権田山  02.7.21

家を7:00出発、ひたすら193号線を走る。
雲草トンネル、9:00。

大轟の滝過ぎて「四季美谷温泉」目指して295号線に入る。
程なく温泉。帰りに寄って行こう。
坂州木頭川に沿って走る細い舗装道。釣りやキャンプの人を少し見かける。
川の水はポーセリンの絵の具ブルーグリーンに似てる。
澄んでいてすごくきれい。道には赤いユリ,白いユリ。ピンクは無い。
このまま行くと剣山スーパー林道と山の家奥槍戸で合流できる。

10:00、勘場橋を渡り横井林業の林道に入る。
清流に沿って未舗装で荒い道。少し行くと廃車の側に1台の車。
やがて「この先は責任持てない」という横井林業の看板。
そのまま通らせて頂いて最後のヘアピンカーブ、二股に分かれたところに駐車。
10:25。

準備してるともう下って来る人あり。車は下に置いてるそうで,
歩くとかなり時間かかるらしい。
「わかりにくいところがあるので赤テープを見つけて行くように。」
とアドバイスされた。感謝。20m歩くと登山口,1台駐車。10:45出発。


なるほど整備されていないので(つまり自然が残っている)
最初からもうわかりにくい。
目を凝らして木に付いた赤テープを探す。
植林地帯でなく自然林の気持ちいい雰囲気。
いきなりの急坂も20分ほど。

苔むした石の道。ちょっと平たい森に出た。
木が大きいので下草もなく歩きやすい。
小休止で凍らせてきた水を飲む。おいし〜〜い!
次第に気温も少し低くなり、緑の空気を十分吸って元気が出る。

ちょっと下って又登ると尾根に出る。冬なら外が見えるのだろうが,今は見えない。
1時間25分で頂上。夫は、あっけないなあ,と言う。私は、林道のおかげ、と感謝。
頂上といっても展望はないし,そのへんよりちょっと高いだけ。おかしな山。


お昼はぶっかけそうめん。錦糸玉子,椎茸の旨煮、ねぎ、しょうが。
保冷バッグに入れてきたのですごく冷たい。のびててもおいしかった。

唯一の展望は南側。でも四国一番のブナを見るにはこちらに踏み出してはいけない。



頂上から西へ10分。ちょっと広場のようになっているところに大ブナはある。


何年たったらこの大きさになるのだろう。まだ生きたいと思ってるのだろうか。
なんかしんどそうだ。もう1本もでかい。こっちは元気そう。


下りでも赤テープがわからなくなって,うろうろ。
木の皮がはがれていた。鹿かな。熊もいる?んでしょうね。

登山口に14:20。先客の1台はもういない。
今日は車で言うと3台・・・。静かな山だった。

林道では所々で清冽な水が岩をたどって小さな滝になって出ている。
すごく冷たい。こういう水を見るの大好き〜。
県道に出てもあちこちで水が出ている。水の山だ。

四季美谷温泉、硫黄の匂いがしていい感じ。窓が全部開け放たれて露天風呂のよう。

木沢村は奥が深い。遠いけど、又来よう。


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