三嶺 03.11.22〜23
三嶺林道、下の登山口に車を置いて10:50出発。かなり寒い。
来るときに剣山とジロウギュウの頂上付近が白くなっているのを見たので、
霧氷を期待しながら登る。
2時間で池に出ると、やっぱり霧氷だ!小屋でラーメンを作って食べる。
大阪の若者たちはテントにしようかこの小屋にしようか、迷っていた。
今晩は冷えそうだ。
三嶺頂上からカヤハゲまでは初めて歩く道。ドキドキ。
鎖がある下りの急坂で石が多い。
カヤハゲからは落ち着いて歩けた。3組ほどに出会った。三嶺泊りかな。
のぼったりくだったり・・・・。夫は15キロ、私は5キロ。いつもよりゆっくり歩く。
2時間で白髪分岐。ちょうど綱付森に日が沈むとこだった。
白髪避難小屋に着くと先客は高知の若者で、北海道まで放浪していたそうな。
道具の話などいろいろ教えてもらった。
夕飯はマーボー春雨丼。お湯割り飲んで早々と寝袋にもぐりこむ。
だんだん汚いことにも慣れてきた。顔も洗わず歯も磨かず着替えもせず寝れた。
夜中に目が覚めて外へ出たら、山の形もわかるし笹の葉の霜がきらりとしてるし、星の力ってすごいなあ。
23日、朝日を見てから、夫は水を汲みに。
倒れた標識から笹の中を南へ急斜面を下って行くと大きな水音がするので,
適当に下りていったそうだ。往復30分。
ありがたいお水で卵スープを作りおじやにした。
ミカンやりんごや、地上では珍しくないものでもすごくおいしく感じる。
荷物をまたパッキングするのが時間かかった。
掃除したり、ノート読んだりしてるうちに出発は9:50になってしまった。
あとになって反省。
今日は全部初めての道。どんな道かな、どきどき〜。
10:03、結構わかりにくい笹の道。赤テープを探しながら進む。
倒れた笹が歩きにくい。みんな好きに歩いているらしい。
10:22、1700mピークかな?高度計が無いからわからないけど・・・ね!!
三嶺が遠ざかっていく。あ〜、あそこからず〜ッと歩いたのねえ、自分でも驚く。
7,8人の団体と、汗びっしょりの男性グループ、単独男性3人ほどと出会った。
みんな「どちらから?」と聞きあう。剣からが多い。そりゃそうね。
中東山から来た女性もいた。
11:15、中東山の向こうに石立山。こんな高いところにこんな広い笹原が広がってるなんて、来た人でないとわからないよね〜、なんかうれしい。
飛んでる飛行機が大きく見える。やっぱり空に近いんだ!?
12:00、この辺は大好きな感じ。♪また歩いてみたい。
12:50、すっかり落葉した山は明るい。
石立分岐と高の瀬の間の、感じがいい場所でランチ。
水割り飲みながら「このロゼッタおいしいね。」「リゾットよ!チーズときのこのリゾット!」「うん、それそれ、ロゼッタストーンは食えないや」「?」
13:30、木の隙間から剣山とジロウギュウが見える高の瀬頂上。
トラバースの分岐はどこだったのかわからなかった。自然に導かれて頂上に着いた。暑くなってだんだん服を脱いでザックに入れるとザックが重くなる。
昨日と変わらぬ重さだ。(5キロの私が言うことか!)
高の瀬から下りるのが結構急だった。
13:45、標識には伊勢の岩屋と書いてあるけど、道はすっかり笹に覆われていた。
笹の中に緑の木が多くなって、だんだん丸石っぽい雰囲気になってきた。
崩れた小屋の横を通る。まだかな、まだかな・・・・。
ちょっと登って、14:14、やっと丸石分岐に着いた。2人でガッツポーズ!これでつぎはぎ縦走完成だ。よしよし、と自分をほめた。
ここからはこの前通った道。自信を持ってずんずんシグザグに下りる。
すっかり落葉して明るい森になっている。ヒメシャラの赤い幹がきれい。
15:08、国体橋に着いた。あとは川に沿ってほとんど平らな道を下りる。熊の調査をしている人がいた。この辺まで来ているんだって。
15:45、かずら橋を渡って国道へ出た。さあ、これから歩いて車のところまで行かなくっちゃ・・・。まだ一仕事だ。とりあえず名頃まで国道を歩いた。(誰も乗っけてくれない、って甘い考えね。)
16:23、名頃の橋から車までは、夫が荷物を置いて林道を登って、私はお堂の縁側で待っていることにした。
思ったより早く17:10、愛しの車が帰って来た。やった〜!すっかり冷えた体をいやしの温泉郷であっためた。ステキな山歩きだったわぁ。ヒューヒュー〜!
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