綱付森〜三嶺  04.4.17,18


「京柱峠〜一の森縦走」を達成するため、間で抜けてる綱付森〜天狗峠を行ってきました。

17日、東祖谷山村「いやしの温泉郷」にバイク置いて、30キロ離れた矢筈峠まで車で行く。
きれいに刈られた笹原の道は歩きやすい。6キロの荷物が重い私って・・・軟弱だわん。

右に高知県、左に徳島県を見ながら明るい笹原の尾根を楽しく登る。
アップダウン5,6回くりかえし2時間半で頂上。

冷たいビールがおいしい!!!でかい手製お稲荷さん、2人で10個をたいらげた。

ここから地蔵の頭までが初めての道。笹が刈り払いされてないのでめっちゃ歩きにくい。
雪以上の抵抗だ。

夫は13キロくらいの荷物。足がつった、とくたびれた顔。
前日に買ったスプレーを吹き付けると、よく効いた。念のためポカリ飲んで塩なめた。
振り返ってみた。


木の皮が鹿に剥ぎ取られている。糞がたくさん、と思ったら角が落ちてた。
はえかわったのねー。持って帰りたいけど、やめとこ。
地蔵の頭の巻き道はなかった。あれを越えるんだ・・・・

綱付森から3時間半でやっと地蔵の頭。最後の登り30分がきつかった。やったー!!
もうここでビール飲んじゃえ!天狗塚、三嶺、綱付森、周囲八方見渡せる。

天狗峠を経て30分ほど下りて今晩の宿「お亀岩避難小屋」に到着。

あらら、誰もいない。意外や、独占だ。テント場には一張り。
たらこスパ、サラダ、スープ、チーズ、オイルサーディン。
ビールはもう無い、さびしい、水割りで我慢。

夜も晴れて満天の星とはこのことか・・・・すごい。

18日、いい天気だ。
左に徳島祖谷、右には高知白髪山、すてきな稜線歩き!
コメツツジ(咲くのは7月)と笹がすばらしい。
西熊山頂上で、昨日歩いた山々を振り返る。


2時間半で三嶺頂上。コメツツジ保護のため一部が立ち入り禁止になっていた。
ここもオーバーユースだ。
頂上付近で西村先生の碑を見たり、池の周りに残った雪を見たり、
ゆうべ三嶺小屋で泊まった若者と話をしたり・・・。


さあ、ここから菅生へ下りるのも未体験ゾーン。


笹原のトラバースはちょっと滑りそうだった。
三嶺林道ができるまではこれがメインだったに違いない。道はしっかりしている。
自然林の中気持ちよく歩いてると、鹿のデート中を発見。ゴメンね、お邪魔して。

下りるにしたがって木々の芽吹きが見られ始めた。花はまだない。山桜が少し。
ヤブレガサ、シコクブシ、ウバユリ、の葉っぱばかり。
唯一ヤマシャクヤクが固いつぼみをつけていた。
モノレールにぶつかってびっくり。なんのため???

まだ歩いたことの無い道は長く感じられる。標高差1000mを2時間半かかって下りてきた。
民家の横に出てきた。道には椿が落ちている。


フデリンドウも咲いている。
振り返ると山肌の桜が美しい。
いやしの温泉郷に下りたところを写してみた。


さあ、これから夫はバイクに乗って矢筈峠まで車を取りに。
私は心苦しくも温泉に。ゴメンね、あなた。

夫は意外にも早く、3時間で帰ってきた。今回でバイクに懲りるかと思ったら
自信をつけて帰ってきた。困ったもんだ。

夫は大満足、小島峠(おしまとうげ)のクネクネ道も快調に飛ばして貞光へ。
ここで運転交代して冷たいビールで夫は超満足。おつかれさま!



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