建設地:奈良県橿原市 数寄屋風住宅です。

木戸を開けると竹垣を配し、
庭を直接見せない演出をしました。

一鉢の花に季節感が漂います。

実は2世帯住宅です。
先ほどの竹垣の前で
アプローチを左右に分けています。
間に庭を配し、
その庭は茶室への露地になっています。



玄関横の地窓です。
露地の蹲が景色として
見えるようにしています。
朝日がきついため
右のような格子を
付けました。
光は押さえられても
景色はみえます。

和室はオーソドックスな書院造風です。



和室から掃出しを通して露地をみる。
炉は切っていますが、
今は夏のため風炉を出しています。



和室にも簾を吊るしました。
涼しげな風情に変わりました。
簾も国産のいいものは結構高いものです。



簾を吊るすための付庇を見上げる。



和室から見返した露地の景色。
庭はきれいに手入れされています。
もみじは柔らかい風情を醸し出してくれます。



露地から和室の客口を見た景色。



簾を吊るした景色。



唯一の洋室とも言えるリビングダイニングルーム。
化粧梁の付いたスロープシーリングで吹き抜けた部屋です。
非常に落ち着けるいい空間です。



トップライトから入ってくる柔らかい光が
洋室に違和感の無います格子戸と
施主が購入されたセンスのいい家具にあたり
落ち着いた明るさを醸し出しています。