居場所を探してシリーズ最終シーズン 「タンポポの綿毛が舞い落ちて・・・ 〜遠い空〜」 第一話 幸せの綻び 「うおー!小雪に歯が生えてるぞー!かあちゃん!」 こちらお久しぶりの犬夜叉さん宅。 第二子の小雪ちゃんに歯が生えて 鏡で口の中を撮影中。 かごめママと満が覗き込んでます。 「へぇ!オレも見るぞ!」 とーちゃんも覗こうと満とかごめの間から顔を ひょこっと出しますが かごめは背を向けてしまう。 鼻をくんくんと膨らませて・・・。 「お酒飲んだわね・・・。破ったわね?」 「・・・(汗)」 小雪が生まれたときにお酒を断つ!と誓ったとーちゃんでありましたが・・・。 「お、男には付き合いが・・・」 しどろもどろになりつつお約束的な言い訳を。 「棟梁はもう何年も前にお酒やめてるって聞いてるけど?」 「・・・(滝汗)」 疲れたとき、 ちょっと飲みたくなるのが たまに傷。。 「・・・頭冷やしてきなさい!」 バシャンっと物干し場においだされてしまいました。 「・・・(泣)」 縮こまってひざを抱える二次の父。 そんな父のとなりに子が一人。 「泣くんじゃネェ、男だろ?」 「・・・。お前、誰の台詞を・・・」 (・・・ってオレか(汗)) 「なぁ満。かあちゃん、怒ってるよな。 酒のことだけじゃねぇような気がするんだけど」 「・・・うーん。なんかかあちゃんと良く顔の似た人の夢を 最近みるんだってさ」 (そ、それはもしや・・・) 満、かごめの口調を真似ていってみる。 「・・・『二股かけられませんように』」 「・・・(汗)」 「なぁ父ちゃん二股って・・・。なんだ?」 満、二股の棒の熊さん型のキャンディを おいしそうになめてます(笑) 犬夜叉、違う意味でなんだか震えが。 「母ちゃんが言うには二股ってのは 良くないことだって。体にも心にも悪いんだってさ」 「・・・(汗)」 息子に総まとめされる父、犬夜叉。 「・・・でもかあーちゃん、どんなに 怒ってても父ちゃんのこときっと大好きなんだ」 「そ、そうか」 「うん。ほしょーする」 (く、口が達者になってきやがって) といいつつ息子のアドバイスでほっとする父、犬夜叉(笑) 星空の下、 父と息子の男同士の会話が 盛り上がった。 (どっちが大人なのかわからないわね) 「ねぇ小雪。貴方には二人も守ってくれる人が居るのよ。 最近口が達者になってきたお兄ちゃんと・・・」 アウアウと手足をばたつかせる小雪。 「・・・未だに二股という言葉に過剰反応する 張本人のパパと(笑)」 星空。 今宵は まるで雲ひとつ無く お月様とお星様の 演奏会のように きらきらと空が輝いている。 (ずっと明日もまたこんな夜だと良いな・・・) 空にそう願うかごめ。 だが・・・。 かごめ達が寝付いた頃の夜空は どんよりと 黒い雲で塗りつぶされていた・・・。 ※ 一日一日 小さな幸せの積み重ね そうして日々をつむぎあげていく。 けれど 現実は 突然つむあげていた糸を切り立つこともある。 犬夜叉が勤める工務店。 どんよりとした空気。 棟梁がうつむき うなだれている。 そして重い口を開いた。 「うちはもうだめだ・・・」 「え・・・」 これが 幸せの綻びの始まり。 ずっと一緒だった筈の家族のほころびの始まり ・・・犬夜叉とかごめの絆が試される始まりだった・・・。
・・・大げさにラスト締めくくってしまって・・・(汗) とりあえず、ここまで・・・。 二人がお互いを見つめなおす・・・みたいなことがメインです。 そんなに長い話にはならないと 思いますがお付き合いくださるとうれしいです(汗)