・。でもこれじゃあ”お座り”じゃなくて ”お触り”よね」 (なっ・・・) かごめの爆弾発言に犬夜叉、カアッと体が火照る。 「や・・・やだ。何ってんの私・・・」 「そ、そ、そうだぞッ。お、オレは弥勒じゃねぇっ」 「う、うん」 「・・・。お前は、オレにとって大事な女なんだから・・・。お前の嫌がること するはずないだろ・・・」 「うん。でも・・・。好きな人なら・・・。嫌じゃないよ」 (ドキ・・・) 犬夜叉はそのままかごめを両手で包み込む・・・。 今日の”おすわり”はちょっと刺激的。 たまにはいいよね・・・? 二人はそのまま抱きしめあっていた・・・FIN