着替え強奪事件 夜。 なんだか興奮気味の犬夜叉。 お布団を準備のかごめの後姿にすでになんだか目がすわっております。 ですが・・・。 「・・・今日は駄目よ」 「!??」 ジャジャーン。 犬君のバックでヴェートベンの「運命」が鳴りました。 「疲れてるの。ごめんね」 「・・・」 犬夜叉、うな垂れてその場を動けません。 「お風呂はいってくる。じゃあね」 落胆する旦那を知らん顔でかごめは着替えを持ってお風呂場へ・・・。 (一週間。俺はなんのために・・・) 一週間。 この夜のために頑張ってきたのに。 犬夜叉の脳裏に一週間のがんばりが走馬灯のようにめぐっています。 「うおーーーッ!!!」 何の雄たけびか犬夜叉、吠える・・・。 「〜♪」 一人吠える犬夜叉をよそにかごめは気持ちよさそうにご入浴。 (・・・”めいんでぃっしゅ(かごめ)”が駄目ならば 香りだけでも・・・!そ、それに・・・) 犬夜叉、なにやら思い立ったのかお風呂場へ直行・・・。 コソドロのように挙動不審に身をかがめてお風呂場から何かを 強奪した模様です! そしてお風呂からあがったかごめを待っていたのは・・・。 「あれ!??」 『お前の着替えは預かった。返して欲しくば俺の布団の中まで来い。犬』 そんなメモが洗濯機の上に置いてあり・・・ 「んもーーーっ・・・。何考えてんの。アイツは!」かごめは大弱り。 一方犬夜叉は布団の中で脱ぎたてのかごめの衣類に・・・ (・・・悦・・・v) 宝物のように抱きしめております。 さぁ流石に怒ったかごめ妻。 息を吸って思い切り叫ぶ。 「着替え返さないともう一生あんたに触らないからね!!」 (一生・・・!?) かごめの声に、犬夜叉は・・・。 (一生かごめとラヴラヴできない一生ラヴラヴ・・・) 犬夜叉、容易く投降し、自首。 「・・・罰として三日間行って来ますのチュウもお弁当もなし! 刑に服なさい!」 「・・・はい・・・」 そう言われて部屋から追い出された犬夜叉。 一人寂しく廊下でおやすみの刑です。 ですが・・・ ”戦利品”が犬夜叉のポケットに。 (・・・明日まで・・・一緒にいような) かごめの脱ぎたてのブラと会話して眠る犬夜叉でした・・・