筒上山   05.08.15


大瀧から4時間でやっとのこと手箱山。
なのに頂上はアブがいっぱい。
のんびりできるどころじゃない。
コモちゃんの突然の提案で筒上山へ行くことにした。

11:24、手箱山頂上を後にする。
(西にある三角点に行くのを忘れてた)
筒上山が見えてきた。あらあ、筒上山も曇ってる。

11:40、シモツケソウ、メタカラコウ、ミヤマヒキオコシ、シコクフウロ、ヤマアジサイ。
テンニンソウやレイジンソウやモミジガサのつぼみも膨らんでいる。
ステキなかわいいお花畑。


ここで今日登山者に初めて会った。
11:47、石鎚山はぼおっとしている。


快適な笹尾根の道。

12:04、「あれが鎖場やで」と、コモちゃん。下に見えるのが手箱越の修行道場。
 
 手箱越におりると1組の登山者が休憩していた。
私達は休まずにすぐに階段を登り鳥居をくぐる。
12:10、鎖場の下にリュックを置いて登りはじめた。

意外と怖くなく10分でクリア。雷の音が聞こえ始めた。
私の左足がつってきた。もう6時間も歩いてるんだもん。
でも筋肉スプレーですぐ治った。よく効くねえ〜。
笹原歩き10分で頂上。立派な祠。


手箱山の上に黒雲が・・・・・
遠くで雷の音も・・・・

もうひとつのピークはパスして、大急ぎで下山。
修業道場には鳥居の右側に新しい建物ができている。
どうやって作ったのかな・・なんて考えてる暇はなかった。
 
12:43、急に暗くなってきた。これ以後は写真を撮れなかった。
あやしいなー、早くしよう、と鎖に取り付いたら轟音とすさまじい雨。
すぐにパンツまで濡れてきた。靴の中もぴちゃぴちゃ。
とにかく鎖を下りなきゃ。歯をくいしばって下りた。
 
リュックに戻って雨具を出して着たけど、もう意味がなさそう。
こうなったらもと来た道は尾根歩きで危ないから樹林歩きの別の下りを使おう。
分岐点がどこかわからないけど、なんとかなるかな。。。。
何人かの人は木の下で雨宿り。
たたきつけるような雨。
コモちゃんは、待っててもだめだ、すぐ下りよう、と言う。
 
手箱越えから土小屋までは何度か歩いたので分かる。
鉄の階段、濡れて滑りそう。
雨の勢いは止まらない。
キレンゲショウマのところも通ったが、見る余裕がない。
それでも横目でチラッと見たら以前より減っている気がした。
テープがあるのに踏み跡があって荒らされてる。
 
道は川のようになっているが、どうせ濡れてるんだもん、ざぶざぶ歩く。
分岐の目印は右手に赤テープを巻いた大きな木。
それで右側ばかり見て歩く。
雷はまだ近い。一生懸命暗い中、ネットの記事を思い出しながら右手を捜す。
もし分からなかったら土小屋まで行くしかないなー、トホホだ。
 
13:30、あった!やれやれ!
標識もないのでちょっと不安だけど、これしかないわ!
笹も切られて歩きやすい思ったより広い道だ。
下だけ見て、どんどん下る。
ブナのステキな森のようだけど、見る余裕がない。
笹の中のジグザグ下り。
やがてシャクナゲの尾根。
間違うことのない道だが、広いきれいな道が左から出てきてた。
きっと、よさこい峠のすぐ下のカーブの登山口からだろう。
 
1時間くらいで、サポーターをしてない左の膝が痛くなってきた。
まずい。まだかなー、まだかなー。
雨はやんできた。
コモちゃんは軽い夏用靴なので時々滑って転んでる。
私は本格登山靴にしたのでしっかり止まる。
 
少し平坦になると体が冷えてきた。風邪引かないかしら・・心配。
ズブズブのTシャツを着替えてみたけど、もう既に雨具の中も濡れてるし、
ズボンやパンツまでは持ってないのであまり変わらない。
 
新しいのやら古いのやらの大きな倒木を越え、やっと沢に出た。
橋が流されて横になっている。
去年の台風かな?去年はいっぱい雨が降ったのにねえー。
沢を下りそうになり、いやいや、とよく見ると赤テープが対岸にある。
 
14:53、立派な橋。ここでやっとカメラを出してみた。濡れてたけど動いた。
 
14:56、やっと車道に出た!うれしい!
れいほくネイチャーハントの手箱山登山口だった。

さあ、ここから車までは下りだけど、歩いてどのくらいかかるかなー
 
県道石鎚公園線をとぼとぼ歩いて、1時間。4時に車に到着。
長かったー。雨はやんでたけど、靴がめっちゃ気持ち悪かった。
車の中で全部着替えてしばらくボ〜〜としてた。
乾いてるって、なんて気持ちいいんでしょう!
 
木の香温泉に行ってゆっくりあったまった。
本川神楽をしていたので見物しながら、アメゴの塩焼きと豆腐やお芋の田楽を食べた。☆
帰りは全部コモちゃんが運転してくれた。♪
反省してるのかな。




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