カガマシ山    01.7.1


新宮インターで下りて県道5号線を南下、
ねむの木がサーモンピンクの花をつけて,きれい!大好き!
県道に車を置いて,11時前という遅い時間から登り始めた.
初めからきつい登り,20分で「原生林遊歩道」と書いた立派な看板.
その左に見晴台.



見晴らし台の前の道を行こうとしたら下っているし,様子が変なので
登り口に「原生林遊歩道は崩落個所があります」と書いてあったけど、
下りの道よりいいだろうと、原生林から登ることにした.
(帰りに分かったけど,笹が胸まである道が稜線への道だったのに
気がつかなかったのだ!赤いテープがもっと左にあれば気がついたのに.
この分岐点は3差路でなく道は4本あったのだ.)
初めは見た事のない花が群生していて,ホクホク.


ベビーピンクの繭のようなつぼみ.ギンバイソウ。

道はゆるやかだし、ブナもたくさんあって,いい感じ.
崩落は5,6箇所あったがおとっちゃまの私は怖かったけど,
でもどうにか行けた.1箇所水場で間違ってとんでもない方向に行ったけど,
赤いテープに助けられた.
やっと尾根のような所に来て石楠花の木もいっぱい.

でも大きな岩があったので私は「下の道を行くわ,きっと一緒になるんよ」
なんて勝手に考えて別行動.これがまちがい.全然一緒にならない.
お互いの声が遠くなる.
戻ろうとしたら怖くなって,「こうやって遭難するんだ」・・・・なんて.
鹿の親子に会うことも、と本に書いてあったから、
出来れば一人じゃないときに会いたいし,早く戻ろう、とあせる.
私達以外誰もいない山で「お〜い」「おーい」.
これで30分損した.

シャクナゲの所に来た.分県ガイドには通行困難、引き返せ、と書いてあるけど,
嶺北ネーチャーハントブックにはそう書いてない.最近の足跡もある.
十分気持ちも疲れてるから引き返すのはためらわれた.

でも,そこから稜線までがすごかった.草木をつかんで四つんばい登り.
直角のとこもあった.今までで一番えらかった.ズボンもシャツもどろどろ.
分県ガイドが正しい.

1時間以上かかって、やっとこさ稜線に出たら2時.
もう疲れはて、お弁当も美味しくない.ビールだけが美味しい.


夏椿

白い小さい椿のような花が咲いてる.
それより小さい白い花(ヒメシャラ)がいっぱい道に落ちていた.
頂上まで行こうとしたが笹が胸まであるのでもうやめた.



稜線を下ったが,最後の方はかなりきつかった.
もちろんさっきの登りに比べればなんてことない!

今日の温泉は大歩危サンリバー.
建てなおしたとかで,新建材の匂いがぷんぷん.
浴室に入ると塩素の匂いがした.



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