試験前後笑話!
H:はぁ〜、明日は数学と社会のテストかぁ〜・・・
取り敢えず、数学の勉強は終わったから後は社会やな!さてと、もうひと踏ん張りや!頑張らんと。
B:良夫ちゃぁ〜ん♪試験勉強、頑張ってるぅ〜?
H:なんやねんな、オカン何しに来たんや!?
B:良夫ちゃんの勉強のお手伝いをしようかと思ってぇ〜♪
H:もぉ〜、邪魔になるからあっち行ってくれ!
B:あら!そんな事無いわよぉ〜!お母さんこう見えてもテスト得意なんだから!
H:テストが得意って・・・どう言う事やねんな?
B:お母さん、三度の飯よりテストが得意なんだから!
H:いやいや、オカンなんやから三度の飯の方が得意やないとアカンやろ!
B:で、何の勉強してるの?
H:社会の勉強やねんけどな、えっと〜・・・1192年は『良い国作ろう鎌倉幕府』と・・・
B:分かるわぁ〜!その気持ち!!
H:えっ?何の気持ちが!?
B:政治家って、とかく個人の利欲に走り易いのよね!
そこを敢えて『良い国作ろう!』素晴らしいわぁ〜!お母さん感激しちゃった♪
H:お前、何を言うてるのん?
B:で・・・『鎌倉 幕府』さんって・・・誰なの?
H:人の名前と違うわっ!!幕府の名称や幕府のっ!!
B:・・・幕府スランプ!?
H:そりゃ爆風スランプやっ!訳の分らん事を言うなっ!!
B:もぉ〜!で、次の問題は何なの?
H:794年は、『鳴くよウグイス平安京』と・・・
B:はぁ〜・・・母さんも泣きたいわよ!
H:何を言うてるねんっ!
B:ここまで苦労して、手塩に掛けて育ててきた息子にアホだバカだと罵られ・・・
私はこれから何を頼りに生きて行けば良いのか・・・
H:こんな時に愚痴るなよっ!!
B:はぁ〜・・・『泣くよ母さん平安京』・・・えっ?ここが平安京!?
H:ここは俺の部屋やっ!!
B:良夫ちゃんの部屋って、平安京だったの!?
H:そんな訳無いやろっ!!
B:じゃ、気を取り直して次の問題行きましょ♪
H:お前が俺の気を掻き乱してんねん!全く・・・えっと〜・・・710年は『なんと見事な平城京』と・・・
B:見事よねぇ〜・・・東京ディズニーランド!
H:なんやとぉ〜!!
B:やっぱり本場のエンターテイメントは質が違うわよね!質が!!
人を楽しませるって事を分かってるわ!日本製のテーマーパークとは大違いよね!!
H:あのよぉ〜・・・勉強させてくれよ頼むから!
B:そうだ!明日家族でディズニーランド行きましょう!
H:明日、俺はテストやねんって!!
B:まっ!良夫ちゃんはテストと家族とどっちが大事なの!?
H:今は明日のテストに決まってるやろっ!!
B:酷い!酷いわ!!ここまで手塩に育てて来たお母さんを!家族をないがしろにして!!
H:もぉ〜!うるさいなぁ〜!!勉強出来へんやろっ!!
B:こうなったら、トコトン勉強の邪魔してやるわ!!
H:ふざけんなよお前っ!あっ!教科書、どこに持ってくねん!?
こら!待てって!コラァ〜ッ・・・
そして試験後の教員室 |
H:ふぅ〜・・・やっと採点終わったぁ〜!
B:やぁ〜Hit先生!社会科の採点結果はどうでした?
H:あっ、Bit先生!聞いて下さいよ!山田良夫の採点結果が酷いんですよ!
いつもはこんな事無いんですがねぇ〜・・・何かあったんでしょうか?
B:あぁ〜あいつですか!数学なんかいつも酷いもんですよ!
H:えっ?そうなんですか!?他教科の先生からは優秀な生徒だと伺ってたんですけどねぇ〜・・・
B:全然そんな事無いですよ!丁度今から採点する所だから見てみますか!?
H:えっ?良いんですか!?じゃぁ、是非!
B:えっと〜・・・あっ、あったあった!これですよ。
H:『山田良夫』間違いないですね。
B:はい、バツ〜ッ!!
H:えっ?そこ名前の欄ですよ!?
B:もうちょっと個性的な名前じゃないとねぇ〜・・・
H:いやいや!そこはどうしようも無いでしょう!!
B:親に頼んで戸籍を変えてもらうとか・・・
H:そこまでする必要無いでしょうに!!
B:マイナス30点っと!!
H:ええっ!?名前でそんなに減点されるんですか!?
B:続いて『第1問』と・・・
H:あっ、2次関数ですね。どれどれ・・・おおっ!正解じゃないですか!
B:これも、バツ〜ッ!!
H:ええっ?何でですか!?
B:鉛筆が濃過ぎるっ!!
H:それ回答と関係無いでしょ!
B:4Bなんかで書かれたら採点する私の手が汚れるでしょうが!!
H:良いじゃないですかそれ位・・・
B:いいえっ!HBじゃないと採点に値しませんっ!!
H:そんな無茶苦茶な・・・
B:続いて『第2問』と・・・
H:連立方程式ですか・・・数式・解答共にバッチリじゃないですか!
B:これまた、バツ〜ッ!!
H:ええっ?どこがですか!?
B:こんな問題見た事無い!!
H:いやいや、貴方がテストの作成者でしょ!!
B:続いて『第3問』・・・
H:円の面積ですね・・・大丈夫ですよ!バッチリ正解じゃないですか!
B:これは・・・『#』だな!!
H:なんですかその『#』って!?
B:半音上がりますね!
H:これ数学のテストでしょ!音楽じゃないんですよ!!
B:だったら・・・何にすれば良いんですか!?
H:丸ですよ!まるっ!!
B:じゃぁ〜・・・『●』で!!
H:なんで塗りつぶすんですかぁ〜!!
B:続いて『第4問』・・・
H:立方体の体積ですね・・・ほら!これまた正解じゃないですか!!
B:これはもう『?』ですね!!
H:ええっ?こりゃまたどうして!?
B:何て言うんですかねぇ〜・・・山田の問題に対する思想が見えて来ないんですよねぇ〜・・・
H:そんなもん、誰も見えませんよっ!!
B:今度、御両親と話し合って見ましょう!!
H:なんでそこまでする必要があるんですか!!
B:よって保留と・・・
H:なんか山田が可哀想になってきた・・・
B:続いて最後の『第5問』・・・
H:応用問題ですね・・・ほぉ〜!これも完璧じゃないですか!本当だったら満点ですよ!!
B:これはもう・・・『凸(--#)』ですね!!
H:なんですかその顔文字は!!
B:どうも山田は人に対する思いやりが欠けてますね!!
H:それが解答にどう反映されてるんですか!!サッパリ分かりませんわ!!
B:今度山田の御先祖様と話し合ってみましょう!イタコを呼んで・・・
H:何を考えとるんですかアンタはっ!!
B:と言う訳で合計マイナス15点ですね!
H:マイナスってどう言う事ですかっ!!
B:全体的に見て・・・紙質が悪いですね!!
H:それも本人と関係無いっ!!
B:一度パルプ工場の従業員からやり直す必要がありますね!!
H:まだ山田は学生でしょうがっ!!
B:こんな次第ですよ・・・ね!酷いもんでしょう!?
H:アンタがなっ!!
そして試験結果発表 |
H:あぁ〜あ・・・全然アカンかったわ・・・オカンに邪魔されたんが響いたなぁ〜・・・
次回はよっぽど頑張らんといかんなぁ〜・・・参ったなぁ〜・・・
B:良夫ちゃぁ〜ん!
またまた、お勉強のお手伝いに来たわよぉ〜ん♪
H:ええ加減にせいっ!!
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