鷲ノ山  05.01.04

今年の干支「鳥」にちなんだ山として選んだ最初の山、鷲ノ山(わしのやま)。

754年鑑真がインドの霊鷲山に似ているので鷲ノ山と名づけ、
ふもとに鷲峰寺(じゅうぶうじ)を作ったといわれる。

11号線国分寺町で県道183号線を南下。
登山口の鷲峰寺に着くと、小さい女の子達が坂で遊んでいる。
ローラーシューズいいねえ、と話しかけるとニコニコ。
この山登ったことある?と聞くと、ある!って。
 
13:44、本堂にお参りして左の登山道に入る。

ミニ八十八カ所を順番にたどって歩く。
メジロのかわいい声。
倒れた木をくぐったり、土砂崩れの横を通ったり・・・
四十二番の大師像は倒木でひび割れしていた。

このあとが土砂崩れで道が不明瞭。
仕方なく尾根目指して滑りやすい斜面を這い上がる。
 
14:04、尾根に出た。すごい風で耳が冷たくて痛い。
ミニ八十八カ所は右へ。コスミレサクラさんは行ってたなあ。
きれいな山だ、時間があったら帰りに登ってみようっと。

二十四拝の石仏がふたつ。
以前コモちゃんはここに出てきたようだが、その道はもう薄くなっていた。
木々の間から坂出の町や瀬戸大橋が見える。
堂山、六つ目山も。

14:12、小さいピーク。そして下り。
コウヤボウキの綿毛がいっぱい。
相変わらず風の音がすごい。笹が激しくなびいている。
尾根歩きといってもアップダウンがきつい。
草木をつかんでお餅で重くなった体を持ち上げる。
 
14:24、見晴らしのちょっといいピーク。285m。
府中湖の向こうに讃岐富士が顔を出している。
少し行くと岩があって、もっと見晴らしがいい。
頂上はまだ先だ。写真では見えない。右ピークのそのまた右。
あらま、ピンクのツツジが咲いてる。
讃岐平野に霞がかかったみたい。
 
14:32、コル。再び登り。
振り返ると下ってきた道が笹の中にはっきりと。
そして形のいい250mピークの後には五色台。
また滑りやすい急な登り。5分くらいだけどね。
14:42、竜王大権現の祠。昔は雨乞いをしたそうだ。

下のほうでズドン!という鉄砲の音。どこだろ?猪と間違わないでね。
ヤブコウジの道。
ちょっと下ってまた登る。滑りやすい。
14:49、4等三角点がある鷲ノ山頂上。
六つ目山と伽藍山。狭箱山は半分隠れている。
 
木々に囲まれて風が当たらないけど、ジットしてると寒い。
 
15:00、下山開始。
15:07、祠があるピークからは、来た道じゃなくて東へ延びる尾根を下りる。
赤テープがいっぱい。笹も刈り払いされて歩きやすい。
だんだん急になってきた。登ったらきついだろうな。
正面の堂山撮ろうとしても木があって無理だ。
 
15:30、木が倒れて土砂がぐしゃぐしゃで道が不明瞭。
なんとか正常な道に合流。
 
15:37、柿の木がある畑に出た。
振り返るとこんな感じ。

コンクリートの道になり、バス停「石船」に出た。
池の辺りで山を見ると中腹に白い旗がはためいていた。
松くい虫防除の農薬空中散布の目印だ。
まだ中止になってなければ、5月6月は登れないなあ・・・
それにマムシがいるだろうし。
 
ほどなく鷲峰寺の駐車場に戻った。
 
 
 
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