冠山・平家平  04.12.19
(足谷登山口)

あわよくば霧氷が見れるかも?と思い、
冠山へ。
 
西条ICでおり、11号線経由194号線へ。
台風による土砂災害で通行止めになっていたが、
一箇所片側通行で通れるようになっていた。
 
本川トンネル手前で県道17号線へ。
大橋ダムが見えたらすぐに足谷林道へ入る。すぐに荒れた未舗装道になる。
6キロで登山口。れいほくネイチャーの看板が二つ。
先に平家平行って、縦走して冠山に行く予定。
先客は高知ナンバーのXトレイル。
 
8:50出発。暖かいから霧氷は無理っぽい。
住友林業の看板。しっかりした登山道(作業道?)。
10分で最初の沢を渡る。すぐに二つ目の沢。

スギ林の中、ジグザグに登っていく。
しんどくて超スローペース。
9:24、冠山へ直登する道(かな?)の分岐。
杉林の中、結構急なのぼり。苔むした石や木の根っこが多い。
滑りやすいので、ゆっくり登っていく。
ヒノキ林になっても手入れされているので比較的明るい。

東に向かって巻き道のような緩やかな登り。
一箇所ザレ場があったが、特に危険ということではなかった。
自然林の中、足谷川へ流れ込む沢をいくつか渡る。
本では2時間で平家平ということだが、まだまだだ・・・
この道、長いなあ・・・
 
10:30、尾根の先っぽに着いて、回ってみると、
ヤッホー、明るくて広い展望が!

小さなヒノキが倒れたりしている。

10:40、高藪からの道と合流。これからは尾根歩き。
救護D地点とかC地点とかの板がある。
高藪から平家平の道は2年前の高知国体で、
少年男子の部のルートだったその名残かな。
平家平の笹原が見えてきて、俄然元気が出た。でも結構きつい。
まわりは細いブナの林。絵に描いたような高原の道って感じ。

笹原に出ると風がきつい。1枚はおって、えっちらおっちら登る。
 
11:30、やっと平家平。長かったー。
誰もいない。風がビュウビュウ。
360度の展望も、青空がなく今日はぼんやりしている。
別子方面は雲海だ。

時間がかかりすぎてるから、ここまでにする?と夫に聞いたら、
「いや、冠山まで行こうよ!・・・行くよ!」ときっぱり言われてしまった。
そうね、この縦走がしたかったんだから行かなきゃね。
 
お天気がよければどんなにかすばらしい尾根歩きだろう!
と思いながら何度もアップダウン。
男性2組に会った。
風の強い尾根だ。フリースの手袋がちょうどいい。
 
12:20、やっと冠山頂上。久しぶりにがんばったなあ。

でも遠くの山々はぼんやりしている。ちち山の稜線が懐かしい。

夫は本当においしそうにビールを飲む。
プリン体99%カットの発泡酒だけどね。
ラーメンの具に水菜も入れたら、グレードアップした気がする。
 
日暮れが早いので13:00には下山開始。
急にガスってきて、笹原のウラジロモミも見えないほど。
平家平に着くとますますガスが出てきた。

高藪からの道と合流してから気温が上がってきて、
ガスも晴れてきた。
尾根で高藪からの人に会った。
登山口までの林道は荒れてるけど、登山道の方はいいそうだ。
15:55、登山口で愛車が待っている、ほっとする瞬間だ。
 

温泉は、木の香温泉。年末でみな忙しいのかすいていた。
静かなレストランで「きのこと本川村の芋スパゲティ」、「アメゴ丼」。


☆期待の雪も霧氷も、青空さえも無い今日の山歩きでしたが、
7時間山の中にいて山の空気が吸えただけでも、
幸せを感じます。感謝!
 


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