がさごそ・・・ かごめが草むらを四つんばいになって何かを探している。 「何さがしてんだかごめ」 「・・・な、なんでもいいでしょ!!あんたはあっち行ってて!」 (なっ・・・) 一緒に探してやろうと思った犬夜叉、ショック!! 「オレにいえねぇモンなのか!!」 「・・・い、言えるわけないでしょ!!お願いだからあっち行ってて!!」 かごめは頑なに犬夜叉を遠ざける・・・ (一体何なんだ・・・。かごめの探してるものって・・・) 「知りたいか?犬夜叉」 七宝がぬっと犬夜叉の肩から登場。 「七宝。なんだてめぇ」 「かごめが探しているものはお前がもっておるじゃろ」 「あ・・・?」 「ほおれ。お前の懐にしのばせてあるかごめの・・・」 (!!!) 犬夜叉が大切に大事に懐に宝物にしている もの・・・それは。 かごめのピンクのv下着。 ・・・犬夜叉君、まだ返していませんでした。 「くっくっく。さぁてどうするんじゃー♪オラがここで一声あげて かごめに知らせればお前は終わりじゃのー」 七宝、天下をとったと言わんばかりに得意げな顔・・・ 「て、てめぇ七宝・・・」 「三回回ってワン!と言ったら見逃してやろう。さあぁどおする?」 「・・・(怒)」 ポカン! 「しばらく埋まってろ・・・!」 七宝・・・哀れ、頭から土に突っ込こまれた・・・ (ったく・・・。それにしてもまじめな話、どうすんだ・・・。 いつまでもこんなモン持ってるわけにもいかねぇし。でも・・・) ”いやだ、ずっとオレのタカラモノにするんだ” 犬夜叉、心の声がそう言っております・・・ (だぁああ!!何考えてんだ。と、とにかくどっかその辺にそれとなく おとしときゃいーだろ。そうだそうしよう・・・) かごめの背を向けてそっと草の中に置こうと懐から出す 「何考え込んでるの。犬夜叉」 「わぁあああああッ!!!!」 犬夜叉の心臓、 バックバックン飛び跳ねた 「・・・な・・・。何その異常な驚きは・・・」 「お、オレは何も隠してねぇし隠そうとしていることもねぇッ・・・」 思いっきり隠しているとかごめに白状しているぞ・・・犬夜叉・・・ 「・・・。まさか・・・。あんたが・・・」 「オレは何も持ってねぇし拾ってねぇッ・・・。あ・・・」 犬夜叉は思わず下着を握りしめる右手をかごめに見せてしまった・・・ 犬夜叉・・・ 自供・・・。 真っ赤になり絶句するかごめ・・・ かごめはバッと下着を取り返し 「かごめ・・・あの・・・」 恐る恐る・・・顔をあげる犬夜叉・・・ (・・・怖っ・・・) 真っ赤に顔を赤面させ、眉が八の字のかごめ・・・ 「おすわりおすわりおすわりおすわり、おすわりーーーーーッ!!!!」 哀れ犬夜叉・・・ 地面に埋まって陥没した・・・ 「・・・犬夜叉なんてしらないッ」 あーあ・・・かごめちゃん、完全におかんむりです・・・ 犬夜叉の顔をみようともしない (・・・。ち、畜生・・・。なんでオレがこんなめに・・・) まだ顔にどろがついちゃってます、犬夜叉君。 「・・・お、おい・・・」 「知らないッ!!もうしばらくあんたとは口もきかないっ!!」 ドドーン・・・ かごめの一言に犬夜叉ハートブレイク・・・ 地面を見つめて激しく落ち込む犬夜叉クン・・・。 5分・・・ 10分・・・ 時間が流れる。 「・・・」 チラ。 (まだ怒ってンのか・・・) おそるおそるかごめをチラ見する犬夜叉 でもまだ背中が怒っている・・・ しゅん・・・とする犬夜叉。 (・・・どうすんだ・・・どうすんだ、どうすんだ・・・) 犬夜叉の脳はぐるんぐるん解決策を練りだそうとしております。 さて・・・犬夜叉とかごめは仲直りできるでしょうか・・・? お題 仲直りに続く。