夫婦マッサージ 「いててて・・・」 体力が自慢の犬夜叉。 流石の犬夜叉だが体は応えているらしい。 「・・・犬夜叉。ちょっとこっちに・・・きて?」 「なっなんでい」 (・・・そんな意味深な声で///) 犬夜叉、なんかすでに勘違い☆ 布団の上に犬夜叉をお誘いするかごめ。 「先に・・・寝てv」 (・・・お、俺が”下”なのか・・・?そ、 そういうのは・・・。初めてだ) ・・・何がどう”初めて”なのかは大人な世界が分かる人だけ 考えましょうね(笑) 「犬夜叉・・・。体の痛い部分・・・どこ・・・?」 「え・・・」 (そ、そんなとこから”攻め”るのか・・・(ドキドキ)) 犬夜叉の妄想はそろそろMAXのようで☆ 「そ、そうだな・・・。えっと、こ、腰のあたりなんか・・・」 「うん。わかった・・・。痛かったら・・・言ってねv」 (い、痛くなるほど・・・って///) 犬夜叉の妄想はもうMAXでちょっとマニアックな域に☆ 「じゃあ始めるね」 「お、おう・・・///」 犬夜叉、ゴクッと期待をこめて唾を飲んだ。 そして・・・。 「・・・どう?このくらいの強さ?」 「こ、このくらいって・・・」 (これじゃあ・・・、た、ただのマッサージじゃねぇか) かごめは犬夜叉の腰辺りを両手で力を入れて 解す。 「・・・犬夜叉疲れてる顔してたでしょ・・・? だから私、楓おばあちゃんにマッサージ習ったの」 「・・・ま、マッサージ・・・(残念)」 犬夜叉君の妄想は終焉・・・。 「・・・下手かな・・・?楓おばあちゃんには筋がいいって 言われたんだけど・・・」 かごめ、しゅん・・・と俯く。 (・・・汗) 「い、いや・・・。い、いいぜ。結構・・・」 「ほんと?よかったー・・・。じゃあ今度は ふくらはぎ当たり頑張るねー」 かごめは腰から下をマッサージしていく・・・。 (・・・本当だ・・・。体の疲れたとれていく・・・) 犬夜叉はうつらうつら・・・、眠気がくるほどに 気持ちよく・・・ (・・・確かに気持ちいいな・・・。でも・・・。 できることなら・・・かごめにマッサージするなら・・・) ”色んなトコをもみもみできる・・・v” (・・・///)←ちょっと想像。 「か、かごめ・・・。も、もういいよ。こ、今度は オレが・・・し、してやろうか・・・?」 「えっ」←なんか嫌な予感がした。 「なっ。なんでいその疑わしい目は・・・」 「・・・だって・・・。なんか・・・」 かごめ、旦那のよからぬ妄想を肌で感じ取る。 「・・・お、オレがそんなやらしいこと考えてるとでもいうのか?」 「・・・うん」 (ガーン!) 犬夜叉、ショックでいじけて絨毯の繊維をむしりとる。 (ったくもう・・・。すぐいじけるんだから) 「わかった。じゃあ・・・。背中”だけ”お願いしようかな」 「せ、背中・・・だけ?」 「何よ。不服なの?」 「い、いえ別に・・・ッ」 (まぁいいか・・・。それでももしかしたら・・・) ”体中・・・お願い・・・” ってな展開をまだ期待しています、このお人v 「じゃあ・・・お願いね」 布団に背を向けて横になった。 長い髪をすっとずらすと白いうなじが見えまして・・・☆ (・・・///) 「・・・。犬夜叉。どうしたの?」 「い、いや・・・。なんでもねぇ・・・、せ、背中のどの辺なんだ?」 「肩甲骨(けんこうこつ)あたりかな」 犬夜叉はその辺りを背骨に沿って親指で押す・・・。 (・・・柔らかいけど・・・。なんかちょっと・・・ ツマンナイ・・・) 犬夜叉の妄想の中では足から腰まで終わったら今度は ”前”に・・・とご想像しましたが・・・。 背中”だけ”とのお約束で・・・味気なくやる気がうせていく犬夜叉でしたが・・・。 「ん・・・っ。そこ・・・っ」 (・・・!?) 「あー・・・っいい・・・っ、うん・・・っ」 (・・・っな、なんつー声を・・・///) かごめが喘ぐ声に犬夜叉、急にやる気が復活! 「んー・・・ッ。あぁッ。いいッ。きくー・・・ッ」 (ドキドキ) 「んぁあッ。あんッ。気持ちいい・・・ッ」 (ムラムラ) 犬夜叉君、色っぽいかごめの声に 何だか興奮してきたご様子・・・v 「ふぅー・・・。背中の痛みが消えた・・・。 ありがとね。犬夜叉」 「・・・///」 「・・・犬夜叉・・・?ちょっと!」 (はっ) 犬夜叉・・・。妄想からぱっとご帰還♪ 「か、かごめ・・・。どうだ。オレも結構上手いモンだったろ?」 「うん。さすが力あるわね。これからもお願いするね」 「おう!!任せとけ!!」 犬夜叉、とっても嬉しい任務をかごめから頂戴して 食後の夜に楽しみができました。 が。 しかし・・・。 「あー。満、きもちいーわぁ♪」 「あい!」【そうか!よかったぜ!】 かごめの背中の上でとことこと歩いて満がマッサージ。 ・・・犬夜叉、かごめ専属マッサージ師をたった二日で 解雇されちゃったのでした・・・(笑)