奥野々山 05.06.25
193号線塩江経由で吉野川を渡る。水が少ない。
旧穴吹町を過ぎ、旧山川町から「高越山」「ふいご温泉」の標識に従って
狭い旧道を行く。「こうつの里」や「少年自然の家」看板横を通る。
着いた船窪ツツジ園は樹齢300年のオンツツジの森。
2,3本まだ赤いのもあるけど、もう今は緑の森。
高松から2時間足らずで登山口、これはうれしい。
8:52、車道を少し戻って杉林の中の立派な広い道を上がっていった。
遊歩道らしい。
9:04、あれれ、車道に出てしまった。???これは違う。
仕方なくそのまま進んでもうひとつの登山口に変更することに。
車道脇には夏椿やキツリフネやサワギクが咲いている。夏だなあ。
9:10、「奥野々山」の看板から二度目のチャレンジ。
かなり木が茂っている。サルトリイバラや野ばらのトゲが痛い。
苔むした石段があるので古い道なのかな。
でもそのまま行くと下りになる。変だな。尾根に上がるはずなのに。
うろうろと上がる道を探したが見つからないので分県ガイドを取り出し読んだ。
どうも違うようだ。
9:17、はじめのところからもう一度やり直すことにした。
駐車場に戻ってあらためて眺め回すと、山小屋(?)の右手に細い薄い踏み跡発見。
これなら分県ガイドに書いているように剣山方面も見える尾根歩きになるはず。
9:40、再出発。50分もロスしてしまった。
ナルコユリやアザミがいっぱい。植林帯なので涼しくて歩きやすい平坦な道だ。
右手遠くに見える剣山や三嶺はかすんでいる。手前は半平山。
ヨツバヒヨドリ、あと少しで咲きそうだ。
9:57、ピークのT字路。右の下りの尾根の向こうには奥野々山が見えている。
ガイドブックには尾根を下りずにこのまま進んで、
出会う道を右へ行け、とあるのでそうする。
お〜、アサギマダラがアザミにとまっている。じっとして動かないのでラッキー!
10:06、「登山道」のシルシがあってその先に右へ折り返す道が見える。
左手は急斜面だ。狭いが踏まれている道。
木が倒れて道にかぶさり崩れて、通るのがちょっと怖い。
先にコルが見えてきた。あと少しだ。
10:17、あら、急に道がなくなった。下を見ると未舗装の林道。
ガイドブックは10年前発行なのでこの林道がまだなかったのね。
林道が登山道を壊してしまったのかな。
すごい崖なので少し戻って下りやすそうなところを滑り下りた。
林道を少し行くとさっきのピークからの尾根道と
これから登る急坂の道の十字路になっている。
予定通りだ。このコルは標高1045mくらい。
林道は鎖で閉まっている、ということはここまで車で来れるのかな?
10:24、急登に取り付く。アカショウマとタツナミソウの競演。
振り返って、コルの様子。
植林帯なので涼しいが、何しろ急なので汗がどっと噴出す。
何度も水を飲んで休む。
ナベワリも見つけた。
10:47、やっと急登が終わり、ブナが出てきた。
自然林の尾根は深山の雰囲気。トラロープもあり、おもしろい。
10:53、頂上。崩壊しかけの神社の裏手だ。三角点はない。
Tシャツを着替え、冷たいお茶を飲んでワラビモチのおやつ。
虫が多いので早々に下山。
朽ちかけた神社の表に回ってみると傾いた簡単な木の鳥居があり
その前には参道らしきものが向こうへ続いていた。
昔はにぎやかにお参りしたりする風景もあったんだろうなあ。
11:06、下山開始。
11:26、コル。元来た車道で帰る道か、この尾根の急登でピークに戻るか・・・
違う道がいいということで急登を選ぶ。
ナワシロイチゴやウツボグサもあって写真撮りながらゆっくり上がる。
11:44、100mくらい上がるとさっきのT字路ピーク。
11:56、車に戻った。
午後になっても剣山三嶺はぼおっとかすんでいる。
急いでふいご温泉に行き、汗を流す。さわやかー!
1時過ぎてたので食事をして、夫は生飲んだので私が運転して帰ったが、
午後の用事には間に合った。
半日でアサギマダラもゲットして、うろうろしたけど楽しい山だった。