千羽ガ岳  02.8.25


耐暑登山。
海から出る朝日を見たいと、朝3時に起きる。
でもぐずぐずして出発は4時半。これじゃむりだわ。鳴門で日の出だった。
もやって空がはっきりしないけど。

いつも込む徳島市内の55号線もまだ6時ではすいすい過ぎて行く。
2時間半で日和佐町竜宮公園。体育館の駐車場に置く。

十分な飲み物と考え,ビールを入れると4.5リットル準備。
7時半、重い荷物で出発。

芝生広場の遊具スライダーの奥に登山口。
木に花が咲いてる。クサギ。
花は白いけどガクが濃いピンクなので目立つ。
山でなくどこにでもあるけど,けっこうきれい。


四国の道なので整備されている。
木がこんもりしていて日が差さず、ありがたい。
でも海風を期待していたけど,なくて,むし暑い。
すぐに尾根に出た。左から海の音が聞こえる。

三角点発見,129m。ちょっと水を飲む。
ほどなくあずまやのある荒瀬休憩所。海風が心地よい。
Tシャツ着替え,りんごジュースをぐびぐび。

2キロの海岸線に高さ200m前後の絶壁が続いている。
水平線はぼおっとしてる。

急坂を下りる。もったいないなあ・・・あらどんどんおりるのだわ。
今度は当然急なのぼり。ふう〜、えら。飲んだ分が全部汗で出た感じ。
日和佐の町並みが見えるところで休憩。
左の山に薬王寺,右の山に日和佐城。

ちょうど9時。1時間半歩いた。
振り返るとさっきの荒瀬休憩所のあずまやが見える。


下ったり登ったり,かなりアップダウンが多い。おまけに傾斜がきつい。
Tシャツもすぐにぐっしょり。水は思いっきり飲む。

ずっとウバメガシなど木の下を歩くので日焼けはしない。
ただ暑い。えら〜〜。

やっと2時間10分で千羽ガ岳頂上の休憩所。しんど〜。


あまり虫はいなけど時々アブが来るのであずまやの中で蚊取り線香をつけてお昼ご飯。
冷たいオシボリ持ってきて正解。Tシャツも着替えてすっきり。
ビールは当然,冷やし中華の冷たさすっぱさがいい。梨も冷たいし、あ〜極楽じゃ。

あれ?食べたり飲んだりしたのにリュックが軽くならない。
そうか、Tシャツとタオルがぬれて重いんだ。

帰りも登りや下りが何度もあってきつい。
途中「日和佐市内近道」という分岐から杉林の中を下る。すぐに下りれた。

車を置いた体育館で「えびす洞温泉」を尋ねると、
「知らないけど,白い燈台ホテルのかな?」と言う。
行ってみるとやはりそうだった。
この温泉がとってもよかったのだ。
露天風呂に入ると、まるで海にいるようなのだ。


四国百名山に入ってなかったら絶対登らない山だ。
ここに百名山に登る意味がある。
さまざまなタイプの山に登る。
四国のいろんな地域に行く。
これなのだ。
四国を知る,これなのだ。



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