「意気地なし!小心者!鈍感!!」 「・・・沈」 ご神木の前でかごめと大喧嘩。 かごめは物凄い勢いで井戸の中へ・・・ 「・・・(涙)」 かごめの威嚇三連発ですっかりへこんじゃった犬夜叉・・・。 理由は簡単。 ちょっといい雰囲気だったのに犬夜叉ってば 「おうかごめ。おめぇ、なんか少し太ったんじゃねぇか」 なんてこと言うものだから・・・。 (意気地なし・・・。弱虫・・・。最後の馬鹿って 力はいってたし・・・ぐすん) ゆびで土をいじいじしていると・・・。 「犬夜叉よ。恋に悩んでおるな?」 悟りをひらいた坊主のような顔で弥勒が現れた。 「助平法師に用はねぇ」 「ふっ・・・。積極的な男になれるいい秘薬をもってきてやったというのに・・・」 「・・・!?」 「・・・ほおれ。これをひとのみ・・・」 弥勒は犬夜叉の口の中になにかをいれた。 「な・・・なんでい。ただの飴じゃねぇか」 「・・・ま、効き目は後ほど・・・。 そのままかごめ様の元にいけば・・・」 「けっ。お前の怪しいモンなんて信用できるか」 そういいながら犬夜叉は井戸の方向へと消えていった・・・。 (ふふ。精力薬を3倍に濃度を凝縮した 飴にどうお前はには出るかな・・・) ガラガラ。 いつののごとくこそっとかごめの部屋の窓から侵入。 (・・・い、いたのか(汗)) いないとばかり思っていたが・・・。 机に向かい、勉強をするかごめの背中が・・・ (お、怒ってる・・・) かごめの背中に見えない文字で『犬夜叉なんか大きらい 』とかいたあるよう・・・。 ドクンッ (・・・ん!?な、なんか・・・) くらっと・・・ 酔うような変な感覚が・・・。 「あ・・・!アンタ!また窓から入ってきて・・・! ちゃんと玄関から来てよ!!」 「・・・」 「ちょっと・・・!聞いてんの!?」 突然、犬夜叉は鋭い目つきをして・・・ かごめを荒々しく抱き上げて ボス! 「きゃあッ!!」 ベットに突き落とした。 「な、なにすん・・・」 (・・・目・・・目が変・・・) 犬夜叉の目じゃない まるでエモノを狙うような・・・ 「・・・度胸がないだと・・・?言ってくるじゃねぇか・・・」 「え・・・?きゃッ」 かごめの両足をまたで挟み込んで・・・ バンザイさせて両手両足の自由を奪う・・・ 「・・・度胸がないか・・・。試してやる・・・!」 「え!?あ、ちょ、ちょっと・・・ッ!!」 ブチ・・・っ!! かごめの白ブラウス・・・ 一番上のボタンが飛び・・・ 「・・・お、おすわ・・・、うッ!!」 犬夜叉はかごめの口を押さえて 言霊を封じた・・・。 「・・・。男がどんなもんか・・・教えてやる・・・」 (・・・やッ・・・!!) 肌蹴る白い肩に・・・ 食らいつく・・・ (やだ・・・。こんなの・・・。こんなの犬夜叉じゃないッ!!) バッコン!! かごめは目覚まし時計で犬夜叉退治。 「痛〜!!」 犬夜叉のおでこにモロHIT! 「テッテテ・・・!」 おでこをさする犬夜叉・・・ (はッ!!) 引き千切られたブラウス・・・ (・・・か、かごめ・・・一体何が・・・) 「・・・お・・・お・・・おすわりーーーーーーッ!!!」 久しぶりの・・・ 最大級のおすわりが 炸裂した瞬間だった・・・。 「・・・自分で貼って!」 「・・・(汗)」 シップをおでこに自分で貼る犬夜叉・・・。 「あ、あのな、だから弥勒に妙なもん食わされて・・・」 「その妙なものの効果試すために私のところに来たんでしょ!」 「うッ・・・」 その効果は・・・。 あまりにも絶大で・・・。 「お・・・、お前がオレに酷いことゆーからだろッ」 「わたしのせいにするわけ・・・!?女の子に手荒なことしてお・・・」 (・・・) (・・・) お互いの顔のドアップに・・・ (な、なんか妙な・・・) (ど、ドキドキしてきた・・・) もし・・・ あのまま流れに任せていたら・・・ 今頃・・・ 二人は・・・ (・・・かごめと・・・) (犬夜叉と・・・) ・・・微妙な緊張感が・・・。 「あ・・・、わ、私着替える」 「そ、そうだな」 「犬夜叉、う、後ろ向いててよッ」 「お、おう」 犬夜叉は慌てて後ろを向いて胡坐をかく。 (・・・。な、なんか・・・。変な空気・・・) まだ・・・ 弥勒の薬が効いているのか・・・? (あ・・・) 窓に・・・ かごめの着替え姿が映る・・・ (・・・) 窓に映る・・・ かごめの肌 白いブラ・・・背中のフック 脇の間からちらと垣間見える膨らみに ドクン 興奮を覚えてしまう 薬とは違う感覚 (・・・くそ・・・駄目だ・・・) スカートのファスナーをおろせば スっとスカートが落ちて 白い太股が目に入る。 (・・・くそ・・・。) 薬のせいではない 抑えられない衝動 (・・・これじゃあ・・・。薬のせいだって いえねぇじゃねぇか・・・。いや・・・薬がなくたって・・・) かごめへの想いは・・・ 変わらない・・・ いつだって・・・ いつだって ”触れたい”って思ってる・・・。 犬夜叉は静かに立ち上がり・・・ 「・・・かごめ」 (え・・・?) 下着姿のままのかごめを・・・ 背中から抱きしめる・・・。 「・・・ちょ・・・」 「・・・薬なんかなくたって・・・。 オレはいつだって・・・。お前のことが・・・」 犬夜叉の息がかごめの耳の裏と首筋にかかる・・・ 「・・・っ。み、耳元でしゃべらないでよ・・・」 (・・・な、なんか・・・さっきとは 違う・・・) 息遣いは激しいけど・・・ どこか・・・ 優しい・・・ 「・・・犬夜叉・・・」 「・・・。積極的じゃねぇけど・・・。 オレは・・・オレは・・・いつだって・・・お前が・・・」 (お前が・・・?) 「・・・欲しい・・・」 (・・・ッ) 爪先からかごめの体は熱くなる 物凄いことをいわれているのに でも 抵抗したくない自分・・・。 「・・・大丈夫・・・。”最後”まではしねぇ・・・。 ただ・・・少しだけ・・・。触れさせて・・・」 「犬・・・夜叉・・・」 ”触れさせて・・・” 子供のようにねだる・・・ すでに犬夜叉の片方の腕は・・・ かごめの内股をゆっくり上とさすって・・・ かごめはぐっと上がりそうな声をこらえて・・・ ドサ・・・ 畳に倒れこむ赤い衣・・・ そして流れる黒髪と銀髪が混ざり合う・・・ 「・・・”少し”だけ・・・だけよ・・・」 「・・・。嗚呼・・・”少し”だけ・・・」 銀髪に回された白い腕・・・ これから始まる営みに・・・ 少し不安もあるけれど・・・ ”好きな人に愛されたい” そう思う自分に素直になる・・・。 「・・・あ、ま、待ってで、電気・・・」 「・・・いい。明るい方が・・・。隅々まで お前の全部が・・・見える・・・」 (犬夜叉・・・) 触れ合い 体と体 心と心 ”もっともっと結ばれたい” 好き・・・限界はない 「・・・かご・・・めっ」 薬の効果じゃない 男として 好きな女が欲しい それに身を任せてみることも いいかもしれない 畳に流れる黒髪と銀髪 脱がされた 白いブラとショーツ 快楽が始まればもう・・・止まらない 固く組み敷いた体と体がぶつかりあい 重なり合い・・・ そして何度も強く強く抱きしめる・・・ 「・・・かご・・・ッめ・・・ッ」 愛しい名を呼ぶ 何度も何度も ・・・から見合う指と指 離れなれなくなって・・・ 夜はまだ長い 二人の快楽はこれからが本番なのだ・・・