戦国御伽草子犬夜叉
第3 話
作・和志様
「っく、桔梗・・・きさま・・・・。」 「ふっ。たあいの無い・・・。」 シュルルルル! 桔梗に奈落の腕が近づく! 「待ちなさい!!!!!」 (かごめ・・・・・・・・・・・・) 「なんであんたは四魂の玉を、完成させようとしてるの!? 本物の妖怪になるためよね!! 半妖から逃げ出すために集めてるのよね!?」 「うるさい。小娘・・・。」 「なんで犬夜叉みたいに半妖のままで強くなろうとしないの!? あんたが強くなってるのは、四魂の玉のおかげなのよ!!! 自分の力じゃない!!! そんなの強いって言えない!!!!」 かごめのほうに腕が伸びてくる・・・ 「黙れ!」 バッ!!!!! 奈落の腕がかごめの首を掴む 「かごめ!!!!」 「ッく・・・そうやってむきになるって事は、本当みたいね・・・・っ・・! 結局あんたは半妖でいるのが怖いんじゃない!!!!!・・・っぐ・・!」 力を入れて首を絞める奈落 (犬夜叉・・・!今のうちに桔梗と・・・・・!!!) 「くそぉっ・・!!!」 桔梗のもとへ走る犬夜叉 「んんっ!!!」 「かごめ様!」 「かごめちゃん!!」 「かごめぇ〜!」 「くらえ! 爆流波!!!!!!」 桔梗の矢に勢いをつけて、まっすぐに奈落を貫く!!!!!!!! 「く・・・・くそっ!!!! こ、こんな奴らに!!!! ぐっ、ぐわあアアアアアアアアアアアア!!!!!!」 辺りの瘴気が消えていく ふっ・・・ かごめの体が宙に浮く 「雲母!!!」 バッ! かごめの首に手をあてる 「良かった・・・。脈はあるよ・・・。」 「弥勒!風穴はどうなっとる!?」 「・・・・無くなっています・・・・。これでもう因縁はとかれた・・・・。」 (終わった。終わったんだな・・・。) 四魂の玉がゆっくりと桔梗の前に落ちてきた それを掴む桔梗 パアアッ・・・・・・・!!!!!!!!!! 「四魂の玉は浄化した。 奈落を倒した今、此処にいる理由はない・・・・・。」 「桔梗・・・・・。」 「これはお前に預ける。 完全な玉にするのも、そのまま守り続けるのも お前の好きにするが良い・・・・・・。」 「桔梗!俺は何もしてやれなかった! 恨んだまま桔梗を死なせちまった・・・!! それなのにお前は一人で行くって言うのか!!!!」 「奈落を倒せた・・・・。 もう、それだけでいいんだ。 犬夜叉・・・・・・・。」 「すまねぇ・・・・・。」 「もう、謝るな。私は往く。」 「桔梗。ありがとう・・・。」 「ああ・・・・・・・・・・。」 桔梗の周りを光が包んで そして 消えた 仲間たちは村に戻った かごめはまだ意識は戻らないが無事だったようで。 琥珀は四魂の欠片を取ってくれと 珊瑚に言いにきた 琥珀は自分は死人だと、 ここに居てはいけないのだと そして、死んだあとまた姉上に会えてよかったと そう言い残し、珊瑚に欠片を抜いてもらった 珊瑚は弥勒に寄り添い その夜は泣き明かした 鋼牙も 今だ目を覚まさないかごめに四魂の欠片をわたしにきた 犬夜叉に これはおまえのためじゃない かごめの為なんだからな そういって 喧嘩もせずに去っていった かごめは まだ目を覚まさない コメント:たぶん次くらいで      終わる気がします。      ちょっと桔犬入ってしまった感じですけど、      その辺りはお許しを・・・・。