目黒鳥屋(めぐろとや)    05.11.27
(鬼ヶ城山、大久保山、八面山、小屋ヶ森、串ヶ森)


26日昼間は宇和島市で遊び(烏殿、泉が森)、薬師谷温泉に入って、
黒尊スーパー林道通行止め手前に車を停め車中泊。
木々の間から町の明かりが少し見える。空にはたくさんの星。
お布団敷いて、おやすみなさい〜〜。

27日、朝5時半真っ暗だけど、起床。
あったかいおじやとラーメンをランタンの明かりで食べ、
6時半出発する時はもう明るくなっていた。

てくてく林道歩き。
工事中の通行止めが無ければ登山口まで車で行けたのに、残念。
7:10、鹿のコルに到着。

大きな看板を写したりして出発。
遠くの海の方で雷の音。

シャクナゲのトンネルをくぐり登っていると、突然の雷雨。
一瞬でザーッと来た。
とりあえずツェルトを二人でかぶり、電車ごっこのように少しずつ歩く。
あまりひどく降るので止まって1人ずつ雨具を着て、お互いのザックカバーをつける。

15分ほどで雨は小降りになり、ツェルトをしまい、歩き始めるとすぐに鬼ヶ城頂上だった。

下っているとお日様が出てきた。葉っぱがキラキラと美しい。
8:22、猪のコルに到着。鬼ヶ城巻き道と合流。
権現山がきれいな形を見せている。
こっちの道を行くと黒尊スーパー林道に下りれるようだ。


大久保山へは、巻き道もあるけど、頂上を踏んでみた。
8:38、大久保山。鬼ヶ城はまだガスっている。

笹の周囲が黄色いのはそういう種類だからだろうか。
それとも枯れていくのだろうか・・・

8:56、八面山。鬼ヶ城はちょっと晴れてきたかな。



ここから方向を変えて、東へ下る。
赤滝山へいく道もあるので間違わないように。
すぐに平坦になり、小さい笹の生えてる道を行く。
両側はブナ。いい感じだ。まだ若いのか、細い木が多い。

9:33、奥千畳からの道と合流して、熊のコル。
もう笹はすっかりなくなっている。以前来た時は少なくともこれ以上はあったと思う。


「たるみ」へ向かって尾根を上がる。8分で巻き道へ入る。
右手にピンクリボンとケルンがあるのでよくわかる。
巻き道はしっかりしている。所々狭いが、歩きやすい。
苔むした岩で滑らないよう気をつけて歩く。
ごく近くで鹿のキイィという声。コモちゃんがまねをして口笛吹くとまたキィー、っと。
大きな鳥のバサバサッという音も。自然が濃いね。


10:00、荒野のような藤ヶ生越に着いた。

笹は枯れて落ちている。他の草ももちろん枯れているし、寂しげだ。
帰りに気がついたけど、土砂の流出量計測の箱が置いてあった。


1時には下山開始予定だったが、時間内に頂上まで行きつけそうだ。
ほとんど平坦な歩きやすい道。広い尾根も踏み跡はしっかりあるので迷わない。
ややこしいところには少ないけど赤テープがある。
10:06、小屋ヶ森。


アセビはとても元気そうだが他の木は落葉してヒョロヒョロ。
緩やかに下る。

狭い尾根になると風がビュウビュウー。もう冬だなあ。
この前まで汗びっしょりで登っていたのに、今日はフリースの手袋してる。
アセビの森に入っても風は襲ってくる。
三本杭の頂標までよく見える。


10:41、串ヶ森。


ゆったりした丘を登ると頂上だ。
11:02、やったー、目黒鳥屋(めぐろとや)!1157m。
なんてステキな山!干支の山最後にふさわしい。


広いのでのびのびしてるし、展望が良くて、胸がすっきりする山だ。


でも風があるので寒くて早々に下山開始。
少し下って尾根の下でお昼にした。
あったかいラーメンとモズク雑炊。魚肉ソーセージも。
コーヒー飲んでうるちに青空が出てきた。わーい!

感動的にきれいだったカマツカの赤い木。
惜しむようにゆっくり歩いて下山した。
吊尾根から見ると目黒鳥屋頂上は奥の薄い青色。ずいぶん遠くなったなあ。


大久保山の巻き道。今日のルートは全部歩きやすくよく手入れされていた。
だから、思ったよりも短い時間で歩けた。

14:42、鹿のコル着、15:22、車に戻った。
一人にも会わない、静か過ぎる山だった。

温泉はちょっと遠いけどお祝いに、以前から行きたかった小藪温泉。
春さんの数少ないAランク。期待通りだったよ。


今日の6つのピークはどれも1100m前後。
アップダウンもあまりない。時間の割りに疲れない山歩きだった。

とうとう、終わった干支の山シリーズ。
山選びに悩まなくていいのはメリットだったけど、
たいていの山がマイナーなのでルートファインディングが難しかった。
登る前の調べも大変だった。(コモちゃん担当)
とにかく思い出がいっぱいできた酉年。こんな年はもうあるまいて・・・・。

皆さん、応援(?)ありがとう〜〜。

松野町役場産業振興課のTさん、無事に頂上に行けましたよ。
登った人がいるか尋ねてくれたり、登山道マップを送ってくださったり、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。



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