深夜のお風呂
「ふぅー・・・。ひさしぶり。こんなにゆっくりしたの・・・」
夜中。一人、お風呂でくつろぐかごめ。
部屋では満と犬夜叉が大の字になって
寝ています。
・・・おんなじ格好で(笑)
「はー・・・。一人の時間って貴重よね・・・」
愚痴の一つも出ます。
夜は夜で構って欲しいのか甘えん坊の旦那の相手。
”おう。かごめ。ゲームしようぜ”
”おう。かごめ。ビデオレンタルしてきた観ようぜ”
この間、でっかいけんかをやらかしたので犬夜叉はかごめご機嫌取り作戦
に一生懸命です。
でもあんまりまとわりついてくるので、
”うるさいなぁ。もう!”
とかごめは言ってしまい犬夜叉は部屋の隅っこで足を抱えて落ち込んで・・・(笑)
(・・・。子育て二人分してるようなものね。ふぅ)
それでも夫婦の時間は大切にしたいと思うかごめ。
(明日・・・。ゲームもビデオも相手するか。ふふ)
そう思って湯船からあがろうとしたとき。
(ん?)
脱衣所に人影が・・・
(・・・。アイツか・・・(汗))
硝子越しにカチャカチャとべるとをはずす音が聴こえます。
「おい!そこの覗き魔!」
「・・・(汗)」
人影の動きがピタリと止まりました。
「・・・何をしてるの?」
「いや・・・。一緒に入ろうかな・・・って・・・(汗)」
「・・・誰が許可したの?」
「・・・ハイ・・・」
硝子越しに正座姿が浮かびます。
「一緒に入りたいの?」
「・・・。ハイ・・・」
犬夜叉、小声で震えているご様子・・・。
(仕方ないわね。もう・・・。ふふ)
「共に入浴、許可する」
「・・・!!」
瞬きするくらいのもうスピードで衣を脱ぎ捨て
お風呂場へGO!
「んもー。子供みたいなんだから」
「うるせー!オレは大人でい!」
深夜のお風呂場。
硝子越しにたのしそうな会話が聴こえてきます。
「か・・・カラダ洗ってやる・・・(喜)」←泡だったスポンジしゃかしゃか手でやってます
「いいわよ!もう洗ったから!」←洗面器ですでに構えてます
・・・少しドキドキする会話も聞こえてきます(笑)
かごめの気苦労はまだまだ続くので有りました・・・。