三菱長崎造船所で建造された、ありし日の姿である。いずれも太平洋戦争で海の藻屑と消えた
写真は第二ドックハウス(グラバー園)展示から
巨大戦艦「武蔵」は「大和」と同型の世界最大の軍艦であった。
全長263メートル。最大幅38.9メートル。主砲9門(最大射程約40Kメートル)搭載機7機。
極秘で建造された同艦が進水するときは山や丘陵はもちろん港が見える全ての道は封鎖され、海に面した家屋の窓はすべておろさせられ、警官を総動員して警戒にあたったという。
1944年フィリピン群島沖シブヤン海で轟沈。わずか2年2ヵ月の艦齢は建造に要した年数より短かった。
あるぜんちな丸は当初、世界一周の豪華客船として建造され太平洋航路などに就航、後に、空母に改装(海鷹・かいよう))されて、主に航空機運搬に当たった。
2代目あるぜんちな丸は南米移民を運んだ。
浅間丸は、サンフランシスコ航路の就航した当時の豪華貨客船である。1944年、軍に徴用されていた同船はバシー海峡で沈められた。