地蔵山 04.9.20
高松から8:10の直島行きのフェリーに乗る。
車は片道5250円、宇野行きに比べて高い!と言っていつもは自転車だけど、
今日は三つもすることがあるのでそうは言ってられない。
あら、今までにないほど車も乗客も多い。??
休日は5,6台なのに、今日は20台くらい。
やはり地中美術館だな。まさか、豊島産廃の溶融炉見学ではないだろう。
9:10宮之浦港に着く。目の前の山がこの前火事にあった。
まだ黒いまま。ところどころ新緑のような緑も見える。
台風で被害があって、庭先の木などが赤く変色している。
床上浸水の家も多かったのだ。
地蔵山、123m。小学校裏手の山。四角形の鉄塔が立っている。
「里山に遊ぶ」によれば、登山口はみやんだ池からと中学校からの2箇所。
まず、みやんだ池近くまで行ってみる。ぜんぜんわからん。
通りがかりのおばさんに聞いたり、おじさんに聞いたり。
みんな「昔はのぼっりょったけど、今は登れんやろなー」
1時間ほどうろうろした。
結局、中学校を回ってみると、やっとこんなところが入り口と分かった。
何の印もない。10:40出発。
この山は昭和52年に山火事が起きた。今は緑色。
道ははっきりしているが、サルトリイバラがはびこっていて痛い!
それにくもの巣がべっちょりくっつく。コモちゃんが露払い。
10:50、中学生が「道」と書いた岩についた。
離れた大岩に、ウィンクしたような顔が書かれている。
生徒が描いたのかな、どうやって??
(下山したら運動場からこの大岩と別のもっと大きい顔の岩も見えていた)
ここから少し急になる。
えぐれたような道だ。汗びっしょり。シダに覆われて道が見えにくい。
11:03、展望のいいところ。本村や豊島が見える。
11:10、さびた鉄塔跡を過ぎて、頂上。
遠くから見えてた四角い鉄塔はもう少し先にあった。
三等三角点。ちょっと広くて遊べるくらい。
木の隙間から大槌がぽっこり。瀬戸大橋は曇って見えない。
安藤忠雄作の地中美術館(階段式の塩田跡地)の屋根(?)も見える。
木蔭もないので汗を拭いてお茶飲んだらすぐに下山。
20分で終了。
さて、つぎは古い集落の本村にカフェができたという夫の情報で、
車を港の釣り客の横に置いて、暑い中、路地をうろうろする。
ベネッセの「家プロジェクト」が3軒あるところ。観光客というのか、
美術館のお客さんが自転車に乗ったり、歩いたりしている。
意識して家々もそれなりにきれいにしている。
件のカフェは人でいっぱい。
仕方なく美術館でお昼にすることにして、また車に乗る。
積浦の「ふるさと海の家つつじ荘」を過ぎ、
ベネッセハウス入り口の横の道を上がる。
2キロほど行くと駐車場兼チケット売り場。
混んでて、30分待ちだと言われた。携帯やカメラは取り上げられる。
20分待つと順番が来て、離れた美術館まで歩いていく。暑い。
道の側にはモネの庭を真似たらしい、睡蓮の浮かんだ池(?)がある。
・・・・後は、とにかく一度行ってみてください。説明が難しい。
コンクリートでできたかくれんぼ場?
山でガスに包まれたような空間もあります。
モネの絵(すてき!)を見るところは靴を脱ぎます。
カフェでランチプレート、スープ・サラダ・クロワッサンサンド。
ジュースは輸入物、他もみんな都会の味。
これが直島や豊島の生産物だったらいいのにな。
(余談ですが、ベネッセが島で購入するものはほとんどないそうです。
雇用もないらしい。確かに、目にするスタッフは都会風な若者ばかり)
宮之浦に着くと朝より混んでいる。
都会(?)の若いお客さんが多いようだ。
さっきまでいた世界と、目の前の時が止まったような何もない港の風景、たこ焼き屋など、
若者にはこの落差がおもしろいのかもしれない。
14:20のフェリー、30年間で見たことないほど混んでいた。満車に近い状態。
先頭の2台の真新しいジェットパッカー車には「飛灰」と書かれていた。飛灰とは焼却炉に残った灰のこと。
直島では「有価金属リサイクル施設」「溶融飛灰再資源化施設」ができている。
そこへ運んでるんだなあ。
お墓参りもできたし、充実したお彼岸の1日だった。
あ、もちろん、お墓参りがメインイベントだったことは言うまでもない。
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