鉢ケ森 03.7.5
5日、雨がやんだけど決断つかず、のろのろと9時過ぎにやっと出発。
大豊ICで下りて32号線を少し北へ戻って、
439号線に入り、梶が森の方に行く。
八畝の看板で梶が森の道と分かれる。
南大王川に沿って走る。すぐに未舗装になる。
かなり大きい石がゴロゴロしている。
まるで川のように水が流れてくる。
左下崖を見ると朽ちた家が見えた。
昔は人が住んでたんだ・・・もう何年になるんだろう・・・
橋を渡ると、突然舗装道路になる。
ものすごい山の中、誰も通らないのに舗装?
あら、1台駐車している。釣りかな?
あらら、また未舗装。くねくね上がっていく。
やっと松尾越えの登山口。
12時20分出発。少し青空ものぞいている。
ほとんど水平な道。いや、若干下りだ。
背丈ほどの笹の中、払いのけながら進む。時に潜って・・・
ぐっと下るとコル。「ゴトゴト山」という標識どおり進む。
まだ笹の中を泳ぐ。
すぐに分かれ道の4差路。
大豊町と香北町の町境はきれいに笹が切られている。
まっすぐ進む。この山は自然林で、登山道は木々に隠れて、
まったく日焼けの心配がない。虫もいないし、いい。
地主さんの「山を大切に」の看板があり、
突然明るくなって、白い石がいっぱいの場所に来た。
これがゴトゴト石か・・・。(ゴロゴロ岩と呼ぶ本も)
これを登るのではない。
周りはミツバツツジ、ドウダンツツジ、ヒカゲツツジ・・。
5月に来たかったなあ・・・さぞかし・・・、だろうな。
岩の上を幼げな鳥がばたばた歩いている。
やがて苔むした岩がいい感じの庭のようなところ。
その横を今日初めての急な登り。
蒸し暑くなってくる。
やっと広い笹原に出た。解放感がある。
梶が森が見えるはずなんだけど・・・遠くはガスで見えない。残念。
あと少し上ると頂上だった。1時50分。
誰も来ない(今の時期は誰も登らないよね)ので、
汗拭いてTシャツ着替えてさっぱり。
安徳天皇が悪霊を鎮めるために鉢(かぶとの頭部)を埋納した、
と言われている。伝承の山だ。
石の祠と注連縄がある。
2合のおにぎり。きゅうりの塩もみ。
途中の立川SAで買ったバーベキュー串がおいしい。
デザートはビワと羊羹。
帰りは周遊しようとしたけど、東へ下る道は見つからなかった。
仕方なく同じ道を帰った。3:40下山終了。
車に乗ったとたん雨がザ〜。
帰りはもうあの石だらけの林道を帰る気はしなかったので、
谷相林道で南へ帰った。未舗装だけど、石もなく平らで安心だ。
途中から舗装になった。30分で民家。
あと20分で物部川に突き当たり、
美良布に出て、195号線。高知方面へ向かう。
高知工科大手前の「夢の温泉」。
まだ5時なので一組の親子しかいない。
大きな窓に桜の木がかぶさり、その向こうに物部川が見える。
きもちいい!
♪あ〜、変化のあるおもしろい山だった、楽しかった!
思いきって出て来てよかった。
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