ザーーーーー
(やっぱり・・・犬夜叉は桔梗がいいのね・・・)
かごめは御神木の近くを通り過ぎていった。
そこには抱き合った桔梗と犬夜叉がいた。
(私・・・馬鹿みたい・・・)
雨が降ってる中かごめは森の奥へと歩いていった。
その日・・・
「珊瑚ちゃんー!!大きいきのこ取れたよ!!」
かごめと七宝が走ってくる。
「うん。これは松茸だ。よく見つけたね。しかも、こんなにたくさん。」
「ほぉ。今夜は松茸ご飯でしょうか。」
珊瑚と弥勒感心していた。
「なんでぃ、きのこくらいでピィピィしやがって。」
犬夜叉が小屋の上から降りてくる。
「あんた、なにいってんのよ。松茸よ!!松茸!!すんごい高価なんだから。」
「けっ、どうせ食っちまうんだろ?何が高価だっつぅんだ。」
腕を組みそっぽを向いた犬夜叉。
「・・・珊瑚ちゃん。」
その場にいた皆が一瞬固まる。
「なっ、なっに!?」
珊瑚ひきつりながら聞いた。
「犬夜叉には松茸上げなくていいから。」
「なっ、別に食ったっていいじゃねぇかよ!!」
犬夜叉怒る。
「ふんっ!七宝ちゃんまた探しに行こう!」
「あぁ。そうじゃな。」
怒っていってしまうかごめ、それを追いかける七宝。
「はぁ・・・。犬夜叉。たまにはあやまると言う行為を知りなさい・・・。」
「ほんとね。かごめちゃんの気持ちを少しわかってあげないと。
それにね、松茸って探すのも大変なのよ。
かごめちゃんと七宝が苦労してとってきたんだから少しくらい・・・」
「けっ。」
そう言い残しかごめたちのほうへ走っていった犬夜叉。
「素直じゃないんですから・・・」
「ああ、もう少し考えて発言してほしいよ。」
「・・・珊瑚ももう少し素直になって受け止めてほしいんですけどね。」
といいつつ珊瑚のお尻をいやらしそうに触る弥勒。
「///受け止めたくない!!」
弥勒はゴンッっと言う音と共にその場に沈没しました。
「弥勒様は素直にならなくていい!!」
珊瑚は怒って小屋へかごめと七宝の持ってきた松茸を持っていきました。
「はは・・・。」
「まったく、おらとかごめががんばって見つけた松茸を犬夜叉は!!」
「ほんとよね!人がせっかく取ってきたのに!いいのよ。犬夜叉には上げなくていいの。」
怒りながら木の根あたりを探るかごめ。
(あぁ・・なんでいつもこうなっちゃうのよ・・・。)
心の中では後悔しているかごめであった。
すると、
「なかなかないもんだな・・・。」
いつのまにか隣に犬夜叉がしゃがんで一緒に探していた。
「・・・あんた、何しに来たわけ?」
かごめと七宝が驚いていた。
犬夜叉の顔は少しむきになっているようにも見える。
「なにって・・・一緒に探してやろうと・・・」
「なにを?」
「その・・・松茸ってやつを。」
それを聞くとかごめは微笑んだ。
「そう。がんばって探そうね。」
「おっ、おう。」
どうやら機嫌を取り戻してくれたようだ。
(ドキッ///)
かごめの微笑みにどきどきしている犬夜叉がそこにいた。
「少しは性格をなおしたようじゃのう。」
犬夜叉の行動を見て少しおどろく七宝。
「あぁ?なんかいったか?」
犬夜叉少し目を吊り上げて言った。
「なんでもないわい。」
七宝も一生懸命探し始めた。
(かごめの笑顔ってやっぱいいな・・・)
そしてもう一度かごめの笑顔を見たいがために松茸を探す犬夜叉。
(何回見てもあきねぇ・・・///)
その顔は真っ赤になっていた。
「犬夜叉やる気になったのね。私もがんばんなくちゃ!」
三人ともやる気満々のようだ。
カァ〜ッ!カァ〜ッ!からすが鳴きはじめた。
もう、夕日が沈み始めた頃。
「あったぜぇ!!松茸!!」
「あっ、ほんとだ!!」
喜ぶかごめ。
その顔には優しい笑顔がいっぱいだった。
「これはまた大きいのう。」
「けっ、これで俺も晩飯食えるぜ!!」
「皆で松茸パーティーしようね〜。」
かごめはすごいうれしそうだ。
「パーティー?なんだそりゃ。」
あっけらかんとする犬夜叉。
「七宝知ってるか?」
「たしか・・・皆で食事を・・・んぅ〜。」
七宝の目がかごめに助けを求めていた。
「食事を皆で楽しむことよ。」
かごめが七宝の頭をなでながら言った。
「なんでぃ。いつも弥勒がやってることか。」
「はい?」
かごめ目が点になる。
かごめの頭には女とお酒におぼれている弥勒像が映っていた。
(「私の子を産んでくださらぬか?」『はぁ〜い。もちろんです〜v』ベトベトv「うはははっv」)
「どっ、ドンチャン騒ぎのことだろ?」
たじろぐ犬夜叉。
「・・・まぁ、そんなとこかな?あっ、あたしちょっと珊瑚ちゃんのとこ行ってくるね。」
それもそうだろう。
かごめのリュックにはきのこが満杯になっていた。
「おらも行く〜!!」
「犬夜叉はどうする?」
犬夜叉はまだ木下でごそごそしている。
「もう少し探す。」
「わかった。じゃぁ先戻ってるね〜。」
そう言ってかごめと七宝は歩いていった。
(もっとかごめの笑顔が見たい・・・///なっ、俺何考えてんだよ!!)
自分の想像に恥りながら奥へと入っていった。
そうしていると犬夜叉は気づかないうちに御神木の所まで来ていた。
(ふっ、俺がここまで夢中になるとはな・・・)
すると、
「犬夜叉・・・。お前どうしたのだ?」
「桔梗!」
そこには桔梗がいた。
「・・・そのざま。犬みたいだぞ・・・。」
グサッ!
犬夜叉の心に傷が少しついた。
「桔梗、おまえまでそんなことを言うな・・・。」
「それよりこんなところで何をしている。」
桔梗は犬夜叉に近づいてきた。
「おう。松茸をとってたんでぃ。」
「松茸か・・・。なつかしい。あれはなかなか見つけることが難しいのだ。」
「でも、俺さっき一個見つけたんだぞ。」
そう言って犬夜叉は桔梗に大きな松茸を見せた。
「おぉ。大きい松茸だな。これはめずらしい。おまえがとったのか?」
桔梗が少し微笑んだ。
(桔梗が微笑むとこ久しぶりに見たな・・・。)
しかし、その微笑みはあの少女のものとはまた違った。
「まっ、まあな。」
「私も少し手伝おう。」
「・・・わあった。」
そうすると二人とも地を這うように松茸を探し始めた。
「はい。珊瑚ちゃん。」
「またまた、いっぱい取ってきたね。で、犬夜叉はどうしたの?」
「あぁ、犬夜叉は今ごろ松茸を探してるわよ。」
かごめが笑っている。
犬夜叉はかごめに許してもらったんだと珊瑚はすこし安心した。
「犬夜叉のやつ来るととたんに松茸をさがし始めたんじゃ・・・おらもびっくりしたぞ。」
「犬夜叉はかごめ様と仲直りをしたんようですな〜。あぁよかったよかった。」
沈没していた弥勒も少し安心したようだ。
「かごめちゃん今きのこゆでるから手伝ってくれない?」
「いいよ。」
そういって二人は小屋へ入っていった。
「弥勒・・・犬夜叉に何か変化があったのか?」
「いやいや、そんなことは。」
「少しは大人になったってことなのか?」
「まぁ、そういうことでしょう。あっ、なんか降ってきそうですな〜。」
空の上に雨雲が張っていた。
「うん。おいしい。」
かごめが味見をしていた。
「かごめちゃん、今日はご苦労だったね。」
珊瑚も味見をする。
「珊瑚ちゃんこれは?」
なべの横によけてあるきのこをかごめが発見した。
「あぁ、それは笑い岳に悲願岳・それに酸味岳だよ。少し毒があるからよけてるんだ。」
「なるほど・・・。笑い岳は傘が少しカールしてて、悲願岳はきのこの傘の形が涙の形ね。酸味岳は・・・」
とかごめはじっくり観察していた。
「後は少しこのたれにしばらく寝かせてからご飯と混ぜて・・・。一回休憩しよう。かごめちゃん。」
「うん。」
エプロンを脱ぎながら外に出てみるかごめ。
「ん?あ、なんか雨降りそうだね。」
「あぁ、そうだね。犬夜叉を迎えに行ったら?」
「うん。そうする。」
そうするとかごめは歩いていった。
「か・ご・めv」
「なに?七宝ちゃん。」
「目をつぶってくれv」
「わかった。」
しゃがんでから目をつぶったかごめ。
「これ上手いんじゃ。感動したぞ。かごめにやる。かごめ口をアーんしくれ。」
「ア〜ン。」
七宝はホッと2つのきのこをかごめの口へ放り込んだ。
「パクッ。もぐもぐ。あぁ、ホントだ〜。おいしいよこのきのこ。」
かごめはうれしそうに七宝の頭を撫でて言った。
「また、とってくるからな〜。」
「また、ちょうだいね。じゃぁ犬夜叉を迎えに行ってくるから。」
「気をつけてね〜。」
珊瑚が向こうから手を振っている。
「うん。」
かごめは手を振りながら再び歩き出した。
「あったぞ!!」
「こっちにもあった。」
桔梗と犬夜叉は計4つの松茸を見つけた。
「桔梗この2つやるよ。」
犬夜叉が松茸を差し出した。
「あぁ。今日の晩に食べさせてもらおう。」
ポツポツ。と雨が降ってきた。
「あっ、降ってきやがった。」
おでこに手を当てて空を見上げる犬夜叉。
「私は行く・・・。」
歩き出す桔梗。
だが、御神木の根元に躓いてしまった。
「大丈夫か?桔梗。」
犬夜叉はしっかりと桔梗を抱きかかえていた。
「・・・犬夜叉。」
(犬夜叉何処へいったんだろう・・・。)
犬夜叉と別れたところへ行ったが姿はなかったので少し奥へ入ってみた。
(雨降ってきたじゃない・・・。)
かごめがしばらく歩いていくと、そこで桔梗と犬夜叉が互いを抱きしめているところに出くわしてしまった。
(犬夜叉!!・・・桔梗・・・何してるの?しかも、・・・二人とも松茸持ってる・・・)
かごめはしばらくあっけに取られていた。
が、しばらくするとかごめは森の奥のほうへ進んでいってしまった。
(迎えに行って損したわ。・・・犬夜叉なんか・・・)
その頃・・・
「今日はお前と松茸を取れて楽しかった。」
「ああ。」
「後でじっくりと食べさせてもらおう・・・。」
「ああ。ゆっくりと食ってくれ。」
すると桔梗は犬夜叉の腕から離れて歩き始めた。
犬夜叉は桔梗の後姿を見つめていた。
「さぁてと。かごめも心配してるだろうし。帰るかな。」
と小屋の方へ走ろうとしたが、一瞬その動きが止まった。
(ん?今かごめの匂いがしたような・・・)
しかし、雨が降っていたので匂いが良くわからなくなっていた。
(気のせいだな。)
そう思うと犬夜叉は走り去ってしまった。
「雨が強くなってきましたね。」
小屋から外を眺める弥勒。
「かごめちゃん無事犬夜叉と会えたかな?」
ご飯と茸を混ぜながらかごめのことを心配する珊瑚。
すると、
「あぁ〜すげぇ降りだ!!」
びしょびしょになって犬夜叉が入ってきた。
「あぁ、おかえり。あれ?かごめちゃんは?」
「かごめがどうかしたのか?」
焦り始める珊瑚と弥勒。
「かごめ様は犬夜叉を迎えに森へ入っていかれたのですがあっていないのですか?」
「なにっ!?かごめとあってねぇぞ!!どういうことでぃ!!」
「かごめちゃん今どこにいるんだ?」
その顔は尋常ではない様子だった。
「とにかく、俺探してくる!!」
犬夜叉は、走って外へ出て行ってしまった。
「あぁ〜。上手い。」
「ところで何をないているのです?七宝。」
弥勒はというとないている七宝に気を使っていた。
すると、珊瑚が驚いて七宝をにらんだ。
「この茸!!七宝何処から持ってきたんだい!?」
「そこのなべの横にあったぞ!あぁ〜上手い!」
珊瑚が急に走っていった。
「ほんとだ!なくなってる・・・。」
「珊瑚。なにかありましたか?」
珊瑚の後へついていく弥勒。
「ここによせておいた笑い岳と悲願岳・酸味岳が全部なくなってるんだ。七宝が食べてしまったのか。」
珊瑚はあきれた顔で七宝を見ていた。
「まぁ、量は少ないし、一日で毒は抜けるから大丈夫だろうけど。」
「すまん。さんご〜。(笑)」
七宝が笑いながらあやまっている。
「まぁ、大丈夫でしょう・・・。」
(ちきしょう!やっぱあれはかごめの匂いだったんだ!!)
大雨の中を必死で走る犬夜叉。
(あいつの匂いがあそこからしたってことは・・・見られてた・・・)
犬夜叉の顔には色々な意味で焦った不安が浮かんでいた。
(とにかくあいつにこれを見せてやりてぇ・・・)
ザァーーーー!!
(犬夜叉・・・桔梗のために松茸取ってたんだ・・・だからあんなに必死になって・・・)
少しとまり空を見上げる。
(晩御飯のためじゃなかったのね・・・。)
目をつぶり雨を浴びるかごめ。
(ほんと私馬鹿みたい・・・なんでこんなこと・・・)
その目には涙が流れていた。
(私は犬夜叉のなんなの・・・)
だんだんと雲が晴れていった。
そこには青空が少し見えた。
(雨がやんだ・・・)
(なんで私泣いてるの?)
(なんで・・?)
(私って一体何?)
(私は・・・)
(ん?雨がやんだ。・・・かごめの匂いだ!!)
犬夜叉は匂いのするほうへと走っていった。
するとかごめが上を見上げて立ち止まっていた。
「かごめーーーーっ!!!」
犬夜叉はかごめの前へ飛び降りた。
「かっ、かごめ・・・!?」
彼女が泣いていた・・・。
(俺のせいなのか・・・?)
犬夜叉の顔に不安がよぎる。
何も言わないかごめ。
いまだ目は閉じなきつづけている。
「かごめっ。俺お前のためにこれとってきたんだ。」
懐から大きな松茸を取り出す犬夜叉。
「お前が微笑んでるところが見たくて・・・」
「・・・嘘言っちゃだめよ。犬夜叉。」
そう言って後ろを向くかごめ。
「わたし見ちゃったのよ。あなたが桔梗と松茸を持って抱き合ってたのをっ。
・・・桔梗のためなんでしょ?必死で松茸探してたのっ。」
下を向きながら目をつぶりないているかごめ。
「そっ、それは違う!」
そういうと後ろからかごめを抱きしめた。
「俺は本当にお前の笑顔が見たかったってだけでとってたんだよ!!」
空には雲がなくなり始めていた。
「そのために必死で地を張っていたら桔梗がいたんだ。桔梗も松茸を一緒に探してくれて、あれは本当に偶然なんだよっ!」
必死に否定する犬夜叉。
「かごめっ・・・笑ってくれよぉ。おれ、本当にお前のために一番大きな松茸取ったんだからよぉっ。」
かごめを抱く腕に力が入っていた。
いつもならば犬夜叉がこのようなセリフ言わないが・・・。
(俺・・・なに恥ずかしいことをずけずけと・・・)
「・・・フフッ。ハハハッ。ンフフフッ!!」
急に笑い出すかごめ。
「なっ!?」
異様な笑い方に少しひく犬夜叉。
「んははははっはは!!ヒィ〜ッハハハ!」
「どうしたんだよ!?おい。俺・・・そんな風に笑えなんて・・・。」
「駄目ッ、笑いが止まんない・・ヒヒヒッ!」
おなかを抑えて笑うかごめ。
「もう、駄目。フフフッ。ハハハッ。」
「おい。一旦、帰ろうぜ。なんか・・・お前へんだぞ・・・。」
顔を引きつっらせて背中を向ける犬夜叉。
「あんたが笑えっていったんだからヒヒッ責任とんなさいよ〜。ンフフフッ。」
かごめは笑いながら犬夜叉の背中にまたがった。
(ところで、かんちがいはとけたのか!?)
疑問に思いつつ走り出す犬夜叉。
その場にはかごめの大きな笑い声が木霊していた。
「なによっ!あんたね〜。桔梗と何してたのよ!!」
「なくな!かごめ。」
突然、犬夜叉の背中で泣き出したかごめ。
「なによぉ!もう知らない。」
そういうと犬夜叉の肩に顔を置く。
「本当にどうしたんだよかごめ・・・。」
「もうっ、しらない!ハハハッ。」
(だめだ・・・こいつ壊れていやがる。)
「帰ったぜ。」
「犬夜叉・・っ。よく帰ってきたな・・・。」
涙目の七宝が迎える。
「・・・おい。七宝、お前どしたんだ?」
「ほっ。かごめちゃん無事だったんだねぇ?・・・ん?」
「かごめ様どうしたのですか?」
二人とも犬夜叉を睨む。
ギクッ。
「なんでぃ!おっ、おれがわるいのかよ!!」
「ただいま・・・。はやくご飯食べよう。」
かごめが泣いていた。
「犬夜叉、またかごめちゃんを怒らせたんじゃないよね?」
珊瑚尋ねる。
「かごめ様は大粒の涙を流しておられるぞ・・・。」
「しらねぇよ!!」
怒る犬夜叉。
見かねて弥勒が・・・
「だいたい、お前は今日もかごめ様を怒らせて!!」
「ハハハッハァハァッハッンフフフ!!」
「「「!?」」」
珊瑚弥勒後ろを振り向くとおなかを抱えて笑い転げているかごめがいた。
「どうしたの?かごめちゃん・・・。」
「なんなのよ!あんたの顔〜!!おかしくておかしくて・・・ハハハッ。ンフフハハッ。」
「なんかしんねぇけど。泣いたり笑ったりの繰り返しで・・・」
犬夜叉は目を瞑って指でおでこを掻いている。
その後犬夜叉は必死に力説した。
「ほぉ。なるほど。ようはお前が悪いのだな。」
弥勒やはりと犬夜叉を睨む。
「まぁ、桔梗とはあっていたことは本当だ・・・けど・・・」
「そのせいでかごめちゃんは壊れてしまったんだね・・・あんた責任とんなさいよ!!」
「そんなことでかごめが壊れると思ってんのかっ!?」
こちらで議論していると・・・
「七宝ちゃん、また食べさせて・・・。」
「いいぞ〜」
「「あ〜ん。」」
「ん〜。おいしいわぁ・・・。」
泣いているかごめに笑っている七宝。
「二人ともどうなされたのでしょうか・・・。七宝はわかるけれども・・・」
「七宝!!それっ、かごめちゃんにあげたのかい!?」
七宝の手には笑い岳と悲願岳が・・・。
「まだ、もってたのかい?七宝。」
「なんでぃそれは。」
弥勒と犬夜叉がそれを覗く。
「笑い岳と悲願岳さ。これを食べると笑い岳は笑わずにいられなくなり、
悲願岳を食べるとなんでも理由にして悲しい気持ちになってしまうという毒キノコのことさ。」
「「「ん・・・。」」」
「笑わずに入られなくなり・・・。」
「何でも理由にして悲しい気持ちに・・・」
「笑ったり泣いたり・・・」
「もしかして・・・。」
「・・・かごめ様は茸のせいでおかしくなったのかもしれません。」
「かごめは上手そうに食っておった。」
「「「あ゛、それだ。」」」
皆真相に気づいて一息ついた。
犬夜叉はかごめをみるとかごめはスーと寝ていた。
(たくっ、心配させやがって・・・)
「とりあえず飯食うか。腹へったぜ。」
「ぁあ、そうだな。かごめ様の分はちゃんと残しておきましょう。」
その夜小屋では3人だけでドンちゃん騒ぎが行われたのだった。
(明日俺がとってきた松茸をやるからまってろよ、かごめ。)
小屋の明かりが消えてからも松茸のほのかな匂いがその一体を漂っていた。
end
嗚呼、かごちゃんと松茸狩りがしたい!(何)
季節を感じられる小説で、
何だか食欲とかごちゃん欲でいっぱいいっぱい
です(笑)
犬君、愛するものため、
一番大きな松茸をとってくるのだぞ!
「お前といっしょに食いたいんだ。つでにお前自身も・・・(爆)」
ついつい、邪道な道へ思考が(蹴)
erimoさんはお絵かき掲示板で素敵なイラ投稿のほか、
小説も投稿していただいてまことにありがとうございます!!
是非またの投稿をおまちしております!