譲ガ葉森 02.9.7
宇和島過ぎて,津島町で県道4号線に入る。これは篠山に行く道だ。
大道川というバス停に譲ガ葉森の標識があるので左折。
舗装道をしばらく行くと又標識があり右折する。程なく青い屋根の牛舎に着く。
事務所に声を掛けると、「底がこするかもしれないけどもっと上まで車で行ける」
と教えてくれたが,敷地内に車を置かせてもらう。
牛がいないのでたずねると,もうやめた、とのこと。
山のことも教えてもらって,出発。
植林の中、標識通り進む。
雨で川のようになった道なのか、ぬるぬるしてる。
マツカゼソウが風にゆれて可憐だ。小さな丸い葉っぱの風情がいい。
はっきりした道だと思ったら今度はカヤとアザミとイバラがからみあって、
歩きにくい。30分で林道と出会った。広い砂利の林道。
再び登山道へ。
加塚越というコルにつく。右は音無山。左へ行く。
結構急なのぼり。でも手を使うほどじゃない。
教えてもらった岩場に着く。
お〜,正面は音無山で、きれいな三角だ。
左には篠山が見えるけど,頂上はガスってる。
右の遥か向こうに宇和海なのかな,海も見える。
一休みして梨とブドウを食べ,元気が出る。
再び急坂を登り,平たい杉林に着いて、ススキの中を行くと、
右手に頂上の標識がある。展望はない。1015m。林道から1時間。
鬼ガ城や八面山が見えるという教えてもらったポイントへは踏み跡がないし,
カヤが茂ってわからなかった。時間も遅くなってたのであきらめた。
下りはさっさか、さっさか、1時間でおりた。
牛舎の持ち主の方がトラクターから下りて
私達のズボンを見て,「ダニがおる」、といって家に帰り
殺虫剤を持って来て、かけてくれた。鹿のダニだそうだ。
普通に見てもわからないほどの小ささ。すごくかゆいのだそうだ。
鹿が山から下りて来るから,その辺にダニがいるらしい。
林道手前に網が張ってあったのは鹿よけ。
「初めは殺すのもかわいそうだったけど,野菜畑で食べるし,
仕方ないね,夜なんかすぐそこで目がいくつも光ってる」と困った様子だった。
いろいろとってもお世話になってしまった。感謝,感謝。
お勧めの温泉を教えてもらって帰途についた。
それは津島町熱田温泉「やすらぎの里」。
(泉質は祓川温泉の方がいいみたい、とのこと)
豪華絢爛,広々。露天風呂との仕切りがないので開放感がある。
お湯はぬるぬるしている。匂いは無い。飲めないと書いている。
帰りは私の運転で温泉から高松まで4時間かかった。
ヤレヤレ,遠い山だった。
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