佐世保基地視察

地図をクリックすると拡大します。        2008年5月17日


  長崎県は沖縄・神奈川に次ぎ米軍基地を抱えています。米軍佐世保基地です。佐世保湾は横浜港の2.5倍、神戸港の4倍、長崎港の10倍もの広大な水域を持つ天然の良港です。この港の実に83%が米軍への提供水域なのです。この内、米軍の立ち入り許可が必要な水域(A制限水域)と航行以外はすべて許可のいる水域(B制限水域))の合計は4分の1を超えているのです。
  佐世保港は補給・兵站基地としての役割に留まらず、在日米軍再編強化を先取りするかたちで、戦闘機能を強化し、即応体制を整えた直接出撃基地としての役割をいっそう強めています。
  ここ毎年のように原子力空母が寄港し、準母港化を図っており原潜やイージス艦が頻繁に入港しています。

海上から基地の視察をしました

文書の下に写真があります。

  海上から、日米軍事一体化や、先制攻撃の即応体制などの先取りが進んでいる様子が確認できました。そして、この港が、直接イラク戦争と深く関わっていることや、日本の屈辱的な従属関係を再認識させられた視察でした。
  桟橋を離れて直ぐに米軍基地に並んで翻る星条旗と日章旗が目に入り、まさに日米軍事一体化の象徴をみた思いです。星条旗の下に、イラク攻撃の戦死者への弔意旗も掲揚されていました。
   広大な水域を持つ湾内にもかかわらず、視察中、この水域に行き交う船はなく、目にしたのは軍艦と湾を取り囲むように置かれている弾薬庫・貯油庫ばかりでした。長崎港でもイージス艦や護衛艦の停泊は日常的ですが、灰色の艦船とフェンスで囲われた軍事施設、なにもない海岸線ばかりの港内、は不気味です。 改めて日米軍事同盟への怒りとともに、多くの人にこの現実を伝える取り組みの大切さを感じた1日でした。

  

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司令部 イラクへでかけた補給艦おうみ 赤崎貯油所
崎辺LCAK駐機所 避雷針に囲まれた弾薬庫 自衛艦
貯油所 貯油所 貯油所
貯油所 貯油所 避雷針に囲われた弾薬庫