07.02.24     由良山、権現山
コモちゃん単独行


前回の登山(南西四国の山)で、前夜車中ふとん泊が大変楽だったので、今回もまた前夜に出発。

ヤマケイの愛媛分県ガイドでまだ登ってなくて遠い山は由良山と権現山。これに決定。

23日夕食を終え、高松西から高速に乗り一路宇和島を目指す。大洲を過ぎても結構高速道路は続いている。
ヤッパリ楽だ〜〜。

今夜の宿泊場は目的地の由良半島の付根にある須の川公園の駐車場。
11時過ぎに着いたが4時間の運転は疲れたな。でも敷布団のおかげでとてもよく眠れた。


1.由良山(249m)
6時半起床、朝食後7時過ぎに由良山登山口へ車で移動。
56号線に入りすぐ左折し県道292号沿いに半島を西進する。
7:23、先の方にそれらしき山が見えてきた。(写真)
登山口を通り過ぎたのか、最後の集落の網代まで来てしまった。

ちょうど道の横のお墓を掃除していたおばあちゃんに登山口を尋ねると
「由良山〜!、やめときなー、今は藪で誰も登っとらんでー、あんた一人で?なおさらやめときなー!」
と強く中止勧告を発するが、登山口は丁寧に教えてくれた。ありがとう、おばあちゃん。

8:02、出発。
入り口には「えひめ森林浴八十八カ所」の表示があり、
安心する。
すぐに稜線の尾根道と合流し、左折。
8:12、道しるべがある。
明治30年と昭和15年の戦没者慰霊碑もあり、
時を感じながら歩く。


半島の稜線歩きなので左右ともども海からの潮風の
香りがして、山に来たというより海に来た感じがする。
見晴らしはあまりよくないが、時々光る海が見える。
8:56、神社と灯台への分岐点に着く。
登山道は山頂に一等三角点があるせいか、
まあまあ分かりやすい。


9:07、逆光で光る海がまぶしい。
小さい島は小猿島。


9:16、由良山頂上。立派な一等三角点。
あまり見晴らしがよくないので一息入れたら下山。


9:43、分岐点に戻る。
下にはシダが、上にはウバメガシが多い。


すぐ下の「由良権現神社」にお参りする。
数年前に新築されたのか祠は新しい。
再び分岐点に戻り一路下山。
10:35、駐車地点に戻ってきた。
 



2.権現山(952m)
国道56号線を北上し、宇和島市に入る。
「薬師谷渓谷」の表示板で右折。
薬師谷温泉を過ぎ、15kmで終点に着き、
これが登山口。

11:49、出発。すぐ右に登山道。
静かな植林の中を歩く。
三差路は右へ。
次の三差路も右へ。



12:24、篠駄馬に着く。(写真)
ここは昔種苗地であったため、石積みの平坦地で、
生活の痕跡が感じられた。
12:47、休場に着き、名の通り休憩する
せせらぎを渡り少し行くと、植林帯の鬱陶しさから開放され、
自然林になる。
道の横に登山靴のソールが!!
え〜〜こういうことが起きると聞いていたが、本当にあるんだ〜〜〜
 


13:09、永棚の分岐点。
13:44、鬼ヶ城山からの尾根上のアザミ峠に着く。
(写真)
アッと驚くほど視界がひらけてきた。
ここから右折し尾根伝いに進むと・・・・
14:00、権現山頂上に着いた。
アップダウン無しの登り一辺倒の山。標高差は約七百数メーター。

西側はさえぎるものが無く、宇和海が広がっている。
多島海の景色が素晴らしい。


頂上には立派な山高神社が祭られており、人々の信仰の厚さを感じた。
   

15:39、登山口に戻ってきた。

さあ、登山の締めくくりは薬師谷温泉。
「加水無し、加温あり、循環機利用」の表示があったが、
結構ぬるぬるしていて、いいお湯だ。

16:30、さ〜〜、ビールも飲まず高松へ向けて帰ります〜〜

17:50、松山道から石鎚山の夕焼けは本日最後のご褒美かなー
白くて美しかった。



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