奥神賀山 02.1.12
南国インターでおり、195号線に入った.大栃から赤い吊り橋を渡り、
この橋には「2台以上で通行しないこと」とある.こわっ・・・
どんどん登って行き、T字路では神池と書かれた方に行く.
(奥神賀山の標識はずっと無い)
高度のあるこんなところに?と思うほど開けた広い場所があり、集落がある.
お寺を過ぎ、人家がなくなって左に渓谷が見えてくると、未舗装になる.
あらま雪だ・・・あらま車が横にすべってるよ、・・きゃー
夫もぎくっ、「車はここまでや!」と言う.
ええ~?登山口までまだかなりあるはずなのにい!
第一本当にこの道でいいのかしら.標識はない.
でも運転するのは夫だから仕方ない、10時半歩き始める.
うん、確かにあそこに置いといてよかったわ、ガードレールはないし、
だんだん道には雪が多くなり、それも轍はカリカリ.納得だ.
歩くのだって簡単じゃない.白い雪のところを歩かないといけない.
夫に先に歩いてもらって夫の靴跡に足を乗せると楽に歩ける.
水場には雪の上にたくさんの動物の足跡がある.
でも水は凍ってツララになっている.動物も困ってるわね.
1時間ほどで作業小屋、ここまでは杉の植林.ひと休み.菓子パンとお茶.
小屋の横から直接登る道もあるらしい.小屋の後ろには奥神賀山の笹原が見える.
前に行くしかないので出発.景色は自然林になってきれいだけど、
何度も、きっとあの道を曲がった所だよ、と言いながら、ぜんぜん.
まがると次の突端が見える.ふう~~まだあるんだ・・・.
やっと高板山登山口.広い駐車スペースがある.
ここはきっと今年シロヤシオのシーズンは例年になく混むのでは?
奥神賀山の笹原は見えてるんだけど、近づかない.
峠手前で夫が疲れた私の荷物を頭の上に担いでくれた、ありがと.
1時前にやっと峠の登山口.右には高板山からの稜線が
最後の笹原を作っている.北側から風がびゅうびゅう.
奥神賀山の頂上も風があるだろうということで、ススキや笹の陰でお昼にした.
毎度おなじみのラーメン.キャベツ、人参、細ネギ、ハム.色取りはきれい.
おぜんざいが美味しかった.疲れも取れ、いざ、15分という頂上へ出発.
柔らかい雪の道.楽しく歩ける.ざくざく・・・
ちょっと登って振り返ると、雪をかぶった土佐矢筈、綱付森、三嶺が見えた.
とってもきれい.三角点は雪と笹に埋もれてわからなかった.
(03年11月8日に再訪、確認)
眺望は全く、いい.山座同定に夫は忙しい.梶ガ森も見える.
さらに行くと、鳥居があって、神さまが祭られているので手を合わせる.
2時半、下山開始.車には4時過ぎ.
誰にも会わなかったけど、終始お日様と一緒の明るい気分の山行きだった.
195号線に入ると、真正面に大きな赤い太陽が沈みかけてきた.
秋の夕焼けのような色.沈んだ後もきれい・・・
温泉は土佐山田の「夢の温泉」.
帰り道にあるというだけで、期待してなかったのだけど、よかった!.
温泉の匂いがする.窓から湖の中の島や赤い橋が見える.
夕焼けの最後の色が窓に残っていた.
山のこもれびHOME