平家平  05.01.10
(高藪登山口

高知3日目は木の香温泉(旧本川村)の朝風呂から始まった。
夕べの宿泊は3組。でもお風呂には誰もいない。
標高700mの露天風呂はうっすら雪。
レストランへは一度外に出るのでしっかり着こんだ。
コンクリートまで凍ってつるつるだ。
レストランの窓から見える194号線を走る車はスローだ。
凍ってはないと思うけど。
お部屋に戻ってゆっくり荷物をする。
雪山の林道では1台でも先に走ってくれてた方がいいので、
のんびり、だらだらする(せこい!)。
 
魔法瓶に温かいお茶を入れてもらって出発。
吉野川に沿った県道17号線は普通どおり走れる。
集落高藪から細い道。未舗装の林道4.2kmは雪で白い。
でも2台くらい先行車がいるみたいなので安心。
登山口に着くと高知ナンバーのプラドが1台。
よかった、ラッセルしなくていいわ〜♪(せこい)
 
11:00、出発。
ふかふかの雪で、しかも1人歩いた後なので適当に締まっていて
すごく楽だ。ラッキー!!
葉の落ちた雑木林の中をジグザグに登っていく。
気持ちいい!最高だ!
空の青さがなんともいえない。
 
11:48、尾根の左に回ると、木々の間から遠くの山が見える。
11:52、二つ目の橋を渡ると、一気に眺望が開ける。
冠山と平家平の絶好のビューポイントだ。
しかしまだ平家平は遠いなあ・・・

12:00、ちょっとこわいトラバース。左は見ないように・・・
先行者の足跡を踏みながら慎重に登る。
時々キックステップが踏めなくてズリッとなる。
先行者は足が長いらしい。届かんわー。
 
12:23、尾根に上がった。やれやれ・・・
今日はワカンの出番はないようだ。
 
12:29、足谷からの道と合流。
ここからは12月に歩いた道。ほっとする。
さっきのトラバースが怖かったし、
この先はもっと雪が深いだろうからアイゼンをつける。
 
おやあ〜、先行者が下りて来た!若者だ!
「ラッセルしてくれててありがとう!」と感謝。
「林道も先に走ってくれてありがとう!」と感謝。
はにかんだ彼は、「頂上手前で時間切れになった」、と残念そう。
そうか、若者でも無理なんだから、
年寄りの私らも途中までにしよう、と決めた。
2時には下山開始として、行ける所まで行くことにした。
 
でも足がアイゼンの重さで思うように上がらない。
それにこの尾根ではアイゼンは不要だ。
はずすのも面倒・・・・重・・・・。
 
夫の「せめて笹原に出て、大岩の下あたりでご飯にしたい」
という言葉に一歩一歩ゆっくり上がっていった。
13:23、やっと思う場所に到達!ばんざい!
やっぱり景色がいいのでがんばった甲斐があった。
伊予富士、手箱山が白い。

登山道の雪を踏み固め広くして、椅子を出し、
2時間半でやっと腰を下ろした。
発泡酒もおいしい!餅入りラーメンも!
 
14:05、下山開始。
アイゼンの重さがスピードを上げる。
スリスリ、滑るように下りる。ちょともったいない。
登り返しはきつい。
14:30、足谷との合流点。
トラバースも、くっと止まって危険を感じなくて済んだ。
 
登山口近くなって雪がなくなってきたのでアイゼンをはずした。
15:38、下山終了。あ〜、楽しかった!!!
 

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